3.0
駒子の勝ちなのかな。
3話全部読みました。
ネタバレ感想ご注意ください。
老舗料亭の分店の娘の和音。本店の娘の駒子。
和音と母(妹)は何かにつけ、駒子と駒子の母(姉)の事が面白くなく、対抗心むき出し。
和音は、駒子の行く名門校に中学から転校。
地味な駒子に対して、明るい和音はすぐに学校で中心的存在になります。
そこへ、転校して来た成金不動産屋の娘の玲美。
和音は玲美に対しても、マウントを取り、楽しい学園生活を謳歌します。
そして大学進学。男友達と遊ぶのに夢中な和音。
しかし実家の事情が一変。食品偽装で事業を手広くやっていた分店が廃業。
大学のお金は出してもらえなくなった和音。
人が離れて困ったところへ、玲美が合コンに誘いますが、(あの潰れた)料亭の娘と紹介され、恥をかかされてしまいます。
仕返しをされた和音。
負けず嫌いの和音は、キャバ嬢でお金を稼いで自力で大学卒業。
就職は、和音の事情を知らない祖母のツテで一流商社へ。
駒子と玲美と同じ職場でした。
和音と玲美は積極的に打ち解けましたが、駒子は浮いた存在。
が、ある日フランス語が話せる事をきっかけに駒子が会社内で評価されます。
良家の娘のマナー知識は会社で評判。
和音と玲美はある有望株のイケメンに目をつけますが、婚約中で相手は駒子。
駒子は寿退社で、料亭を継ぎました。
しかし、イケメンは和音と玲美と浮気をして駒子にバレました。
イケメンにお灸を据え、腹の中にしまう駒子。
和音と玲美は、笑ってましたが、駒子は二人を馬鹿にしていました。
おわり。
感想。食品偽装やっぱり出ましたか。食品偽装の行は、簡潔に描かれており、
話の本筋は、和音と駒子の生き様です。
名家を継ぎお金もありイケメンと結婚した駒子。
楽しく自分らしく生き、窮地に立たされながらも負けん気でのし上がって来た和音。
今、30歳。駒子は既婚子持ち。和音と玲美は独身です。
どっちが幸せなのだろう?。
駒子は我慢して生きている。和音は自分らしく生きている。
駒子の方が勝ちなのだろうけど、色々な世界を見た和音の方が楽しそうな気がする。
正直に生きているのは和音なんですよ。
実家の料亭が潰れてからの、和音の行動力は駒子には真似は出来まい。
あの逆境の強さがある和音なら、きっと大丈夫と思ってしまう。
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女のプライド