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ディランの執着が静かに熱い!深い!重い!
登場人物が自分の感情を分かりやすく吐露する訳ではないので、なかなか難解な作品かと思います。加えて、皆、ポーカーフェイスなので、表情からも読み取りにくい!読み解くのは難しいのですが、ストーリーの筋は通ってるので、読み物として面白いです!
ヒロイン・シャーリーズは、帝国を滅ぼすため、皇族のディランを暴君にするべく教育するわけですが、次第にディランはシャーリーズに恋心が芽生えて。それすら、なかなか分かりにくいのですが、個人的には、シャーリーズがディランに、他の令嬢との婚姻を勧めるエピソードから、展開が面白くなってきました!ディランが、裏で手を回し、潰すんですよね、たった一晩で。シャーリーズへの想いがはっきり分かり、感情が垣間見えたエピソードでした。その後はディランの感情が分かりやすく、より一層、読むのが楽しみに。シャーリーズへの愛が、静かなのに熱すぎるんですよ!思わず応援したくなります!!
絵もとても綺麗だし、コメディー要素無しで、落ち着いてじっくり作品を読みたい人におすすめです!
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暴君を手懐けて逃げてしまった