4.0
家父長制度の歪みを夫の愛が正していく
毒親である父の歪んだ教育のため、自己肯定感の低く臆病で小心なマクシー(ヒロイン)。
貴族の義務として彼女は父に無理矢理結婚させられるが、その夫(リフタン)は初夜を過ごすとすぐに出兵してしまい、新婚のまま3年間もマクシーは放置されてしまう。
当然愛なんてないものだと思い込むマクシーだったが、突然戻ってきた夫はしごく当然の権利のように彼女を即日自分の領地にさらっていくのだった。
イケメンで強くて優しい夫が、溢れるばかりの愛情をヒロインに注ぎ、徐々にヒロインが自己肯定感を育てていく話。
恋愛ものと言うよりは、子育てものや教育もの近いジャンルかも??と思えるくらい、マクシーの自己評価が低い。
いつまで経ってもオドオドと自信がない。
家父長制度に押しつぶされ下位に位置付けられた女性にありがちな扱いなのだとは思うが、もうそろそろ漫画として方向転換と発展が欲しい。
マクシーもリフタンも、周囲の人間もとても魅力的なのだから。
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オークの樹の下