5.0
最後まで絵が綺麗、話も筋が通ったまま!
141話完結まで全部読み終えてます。
絵が崩れることなく綺麗、引き込まれていく話、夢中で読みました。
幼かった伯爵夫人のビアンカが、前世の記憶にある過ちを糧に、夫や家臣、領民、家事(城や領地の管理など)に関心を寄せ、良い未来を引き寄せられるよう奮闘していきます。
夫ザカリーとの関わりを増やしていくなかで、自然と彼を愛していくようになる。彼も不器用ながらも素直に伝えるようになる。ほほえましかったです。出産は大変で死に瀕したけど、奇跡的に息を吹き返し、なんとかか娘アレクサンドラ(アレック)を出産。アレックは将来 女騎士になりたいという。
針子として働いてきたレース職人もそうですが、
女性の王位や爵位の継承、有能な政治家に着任するなど、女性の社会進出を描きつつあったのも、見応えの期待値が高まります。
題名にあるような、女性を政略結婚の道具、商品として扱ってきた時代、男性の付属品だった時代から
女性たちが自立して歩んでいける変革が期待できるような物語の世界を、続編の【結婚商売II】には期待しつつ
まだこの【結婚商売】の素晴らしい物語をしばらく周回して熟読していたいです。
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結婚商売