5.0
珍しい設定
YouTubeで映画版の予告を見て、興味を引かれて漫画版も読んでみました。
主人公の吸血鬼蘭丸が童◯男子の血を好むホ◯吸血鬼というなかなか斬新な設定に加え、登場人物達の思惑が面白いほどにすれ違っていく様がもはやギャグ漫画並みの爆笑展開でした。
最後にはどんな結末が待ち受けているのか気になってどんどん読み進めてしまう作品です。
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1
164位 ?
YouTubeで映画版の予告を見て、興味を引かれて漫画版も読んでみました。
主人公の吸血鬼蘭丸が童◯男子の血を好むホ◯吸血鬼というなかなか斬新な設定に加え、登場人物達の思惑が面白いほどにすれ違っていく様がもはやギャグ漫画並みの爆笑展開でした。
最後にはどんな結末が待ち受けているのか気になってどんどん読み進めてしまう作品です。
全てが実話を基にした話であり、精神疾患を患った人達やその家族の苦悩がリアルに描かれています。
家族との関係が彼らの人間性に深く影響を及ぼし、それが精神疾患に繋がっていく過程が丁寧に描写され、殆どのエピソードがハッピーエンドとは言えないものであるのがとてもリアルです。
やはり現実はフィクションのように甘くはないという事を改めて思い知らせてくれる、目を背けてはいけない精神疾患の患者とその家族の現実を知る事ができる貴重な作品です。
秋山ジョージさんの「銭ゲバ」を彷彿とさせる所もある物語でした。一見悪役に見える主人公ですが、下心を持って善人面して彼女に近付いてお金を引き出そうとする人間や、お金欲しさに愛のない結婚をして墓穴を掘る事になる愚かな女など、お金に翻弄される人物達の醜さの方が恐ろしいと思いながら読んでいました。やはりお金は人間を狂わせるという事を嫌というほどに教えてくれる作品です。
小学生の時に教室の本棚に置いてあり、何気なく手にとって読んでみたらどんどん引き込まれてしまったのを覚えています。やはり平成初期の漫画なので時代を感じる描写が多く、障害者への周囲の無理解さなど今とは雲泥の差だなと思わせるシーンが多く登場します。ヒロインが持ち前の明るさでそれを乗り越えていき、周囲と打ち解け仲間となっていく過程が感動的な名作です。
表題作の先見の井戸では、3人の娘が欲求を抑えられず、自分の未来の結婚相手が映るという井戸を覗いて、2人は後に井戸に映った相手と結婚し幸せを手にするが、1人は醜い豚の顔をした男が映り、後にその男と出会って殺してしまうが、その男の素顔が実は…という、何とも救いのない話でした。
未来の事なんて知らない方が幸せだという教訓なのかと思わされる作品でした。
こういう話は決まって無能と思われていたヒロインが家族と優秀な妹にイビられるのがセオリーでしたが、今作では男兄弟で、どことなく「反逆のソ◯ルイーター」の主人公とその弟の関係性を思わせる雰囲気でした。しかし番として選ばれたのは無能と思われていた主人公の方だと分かり、弟が悔しがるざまぁ展開ではスッキリさせてくれました。
最初の話の女性の末路が他人事とは思えず、恐ろしいと思いながらも食い入るように読み進めてしまいました。自立せずに何でも人任せにして生きていく事が後々どのような結果をもたらすか、それを生々しく想像する事ができました。私もこうならないよう、何事も人任せにせずに自立してきちんと生きていく術を身に付けていきたいと改めて感じさせてくれた作品でした。
前作のうらめしやでは霊的な存在達の生前に受けた仕打ちによる愛憎や怨念が描かれている話が多かったですが、今作はお妖の曾孫かごめの成長に終点を当てた物語でした。前作のうらめしやを未読でもそれはそれで楽しめますが、やはり私は読む事をお勧めします。
虎之助を失った冬姫のその後が気になります。刀の妖怪に見初められてしまったがために、人から気味悪がられ疎まれる存在となってしまった冬姫の悲哀がうらめしやのお妖と重なり、連載化されれば面白い作品だと思いました。読み切りなのが非常に残念です。
序盤は元婚約者のクズっぷりにイライラさせられっぱなしでした。自分からヒロインを「猿臭い」と暴言を吐いて捨てた癖に、面が外れて美しい素顔が露になったら掌返しする胸糞悪さといったら。。。
それに引き換えヒロイン憎しを最後の最後まで貫く従姉妹は逆に清々しさすら感じる程でした。
ヒロインがこの2人と決別して強くなった場面は「よくやった!」と言ってあげたくなります。
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