STK_09さんの投稿一覧

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1 - 10件目/全37件
  1. 評価:5.000 5.0

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    良い意味で裏切られる

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    タイトルでウンザリし、冒頭のパーティ追放でウンザリし、主人公の事情が語られたところでまた、よくあるチートものかとウンザリし、頑張ってもう少し読み進めたあたりでやっと「おや?」となる。
    こういった、「一見テンプレと見せかけて、そのテンプレを覆していく系」のストーリーというのは結構難しく、まず、そこに行きつくまでに読者を振り落してしまうリスクと戦わなければならない。
    実際、星1のレビューを見た限り、そこまで読まずに「いつものテンプレか」と序盤で読むのをやめてしまった人が大半のように思える。
    この物語の真の姿が見え始めるのは、一度目のヒロインとのお別れのあたりからなので、なんとか頑張ってそこまで読み進めてほしいところ。
    作画家さんの画力も高く、アクションシーンはシンプルにかっこいいし、シリアスとコメディのバランスもいい。
    なろう系と切り捨ててしまうのは勿体ない良作。
    しかし、それも計算のうちなのかもしれないが、内容に対してタイトルがあんまりにもあんまりなので、そこはどうにかならなかったのかと思ってしまう。

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  2. 評価:2.000 2.0

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    話に動きがあるのは序盤だけ、あとは惰性

    この手の異世界チートにありがちなパターンだが、主人公がある程度以上の能力と地位と人望を確立してしまうと、あとは同じ事の繰り返し(主人公が何かする→周囲の者が主人公スゲー!と持ち上げる)で、やる事がなくなる。
    例にもれず、この作品も同様。他作品と違うのは、主人公をチヤホヤしてくる仲間がテンプレ美少女の群れではなく強力なモンスターであるという点くらい。
    この世界で最強クラスのモンスターを仲魔にし、主人公のスキルで召喚する食べ物目当てに偉大な神様達が我先にと加護を与えてくれるようになると、後はもうイージーモードで、主人公が苦労する事は全くない。
    自分を持ち上げてくれる仲間を引き連れ、何の労苦もなく異世界を漫遊するだけの話を楽しく読める人ならば気に入るだろう。
    ところで肉食獣の食事量は一日で5~10kg程度らしいが、仲間のフェンリルは地球の肉食獣の数倍の大きさがあるように見える。仮に三倍の30kgと仮定したとして、この量の肉をそのまま与えるならばともかく、たった一人が、通常サイズの鍋やフライパンで人間用のそれと同じくらい凝った調理をし、皿に盛りつけて与える手間とはどれくらいだろうか? しかも仲間はどんどん増える。
    どう控えめに見積もっても、一食分を用意するのに半日はかかるだろう。それなのに主人公はどうやって一日三食用意し、悠々と旅を続けているのだろうか。
    創作なのだからリアルに考えるなと言われればそれまでだが、一度気になってしまったらもう駄目だった。

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  3. 評価:4.000 4.0

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    正反対の二人の日常が交わるほのぼの物語

    特に物凄い事件が起こるわけでもなく、陽キャの権化のようなホストと陰キャの権化のような社畜が、常連客をしている牛丼屋で交友を深めていく日常系。
    性格も普段の生活も他人に対する接し方も、あらゆる面で正反対と言っていいような二人だが、人としての誠実さというか、根底にある真面目さのようなもの(あとハマッてる漫画)が共通していて、それこそが正反対でありながら二人が友情を深められた理由なのだろう。
    涙が出るような感動展開があるわけではないが、心が癒されるほのぼのストーリー。

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  4. 評価:2.000 2.0

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    よくあるチーレム無双

    絵はすっきりしていて読みやすいが、内容はよくある異世界転生チート無双で、それ以上でも以下でもない。
    役立たずのスキルをまとめて押し付けられたと言ってはいるが、しょっぱなから「役立たずスキルを使ってみた→役立つスキルを手に入れた!」といった調子で、苦労する様子も工夫する様子も皆無。そもそも役立たずスキルとは?名前の印象で主人公が勝手に役立たず認定しただけで、役立たずスキルが役立たずだった描写がないので、神様からチートもらいましたと何が違うのかわからない。
    後はひたすら俺TUEEEEE。
    ひとりぼっちと言いながらも、ほとんど間を置かずにクラスメイト達からチヤホヤされるようになり、異世界産の美少女達からも慕われ…と、飽き飽きするような展開が待っている。
    ところで異世界転移もので「異世界に転移した!よーしこれからはこの世界でがんばっていくぞ!」という展開を見るたびに人間味を感じられなくて気持ち悪いなと思っていたが、クラス単位の転移だとなおさらそういった気持ちを強く感じる。あれだけ人数がいて、家族を恋しがったり元の世界に戻りたいと泣く人間が一人もいないとは。この手の話を書く人は、キャラクターを記号としてしか見ていないのだろう。

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  5. 評価:1.000 1.0

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    序盤はもっとサクサク進めた方が良い

    主人公にとって魔法が大切なのはわかったが、序盤で長々と魔法の説明&習得パートをやるのは退屈すぎる。
    全て漫画で説明するのではなく、もっと説明を簡略化して最重要部分のみ絵で描くとか、体の成長に合わせて解説を小出しにしていくとか、やりようがあったのでは?
    他のレビューにもある通り、特に事件も起こらず成長するだけの子供時代が長すぎて一向に話が進まない。取捨選択がうまくないのだと思う(なろうコミカライズでうまい人は大抵このスキルを備えている)。
    もう一つ気になるのは、主人公の側近候補らしき少年二人が、なぜか双子のようにそっくりなこと。
    髪の色くらいしか違いがわからない。血の繋がりがあるわけでもないのに、なんでこんなキャラデザにしたのか。
    原作小説の挿絵を見る限り、一方のキャラデザは漫画版と全然違っていて(小説挿絵ではストレートの長髪→漫画ではツンツンヘアーの短髪)、ますますわけがわからない。漫画でわざわざデザインを変えてまでそっくりにした理由とは?
    原作は、主人公が愚者を演じながら密かに暗躍し皇帝として権力を取り戻していく、そこそこ面白い小説なのだが、コミカライズは総じて「なんでこんな風にしたの?」が付き纏う残念なクオリティ。

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  6. 評価:1.000 1.0

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    設定倒れ、絵もクセがある

    ヒーローもヒロインも優秀という設定だが、やっている事を見ていると全くそうは見えない。
    ヒロインの解決手段は大抵暴力だし、ヒーローの皇帝はそれに輪をかけてひどく、なんでもかんでもヒロインにやらせて自分は何もしない。最初のうちはヒロインが信用できるか確かめるためという名目があったが、いつまで経ってもヒロインだけに働かせて自分は後ろで偉そうにふんぞり返っているだけなので、この皇帝はなんのためにいるんだ、ちょっとは仕事しろ、と苛々してしまう。回帰前の記憶でも失敗ばかりしているし、これで有能設定は無理がある。
    どっちもクール系の外見で常にスンッ顔、偉そうにドヤるのがお得意なので一見デキるように見せているだけで、中身はただの脳筋キャラ。
    回帰系の作品では「回帰前と性格が別人レベルに変わりすぎでは?そんなにデキる設定なら回帰前はなぜそんな愚かな行動ばかりしていたの?」と突っ込みたくなる事が多々あるが、この作品のヒロインはその典型的なパターン。自分の復讐に他人を巻き込む事も躊躇しないので、正直クズさでは復讐相手の家族らと大差ないように感じる。
    絵柄も、好みの問題と言ってしまえばそれまでだが、今風の絵ではない。昭和とまでは言わないが、平成初期の作品で見かけるような絵だなと感じてしまった。
    総じてパワープレイで他人を圧倒する中二系が好きな人向け。

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  7. 評価:5.000 5.0

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    癖のある原作をうまく料理している

    歴オタの作者が地の文で長々と薀蓄を語る原作小説は癖が強くて合わない人には合わないだろうが、そんな原作をうまく料理し、格段にわかりやすくドラマティックに描いている。
    絵は少々個性的だが画力が充分に優れている事は伝わってくるし、特にスタンピード時の迫力溢れる多人数戦闘の描写は圧巻。
    世界を救う運命を背負った勇者が魔王討伐の旅を繰り広げる傍らで、彼らの旅を有利にし被害を最小限に留めるために、内政に奔走し、軍を鍛え、武具を刷新し…と東奔西走する裏方の青年が主人公というアイデアが出色。
    互いに得意分野が異なる貴族の主人公と平民の勇者が、深く信頼を預け合った親友同士というのも良い。
    原作・コミカライズ共にかなり長い間休載しているので、このままエタらない事を願う限り。

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  8. 評価:4.000 4.0

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    少し毛色の違うロマファン

    不遇の中で命を落とした主人公が過去に戻って…といういつものあれだが、メインとなるのがイケメンとの恋愛ではなく、義理の子供達(夫の連れ子)との関係をやり直す、いわゆる家族再生物語なのが他作品と違うポイント。
    韓国漫画恒例の、頻繁に差し込まれるデフォルメ・コメディ描写でだいぶ緩和されてはいるが、ゴシックホラーみのある絵柄と全体的に沈んだカラーのせいで、常にどこか不穏な雰囲気が付き纏う。
    少なくとも、他の多くの作品のように、一瞬で主人公に懐いてチヤホヤしてくる子供達や、溺愛してくるイケメンとのキラキラストーリーを期待して読むと肩透かしを食らう。
    子供たちはヒロインを本気で嫌って洒落にならない嫌がらせをしてくるし、ヒーローとなるお相手との間に恋愛感情っぽいものが生まれるのもかなり話が進んだ後。
    ただ、それだけに、テンプレとは少し違ったストーリーを楽しめるので、溺愛系のロマファンが軽すぎて合わないという人はハマるのでは。

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  9. 評価:4.000 4.0

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    バランス調整がうまい

    前世チートでなんでも解決という話は数えきれないくらいありふれているが、この作品は、そのバランスがうまい。
    主人公の幼女ニアは、現在生きている全ての人間が雑魚に感じられるレベルで強いが、その力を目立つ形では行使しない。
    彼女の目的はあくまで自分に匹敵する猛者を育て上げて対戦する事にあり、己の立場を上げたり、ちやほやされる事ではない。なので、目立つ功績は意図的に全て弟子達に譲り、自身はあくまで目立たない影に徹する。
    彼女の本当の強さを理解している者達は、決してその事実を表では口にしない。あくまで、知る人ぞ知る強者という立場であり続ける。なので、転生最強キャラという属性がついていても、主人公に嫌味や嫌悪感を覚えない。
    俺なんかやっちゃいました?とか言いながら、有名になり大金を得て大勢の美少女を侍らせている主人公達に、このストイックさを見習ってほしいところである。
    作画担当も作品に合わせて選んだのだろうが、内容に相応しく、幼女を描くのもアクションシーンを描くのもうまく、多彩な登場人物の書き分けもできていて、非常にレベルの高いコミカライズ。

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  10. 評価:2.000 2.0

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    主人公の頭が悪い

    知識や学問に精通しているという意味では頭がいいのだろうけど、人間としての賢さみたいなのが感じられない。
    それだけできるなら、この状況は予想できたでしょ?とか、こうなる前になんとかできたでしょ?という展開が何度も繰り返し出てくるのに、ことが起こる前は何もせず、起こってから前世チート無双で解決というパターンが多すぎて、主人公の活躍の場を作るためだけのストーリーに感じられる。
    言ってる事とやってる事の乖離も甚だしい。
    作者は自分よりも頭のいい登場人物は書けない、とはよく言ったもの。

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