STK_09さんの投稿一覧

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評価5 40% 17
評価4 24% 10
評価3 17% 7
評価2 12% 5
評価1 7% 3
1 - 10件目/全40件
  1. 評価:5.000 5.0

    ヒロイン達は百点満点、ヒーローは不在

    魅力的なヒロインを描くのは大変お上手だが、魅力的なヒーローを描くのは残念ながら…という感じの原作者さん。
    これまでの作品も、「このヒーローにこのヒロインは勿体ない、独身エンドにしてくれ」と願ってやまない事が多かったが、満を持して、と言うべきか、今作は女同士のアツい友情物語である。ヒュー!待ってました!これだよこれ。
    虚弱体質だがポジティブモンスターの脳筋メインヒロイン玲琳と、生い立ちのせいで承認欲求の塊になった寂しがり屋のツンデレヒロイン慧月の関係がなんともいい。二人とも大変お可愛い。
    特に、陰気で陰湿で厭味ったらしく妬み嫉みにまみれ、卑屈で不作法で誰も彼もから嫌われている慧月ちゃんから目が離せない。
    紛う事なき悪女として登場し、しょっぱなからヒロイン玲琳を陥れて読者のヘイトを一身に稼いだはずの慧月が、話が進むごとに魅力を爆発させていく様は、お見事の一言。
    読み終わる頃には、彼女が人気投票でダントツ一位を取り続ける理由を否応もなく理解させられてしまうだろう。何より、そんな慧月の世界一の強火担が他ならぬ玲琳なのだから最高だ。
    女性向け作品で、恋愛要素がないのに(皆無というわけではないがメインではない)これほど面白い物語を描けるのだなと感心させられる。
    原作の魅力を余すところなく、それ以上に増幅させて漫画に落とし込む作画家さんの腕前も素晴らしい。
    彼女達の結末がどうなるかはわからないが、とりあえず一生一緒にいてほしい。

    • 1
  2. 評価:2.000 2.0

    いろいろと無理がありすぎる

    タイトルの通り、自分は愛されていないと思っていた主人公が一念発起して祖父に助けを求めてみたら実は愛されてた、という導入なのだが、その時点で突っ込みどころしかない。
    本当は愛されていたのなら、なぜ主人公はあそこまで虐待されていたの?
    バレないようドレスで隠れた部分だけ叩かれるとかそんなレベルではなく、ボロを着せられ、日常的に暴力を振るわれ、食事ももらえず痩せ細り、一目見れば異常な状況に置かれてると誰でも簡単にわかるような状態なのに。調べようと思えば一時間で調べられるような事をなぜ調べない?
    祖父に会う機会は定期的にあったっぽいのにまるで気付かないってどういうことだ。後継者の酷い噂が流されていたなら、それが本当にしろ嘘にしろ普通は調査ぐらいするでしょ。噂にすら気付いてなかったのなら王のくせに無能極まりないし、気付いていて放置していたのならやっぱり無能アンド孫に興味なさすぎ。
    逆説的に、あそこまで放置されていたんだから愛されてるわけないだろ、としか言いようがない。それともこの愛してるというのは、手軽に可愛がれるペットとして、とかそういう意味なんですかね。
    王だけでなく、その側近達ですら誰一人として主人公の状況に気付かなかったんだから、この王室、無能揃いってレベルじゃない。
    保護者達の無能ムーブはこれだけに留まらず、虐待した側に中途半端な対応しかしなかったせいで、ヒロインは入学後にまたしても同じ相手から悪い噂を利用されいじめられる。
    いや、あのさあ、保護してから何年も時間があったんだよね? なのに意図的に流された悪い噂を放置してたの? 叔父夫婦を処罰したんだから「今までの悪い噂は叔父夫婦が王太女を貶める為に流したものである」と宣言するだけで済んだはずでは? そもそもなんで加害者に監視も付けず、被害者と同じ学校にのうのうと入学させてるの馬鹿なの?
    この祖父王、何から何まで無能すぎる。愛してると言う割には逆境への対処は全て本人にやらせて自分は何もしない。
    主人公、やっぱりペット枠なんじゃないだろうか。
    話はひどいが絵は綺麗なのでオマケの星2。

    • 2
  3. 評価:4.000 4.0

    丁寧に描かれた良作

    トラック異世界転生からのチート無双、浮気者の婚約者に婚約破棄されたのちハイスペックなイケメンから溺愛、スキルのせいで追放からの大活躍ざまぁ、物語の世界に憑依転生しての原作改変、真の力を自覚してない冴えないおっさんが面倒見ていた子達からやたらチヤホヤされまくる、美醜逆転世界でチーレム…等々、なろう系の台頭以降、一つ何かが流行れば雨後の筍のごとくコピー製品が粗製濫造されまくる残念な世の中になってしまったが、御多分に洩れず、葬送のフリーレンの流行以降こういった、長命種が人の営みを見守る系の話がどんどこ増えた。
    そんな玉成混交の中で、この作品は良作の方に分類される。
    結構な長さだがペースを乱さず非常に丁寧にコミカライズしているし、大勢出てくる人物の書き分けもできている。
    原作がエタらずきちんと完結済みというのも偉い。これができないなろう系の多いこと多いこと。
    寿命が無限に近いハイエルフだけあって主人公のスペックは高いが基本的に単独での旅暮らしなので、過剰な持ち上げ描写やノイズになるハーレム展開もない。
    思いつきで設定だけ考えて見切り発車し、行き詰まってエタッた末に話を投げ出すようななろう作家がたには、最低限見習ってほしいところ。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    良い意味で裏切られる

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    タイトルでウンザリし、冒頭のパーティ追放でウンザリし、主人公の事情が語られたところでまた、よくあるチートものかとウンザリし、頑張ってもう少し読み進めたあたりでやっと「おや?」となる。
    こういった、「一見テンプレと見せかけて、そのテンプレを覆していく系」のストーリーというのは結構難しく、まず、そこに行きつくまでに読者を振り落してしまうリスクと戦わなければならない。
    実際、星1のレビューを見た限り、そこまで読まずに「いつものテンプレか」と序盤で読むのをやめてしまった人が大半のように思える。
    この物語の真の姿が見え始めるのは、一度目のヒロインとのお別れのあたりからなので、なんとか頑張ってそこまで読み進めてほしいところ。
    作画家さんの画力も高く、アクションシーンはシンプルにかっこいいし、シリアスとコメディのバランスもいい。
    なろう系と切り捨ててしまうのは勿体ない良作。
    しかし、それも計算のうちなのかもしれないが、内容に対してタイトルがあんまりにもあんまりなので、そこはどうにかならなかったのかと思ってしまう。

    • 0
  5. 評価:2.000 2.0

    話に動きがあるのは序盤だけ、あとは惰性

    この手の異世界チートにありがちなパターンだが、主人公がある程度以上の能力と地位と人望を確立してしまうと、あとは同じ事の繰り返し(主人公が何かする→周囲の者が主人公スゲー!と持ち上げる)で、やる事がなくなる。
    例にもれず、この作品も同様。他作品と違うのは、主人公をチヤホヤしてくる仲間がテンプレ美少女の群れではなく強力なモンスターであるという点くらい。
    この世界で最強クラスのモンスターを仲魔にし、主人公のスキルで召喚する食べ物目当てに偉大な神様達が我先にと加護を与えてくれるようになると、後はもうイージーモードで、主人公が苦労する事は全くない。
    自分を持ち上げてくれる仲間を引き連れ、何の労苦もなく異世界を漫遊するだけの話を楽しく読める人ならば気に入るだろう。
    ところで肉食獣の食事量は一日で5~10kg程度らしいが、仲間のフェンリルは地球の肉食獣の数倍の大きさがあるように見える。仮に三倍の30kgと仮定したとして、この量の肉をそのまま与えるならばともかく、たった一人が、通常サイズの鍋やフライパンで人間用のそれと同じくらい凝った調理をし、皿に盛りつけて与える手間とはどれくらいだろうか? しかも仲間はどんどん増える。
    どう控えめに見積もっても、一食分を用意するのに半日はかかるだろう。それなのに主人公はどうやって一日三食用意し、悠々と旅を続けているのだろうか。
    創作なのだからリアルに考えるなと言われればそれまでだが、一度気になってしまったらもう駄目だった。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    正反対の二人の日常が交わるほのぼの物語

    特に物凄い事件が起こるわけでもなく、陽キャの権化のようなホストと陰キャの権化のような社畜が、常連客をしている牛丼屋で交友を深めていく日常系。
    性格も普段の生活も他人に対する接し方も、あらゆる面で正反対と言っていいような二人だが、人としての誠実さというか、根底にある真面目さのようなもの(あとハマッてる漫画)が共通していて、それこそが正反対でありながら二人が友情を深められた理由なのだろう。
    涙が出るような感動展開があるわけではないが、心が癒されるほのぼのストーリー。

    • 1
  7. 評価:2.000 2.0

    よくあるチーレム無双

    絵はすっきりしていて読みやすいが、内容はよくある異世界転生チート無双で、それ以上でも以下でもない。
    役立たずのスキルをまとめて押し付けられたと言ってはいるが、しょっぱなから「役立たずスキルを使ってみた→役立つスキルを手に入れた!」といった調子で、苦労する様子も工夫する様子も皆無。そもそも役立たずスキルとは?名前の印象で主人公が勝手に役立たず認定しただけで、役立たずスキルが役立たずだった描写がないので、神様からチートもらいましたと何が違うのかわからない。
    後はひたすら俺TUEEEEE。
    ひとりぼっちと言いながらも、ほとんど間を置かずにクラスメイト達からチヤホヤされるようになり、異世界産の美少女達からも慕われ…と、飽き飽きするような展開が待っている。
    ところで異世界転移もので「異世界に転移した!よーしこれからはこの世界でがんばっていくぞ!」という展開を見るたびに人間味を感じられなくて気持ち悪いなと思っていたが、クラス単位の転移だとなおさらそういった気持ちを強く感じる。あれだけ人数がいて、家族を恋しがったり元の世界に戻りたいと泣く人間が一人もいないとは。この手の話を書く人は、キャラクターを記号としてしか見ていないのだろう。

    • 0
  8. 評価:1.000 1.0

    序盤はもっとサクサク進めた方が良い

    主人公にとって魔法が大切なのはわかったが、序盤で長々と魔法の説明&習得パートをやるのは退屈すぎる。
    全て漫画で説明するのではなく、もっと説明を簡略化して最重要部分のみ絵で描くとか、体の成長に合わせて解説を小出しにしていくとか、やりようがあったのでは?
    他のレビューにもある通り、特に事件も起こらず成長するだけの子供時代が長すぎて一向に話が進まない。取捨選択がうまくないのだと思う(なろうコミカライズでうまい人は大抵このスキルを備えている)。
    もう一つ気になるのは、主人公の側近候補らしき少年二人が、なぜか双子のようにそっくりなこと。
    髪の色くらいしか違いがわからない。血の繋がりがあるわけでもないのに、なんでこんなキャラデザにしたのか。
    原作小説の挿絵を見る限り、一方のキャラデザは漫画版と全然違っていて(小説挿絵ではストレートの長髪→漫画ではツンツンヘアーの短髪)、ますますわけがわからない。漫画でわざわざデザインを変えてまでそっくりにした理由とは?
    原作は、主人公が愚者を演じながら密かに暗躍し皇帝として権力を取り戻していく、そこそこ面白い小説なのだが、コミカライズは総じて「なんでこんな風にしたの?」が付き纏う残念なクオリティ。

    • 0
  9. 評価:1.000 1.0

    設定倒れ、絵もクセがある

    ヒーローもヒロインも優秀という設定だが、やっている事を見ていると全くそうは見えない。
    ヒロインの解決手段は大抵暴力だし、ヒーローの皇帝はそれに輪をかけてひどく、なんでもかんでもヒロインにやらせて自分は何もしない。最初のうちはヒロインが信用できるか確かめるためという名目があったが、いつまで経ってもヒロインだけに働かせて自分は後ろで偉そうにふんぞり返っているだけなので、この皇帝はなんのためにいるんだ、ちょっとは仕事しろ、と苛々してしまう。回帰前の記憶でも失敗ばかりしているし、これで有能設定は無理がある。
    どっちもクール系の外見で常にスンッ顔、偉そうにドヤるのがお得意なので一見デキるように見せているだけで、中身はただの脳筋キャラ。
    回帰系の作品では「回帰前と性格が別人レベルに変わりすぎでは?そんなにデキる設定なら回帰前はなぜそんな愚かな行動ばかりしていたの?」と突っ込みたくなる事が多々あるが、この作品のヒロインはその典型的なパターン。自分の復讐に他人を巻き込む事も躊躇しないので、正直クズさでは復讐相手の家族らと大差ないように感じる。
    絵柄も、好みの問題と言ってしまえばそれまでだが、今風の絵ではない。昭和とまでは言わないが、平成初期の作品で見かけるような絵だなと感じてしまった。
    総じてパワープレイで他人を圧倒する中二系が好きな人向け。

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  10. 評価:5.000 5.0

    癖のある原作をうまく料理している

    歴オタの作者が地の文で長々と薀蓄を語る原作小説は癖が強くて合わない人には合わないだろうが、そんな原作をうまく料理し、格段にわかりやすくドラマティックに描いている。
    絵は少々個性的だが画力が充分に優れている事は伝わってくるし、特にスタンピード時の迫力溢れる多人数戦闘の描写は圧巻。
    世界を救う運命を背負った勇者が魔王討伐の旅を繰り広げる傍らで、彼らの旅を有利にし被害を最小限に留めるために、内政に奔走し、軍を鍛え、武具を刷新し…と東奔西走する裏方の青年が主人公というアイデアが出色。
    互いに得意分野が異なる貴族の主人公と平民の勇者が、深く信頼を預け合った親友同士というのも良い。
    原作・コミカライズ共にかなり長い間休載しているので、このままエタらない事を願う限り。

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