5.0
お決まりパターンではあるけど面白い
典型的シンデレラストーリー。日本だから落窪物語の類型譚と言うべきかな?
ヒーローも苦境にある点が、ハラハラポイントかも。
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24359位 ?
典型的シンデレラストーリー。日本だから落窪物語の類型譚と言うべきかな?
ヒーローも苦境にある点が、ハラハラポイントかも。
タカマサ様が主人公に惹かれる気持ちがとっても分かってしまう。
主人公の容姿が平凡そのものなのもいい。
お祖母様の若い頃の話も好き。
チート無双系らしく、向かう所敵なしでとっても爽快!
パターンではあるけれど、これも一つの様式美だよね。
妖精シリーズ3話
冒頭の短話2つは「妖精の庭で」「妖精の森で」
3話目が長めのお話で「妖精の国で」
どれも独特のシュールでちょっと皮肉なテイストが面白い。
台詞回しが気が利いてるんだよね。
印象的な台詞は、最初の話で執事が言った
「侯爵家の財産は莫大です。良心を売り飛ばしても後から買い戻せますから。」
なるほど、良心を売り飛ばしても買い戻せる程の財産を手に入れちゃえば、万事解決。
そういう風に考えるから、力技に出る悪玉が湧くんだね(笑)
こういう皮肉の利いた台詞がとても巧いと思う。
アンソロジー(同一テーマの短話集)なので、毎度毎度すぐに話が終わる。問題解決までもだもだしないのがいい所だけど、かなりページ数が少ないためにどうしても解決時の説得力とかは薄くなりがちかも。
とにかくギャフンの場面がすぐさま見たい!と言う人にオススメ。
レイメイとトバリのコンビが最高だし、東雲の妖怪たちも多彩で面白い。個人的にはヨナガが好き。
漢字で書くと、
レイメイは夜明け直前を指す「黎明」、
トバリは夕暮れの比喩である夜の「帳」、
ヨナガは夜の長い季節を指す「夜長」
なんだろう。
名前一つ一つにも趣があっていい。
読み手の子供時代が幸せだったかどうかによって、想起される感情が違うかもしれない。
どの話も確かに子供の頃ってこんなだったなぁと言う空気感が良くでてる。
私個人は子供の頃、こういう周囲の過干渉による理不尽さに辟易していて、早く大人になって解放されたいと毎日ひたすら苦い気持ちを抱えていたことまで思い出してしまった。
子供時代って、良しにつけ悪しにつけ、どうしても周囲から距離を置くのが難しいよね。
大人になると選択的に距離を置く事ができるんだけど。
おそらくほとんど人にとって、この物語群は美しい子供時代への追憶なんだろう。
けれど、自分にとっては「今大人で良かった」とホッとする再確認だった。
イケメンがブ男な世界線でのお話なので、読み手側の想像力を試されてる気がする。
個人的にはディルミックの容姿がチビデブハゲとかの方が説得力があるのに…、とは思うんだけど、この物語の本質はきっとそこではないだろうからこれでいいのかも。
絵柄に対する好みは分かれそうだけど、お話のテイストにはとても合ってると思う。
猫の絵がとても可愛らしくて好き。
クロの話がとても印象的だった。
去勢しちゃうとボスにはなれない。
でも、去勢しないとケンカっぱやくなって、猫エイズに罹ってしまうリスクが高くなる。
飼い猫の去勢や避妊は、野良猫問題だけでなく、飼い猫そのものの幸せにとっても難しい問題なんだなぁと考えさせられた。
この作者さんの作品はどれも本当に面白い!
独特な絵柄、雰囲気、個性的だけれども人間味溢れる登場人物たち…。
個人的にはオールドマンが寡黙で言葉少ななのに表情が豊かな所がいい。
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千鶴の夜明け~わたしに一途な旦那さま~