5.0
癖のある原作をうまく料理している
歴オタの作者が地の文で長々と薀蓄を語る原作小説は癖が強くて合わない人には合わないだろうが、そんな原作をうまく料理し、格段にわかりやすくドラマティックに描いている。
絵は少々個性的だが画力が充分に優れている事は伝わってくるし、特にスタンピード時の迫力溢れる多人数戦闘の描写は圧巻。
世界を救う運命を背負った勇者が魔王討伐の旅を繰り広げる傍らで、彼らの旅を有利にし被害を最小限に留めるために、内政に奔走し、軍を鍛え、武具を刷新し…と東奔西走する裏方の青年が主人公というアイデアが出色。
互いに得意分野が異なる貴族の主人公と平民の勇者が、深く信頼を預け合った親友同士というのも良い。
原作・コミカライズ共にかなり長い間休載しているので、このままエタらない事を願う限り。
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魔王と勇者の戦いの裏で