5.0
真の愛を問う話
ブレイク(皇子)とアンシア(ヒロイン)の壮大な愛が国を救う話
前半と後半で、話の表情が全然違う。
貴族令嬢のアンシアが、顔にあざの出来る死病で見捨てられている状態の皇子に寄り添うところから前半がスタートする。
転生者でもあるアンシアは、ブレイクの気高さと愛情深さ、王としての資質にいち早く気づく。
そうして、表となり影となり、献身的に彼を助けていくのだった。
まるで母親の育児日記のような前半パート。
2人とも子供でブレイクもとても可愛い。
でも、それだけでは終わらないのがこの漫画のスケール。
アンシアはただの世話女房ではない。
優れた善性と能力を持つ彼女は、ブレイクにかけられた複雑な呪いを解くため、ついに命をかけるのだった。
後半は、アンシアのおかげで呪いが解け、一躍社交界の寵児に躍り出た大人のブレイクが突然消失してしまったアンシアを求めて彷徨い続けるところからスタート。
彼らの愛情が、決して幼い頃のおままごとではなかった事が、ブレイクの行動により次々と証明されていく。
この漫画の底にあるのは実は愛情のもつれ。
国家建設時に、野心に囚われた男により運命を狂わされた女性を真に救済するとはどう言うことか。
ブレイクが以前と全く姿形の違っているアンシアを即座に見つけ出すのが、その答えとなる。
真の愛は表面的な姿を必要としていない。
現代のルッキズムにも通じるテーマか。
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目覚めたら怪物皇太子の妻でした