5.0
学生時代を思い出す
学生時代の忘れていた感情を思い出しました。
今で言うマウンティングというやつでしょうか。
高校生くらいの女の子にとって、自分はあの子より上、あの子よりは下…という位置づけが暗黙のうちにしっかりと位置づけられていて、それが何よりも重要な気になってしまう…
実に子供じみた事ですが、そういう年頃というのがすっかり忘れていたけれど自分にも確かにあったと思い出しました。
この漫画の登場人物のように、その塔の頂点に立つ為に大きなアクションを起こしたり、はたまた事件により大きく転落したり…
自分以外の子にはそのようなこともあったように感じます。
大人になるとすっかり忘れてしまいますが、女性はこれを読めば思い出すのではないかと思いました。
あの頃はくだらないことに悩んでいた…ではなく、あの頃は一生懸命だった、と思いたいというセリフは、当時の自分に言われているようでグッときました。
久しぶりに最期まで読了した、大変面白い作品です。
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17歳の塔