ぼーちゃさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全53件
  1. 評価:5.000 5.0

    NEW
    加害者と知らずに愛を向ける

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    ヒロインは卑劣な策略に利用され、エゼカイル少佐を害する実行犯にされてしまう。
    彼女はその罪の意識に耐えられず、自分のために盲目となってしまった少佐を身近で介護するため、素性を隠して侍女となる
    陰謀の果てに盲目となった少佐の激しい苦しみと、それを支えるローズ(ヒロイン)
    ほどなく2人は恋に落ちるが…

    身分を隠して懸命に世話をするローズは、少佐にとっては一筋の光。彼女をひたすらに愛するようになる。
    だか、ヒロインの正体は少佐の憎き敵でもある。
    この愛憎が苦しくも美しい

    ヒロインもまた、心から少佐を愛しているので彼の目が直るように必死に手を尽くし、ついに少佐の目が光を取り戻す日が来るのだが、その時こそがローズの去る時だった。

    うーん。。。姿を正直に見せて罪を償えば良いのだけど、それを選択しないローズ
    そして光を取り戻した少佐は彼女を探し求める

    2人の気持ちが本物だからこそ、どこかで許しあい真の敵(アケナウス)を討つ時が来れば良いなと願っている

    基本的に切ない話

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    ツンデレの反対の公爵様

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    貧しい生活から家族を守るため、必死で働く没落貴族令嬢であるヒロインのステラ
    そんな彼女は王命により公爵であるカリアンと結婚することになる

    何が面白いって、夫である公爵がステラに最初から飛ばし気味にデレデレしっぱなしなこと

    「彼女には男関係にだらしないという悪い噂が多く、スパイである可能性がある」

    などと疑ってかかるものの、素直で愛らしく美しいヒロインに速攻で惚れてしまう

    大半の契約結婚ものは、夫側からの疑いが強くいつまでも理解されないヒロインに読者側も心を痛めるのだが、この漫画はむしろ表面上は終始妻を愛でて庇って助けている

    つまり、めっちゃラブラブ

    心の中でちょっとだけ、自分の意地のためにツンになってみたりもするが、その程度

    どこが傲慢でどこか後悔なんだろ?
    と思いつつも、このツンデレ野郎(デレが表面)から目が離せない

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

    愛情不足のイケメンモンスターを育成

    家庭に恵まれず愛情不足に育った義理の弟(カヤくん)のSOSサインを放っておけず、母親のように広い心で受け止め愛情を与え続けるヒロインの嵐子。

    彼女自身も引きこもり気味なのだが、「自分しか彼を救えない」と必死になっている間にカヤくんが嵐ちゃんに執着を示し出す。

    カヤくんのその子供の求愛のような執着が本当の愛情に変わる時が、この漫画の節目。
    主役の2人だけでなく、脇を固まるナスくんと心羽ちゃんもキャラが良く面白い

    ポイントはカヤくんがツボを抑えた上(セクシー)で、なんとか嵐ちゃんを振り向かせ手に入れようと押しまくってる点。
    子供っぽさもあるし、危うさもあるモンスター

    彼が相手の身になり、与える愛を体得する時が楽しみ

    • 1
  4. 評価:5.000 5.0

    良作。女に嫌われないタイプのダメ男くん

    ストーリーはシンプルで先が読めるのだが、話のテンポが良い。
    主人公の2人の個性も良く、安心して見ていられる。

    里村くんは流石にこれは社会人としても男性としても情けないか??と思えるレベルなのだけど、ヒロインも割とお互い様なんだな、これが。

    この漫画のこういったバランスの良さが、独特なポップさと面白さを出している。

    短くまとまって読みやすい。良作。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    周囲に望まれる自分を演じている学生時代

    読むべき漫画。名作。
    ストーリーが特にドラマチックに流れていくわけでは無いが、キャラクターがそれぞれとても良い為、日常の中にドラマがあるような仕立てになっており、若く子供であるが純粋で美しい高校生達の空気感が良く出ている。

    ヒロインは周りから浮いている自覚があり、孤独を感じている。
    そこに声をかけてくれる同級生男子は、正反対の人気のあるサッカー部のイケメン。

    まるで「君に届け」のような設定だが、若干こっちの方がリアリティがある。
    お互いの存在が自然で、惹かれ合う過程が分かりやすい。

    ヒロインの思いと言葉が丁寧なため、モデる彼との距離が縮まるようで縮まらない切なさ辛さが良く分かるし、彼もまた、周囲に望まれる自分を演じていたことをヒロインを通して知ることになる。

    2人が恋愛成就した時にはちょっと泣きそうになってしまった。。。

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    里帆と間宮の関係性が秀逸

    大学生の里帆は清楚で可愛らしく見えるらしく、モテ系。
    だが、落とすまでは真剣になるがその後は急速に冷めてしまう恋癖があり、恋愛にのめり込まない自分を自覚している。

    そんな彼女を中心に、複数の恋愛群像劇が進行する。
    百戦錬磨の雰囲気を漂わせる里帆に、不器用で自信のない同級生である間宮がアタックをかけるのだが。

    間宮くんがとにかく等身大で良い。
    カッコつけても全然続かないんだけど、素直な男の子らしい一途な可愛さ。
    恋愛強者の里帆に、彼にできることは何か。(あまり無いんだけどね)
    里帆はいつしか本気で彼のことを思い出すのだが、その過程こそがこの漫画のストーリー

    もう一人のヒロインである、成美の恋と失恋と成長話も良い。

    個人的には塚本先輩の苦悩がよく分かる。
    彼は外見だけではなく人格的にもワンランク優れているため、普通の人たちの葛藤からは蚊帳の外に置かれる。

    彼と成美の恋愛ももっと濃く見たかった。
    里帆・間宮とは違った、美男美女の大人でセクシーな雰囲気になったはず。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    名作。鍵である吉乃のスケールが大きい

    関西893の娘である吉乃は、ある時祖父に「東京に行くように」と言われる。東京で、彼女は世話役となる深山霧島と出会う。同級生でもある霧島は完璧な男子高校生なのだが、吉乃は違和感を感じるのだった。

    表面は穏やかな仮面を被っているが中身はどこか破綻している霧島。
    彼の個性に目が行きがちだが、吉乃のキャラ秀逸。
    やる時はやる凄みがある。(JOJOか。笑)
    孤独と強さに裏打ちされた美しさ。
    加えて関西の大所帯で男達に囲まれて育った庶民性と親しみやすさ。
    その外見と中身の美しさに、霧島がどんどんと惹かれていく。

    大阪にいる吉乃の幼馴染の翔馬、霧島と敵対するアザミ。
    やばい男達(もちろん全員イケメン)に囲まれて、吉乃の運命は??

    とても楽しみにしてます

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    復讐をするのは実は夫の方

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    良くある令嬢のビジネスサクセス自立系話(長いけど分かりますよね?)かと思いきや!!!
    本質が全然違う。そこがこの漫画の面白さ。

    ロザリン(ヒロイン)は平民だけど金持ち娘。
    非常に有能なのだが、女であると言うだけで父と兄に軽んじられ、商団の後継者の座にはつけない。
    代わりに父は倒産しかけの金のない王家との結婚を娘に持ちかけるのだった。

    初の平民として王家に入るが、プライドの高い王族に冷たくされ苦労するロザリン。
    最初はビジネスライクなギブアンドテイクの関係のつもりだった夫(皇太子)だけが、唯一彼女の味方となる。

    夫婦愛がとにかく尊い。
    基本的に辛い話のオンパレードなのだが、この夫婦の絆がしっかりとしているため成功を願ってしまう。

    途中、強いはずのロザリンが正気を失うほど辛い出来事があり、そこから皇太子がお飾りでなく力を発揮していく。
    妻子の受けた傷に復讐するのは、実は皇太子だった。
    彼は国そのもののあり方を変えていく。

    全てを覆す力。
    2人とも本当にお疲れ様でした。
    外伝では2人には是非とも幸せになってもらいたい〜

    • 1
  9. 評価:4.000 4.0

    追わせる女になる方が結局は得

    不思議な魅力のある話。次々と読んでしまう

    ロウェナ(ヒロイン)は美しく善良で、素朴な娘。
    田舎から夢を膨らませ上京する際に、偶然キリアン・デヴォンシャ公爵と出会う。

    頼りにしていた友人に騙され一文無しとなった彼女は、結果として助けてくれたキリアンの愛人となる。
    ロウェナは愛人という境遇のせいか怯え、いつも不安定。
    だがある時、引け目を感じる自分の人生を変えるため、公爵の前から失踪する。

    ロウェナは2回ほど逃げるが、いつもいつまでも金がなく弱っちい。
    誰かの親切に頼らざるを得ないため、そこから足がつき公爵に結果的に見つかる。

    なぜか公爵も逃げた女なんて放っておけば良いのに、いつも探しちゃうんだよね。
    弱小動物のようなロウェナが、実はキリアン(肉食動物)を愛と執着で支配して、意図せず追わせている構図が面白い。
    強くて怖い男にびびるふりして、実際は追いかけられると喜んで尻尾振ってる感じ。

    とにかくロウェナの逃げっぷりと公爵の追いっぷりの半端なさがこの漫画の本質なので、同情から巻き込まれて振り回される周りの人達に、心から同情してしまうわ。。。
    夫婦喧嘩は犬も食わない。のが正解なのですよ。

    • 1
  10. 評価:5.000 5.0

    真の愛を問う話

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    ブレイク(皇子)とアンシア(ヒロイン)の壮大な愛が国を救う話

    前半と後半で、話の表情が全然違う。

    貴族令嬢のアンシアが、顔にあざの出来る死病で見捨てられている状態の皇子に寄り添うところから前半がスタートする。
    転生者でもあるアンシアは、ブレイクの気高さと愛情深さ、王としての資質にいち早く気づく。
    そうして、表となり影となり、献身的に彼を助けていくのだった。

    まるで母親の育児日記のような前半パート。
    2人とも子供でブレイクもとても可愛い。

    でも、それだけでは終わらないのがこの漫画のスケール。
    アンシアはただの世話女房ではない。
    優れた善性と能力を持つ彼女は、ブレイクにかけられた複雑な呪いを解くため、ついに命をかけるのだった。

    後半は、アンシアのおかげで呪いが解け、一躍社交界の寵児に躍り出た大人のブレイクが突然消失してしまったアンシアを求めて彷徨い続けるところからスタート。
    彼らの愛情が、決して幼い頃のおままごとではなかった事が、ブレイクの行動により次々と証明されていく。

    この漫画の底にあるのは実は愛情のもつれ。
    国家建設時に、野心に囚われた男により運命を狂わされた女性を真に救済するとはどう言うことか。

    ブレイクが以前と全く姿形の違っているアンシアを即座に見つけ出すのが、その答えとなる。

    真の愛は表面的な姿を必要としていない。
    現代のルッキズムにも通じるテーマか。

    • 2

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