セルゲイビっチよりも海江田の方がロブコフを理解してた。
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22731位 ?
セルゲイビっチよりも海江田の方がロブコフを理解してた。
最初から最後まで本当に素晴らしい作品でした。陸軍の暴走やスターリンの独裁など、その後の歴史の流れにも思いを馳せつつ、いつまでも頭の中でゴールデンカムイを噛み締め続けそうです。チカバシとエノノカは幸せに樺太アイヌとしての人生を全う出来たのかな?谷垣一家と再会したりしたのかな?鶴見は本当に死んだのかな?何かに取り憑かれたように満州に執着し、政党政治を終わらせた陸軍青年将校の狂奔ぶりの裏に鶴見は本当にいなかったのかな?
遂に杉元のミッション達成まで見届けた白石。三人はいつも一緒だな。
作者の気迫に気圧されるような回だった。
私もウイルクが元凶だと思う。
アシリパは汽車を停めるのを諦めたのか?(まぁ、無理なものは無理だよね)
やっぱり追ってくる白石。この時の顔が白石史上最高に格好いい!(泣)
アシリパ達は硬い結束で結ばれた四人。方や鶴見中尉は結局最後は一人だ。
白石を置いてきぼり。分かるけど、もう白石は最後まで道連れにしていいんじゃないか?
アシリパはもう守られる存在ではない。
杉元の頬の怪我。これ治るのかな?
ヒグマの乱入とかあり得ないでしょ!って思ったが、カムイの王がアシリパ達に力を貸したんだと思い直した。
ウイルクもキロランケもパルチザンの仲間も斃れ、孤独になったソフィア。最後の鶴見中尉との決闘は実際には自殺だったように思う。「ソフィアは優しすぎる」とウイルク。別の言い方をすると「ソフィアは人に影響されやすい」との意味だったのではないかな。白系ロシアのお嬢様から、啓蒙思想に染まり、その後、ロシア東方少数民族独立運動家(ウイルクのこと)に洗脳され、最後、蝦夷共和国構想に同調した。強い信念の人のようで、実は流されやすい哀れな人だったと思った。
鯉登の剣に迷いがあるようだ。とりあえず退避したが、そんなんじゃヤラれるぞ。
沈黙の艦隊
037話
VOYAGE37 母国のために