5.0
意外とダーク
幼馴染の2人が高校生になって10年ぶりに再会するところから物語は始まります。
絵がとても可愛いので、キラキラした話かな〜と思いきや、結構ダーク。
弓弦はケンカ三昧、女連れ込み三昧。
再会した花にも見られます。
弓弦は家庭環境がかなり複雑で、「早く大人になりたい」「独り立ちしたい」と思ってますが、花に再会して、最後は年相応の将来を決断します。
花は誰にでも敬語で、それを受け付けない方もいるみたいですが、私も最初は違和感でしたが、最後は気にならなくなりました。
花も弓弦ほどではないにしろ、家庭がよくある形ではないので、花なりに「私がしっかりしなきゃ!」と成長してった結果なのでは…と。
時々私も心の中で敬語を真似たりします(笑)
ちょっと落ち着きますよ(笑)
当て馬にすらなれなかったルカと、弓弦が転校する原因となった昴(ちょっと花に気持ちが向く?)。
この2人にも同情する家庭事情があったりしますが、私はそれでもこの2人は嫌いでした!
最後まで弓弦は弓弦で、他作品のように溺愛に変化したりもしませんが、それがこの作品がありきたりな軽い作品にはならなかった要因だと思います。
ちなみに続編は、次作品の単行本1巻で読めます!
これは邪魔者一切なしで読めるので、こちらも読んで欲しいです!
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僕に花のメランコリー