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    ついにシンがお爺さんのところへ会いに(お見舞いに?)来た!
    ギブスをしてもおらず、寝たふりをするお爺さんにシンの冷たい視線が注がれる…。バレてるでしょ。

    もし、シンがお爺さんが知らないうちにヨヌ先輩と知り合ってて、なおかつ、あの大変失礼な言葉を聞かせて傷つけた事実を知ったとしたら…!本当にケガ…複雑骨折で長期入院になってもおかしく無さそうだから、知らなくて本当に命拾いしたね。
    大したケガをしたようには見えないお爺さんの事を秘書の人がフォローしてくれるけど、焼け石に水…。ドツボにハマってる。

    お爺さんがシンの事を心から大事に思っている事は、ちゃんとシンに伝わっているみたい。
    シン自身から、お爺さんにヨヌ先輩を紹介するつもりって!どんな状況になるのか、想像しただけで楽しみ過ぎてよだれ出る〜!
    お爺さんよ、シンの探し求めてたその初恋の劣性オメガに、すでに会ってるからね!ちょっとだけ仲良し?だった時もあったし、借りもあるよ!

    シンに対して無償の愛を与えてくれるお爺さんの後ろ盾は、両親に失望してるシンにとっては心強いだろうな。両親とは弟も含めて敵対さえしてそうだし。
    シンも、ついにヨヌ先輩を見つけ出した事で、その覚醒させたオメガをシンの弱点だと考える両親が、これから狙ってくるだろうと察しているのかも。それに応戦するために色々と動き出したのかな。

    アルバイト先のレストラン、今日は大変な賑わいで、通常は厨房スタッフであるヨヌ先輩もホールに駆り出される事態に。
    ワインを運んで廊下に行くと、個室にいる常連客が酔っていて心配だという。
    同僚がワインを持っていく姿を横目に見て様子を伺うと、開いた扉から漂ってきたフェロモンに気が付く。
    アルファが発情している可能性があって危ないと、慌てて扉を開けると、そこには発情したアルファの男が、後ろから手で同僚の口を塞いだ状態で立っていた。同僚の怯えた瞳を見て、どうにかして助けようと決意するヨヌ先輩。
    ヨヌ先輩こそ、過去の辛い記憶が甦り、アルファへの恐怖に襲われているというのに、震えている体を無理やり動かし、男に立ち向かおうとワインを割って切り口を差し向ける。
    大人しい常連客の筈のその男は、体を震わせるヨヌ先輩がオメガである事に気が付くと同僚をつき離し、下卑た表情を浮かべ笑いかけた…。
    ヨヌ先輩、男気があり過ぎるよ!どうか無理しないで逃げて!!

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    お爺さん、足の指を挫いて入院って大げさだけど、ようやくシンと会える事になってよかった。
    あの長期間に渡るコンビニ出待ちは何の意味もなかったのか…。まぁヨヌ先輩のおかげでこうしてシンと会える事になった訳だから、先輩はお爺さんに遠まわしに貸しを作った事になるよね!

    秘書の人もお爺さんの性格をよく知ってて、シンに連絡してあげてほんとグッジョブ。
    しかし、このお爺さんがコンビニに来なくなったら、清々する一方で、店長、ちょっと寂しい気持ちもしちゃいそう。

    お爺さんはベータだけど、努力と商才があって成功者になったんだ。この世界では珍しいだろうね。
    奥さんを早くに亡くし、娘(シンの母親)を最高の優性アルファと結婚させた。
    「最高の」っていうのが、シンが覚醒アルファになった由縁なんだろうけど、この先、父親はなびかないシンをよく思ってないから、屈服させようと圧力をかけて来そう。その矛先が、弱点と言われたヨヌ先輩に向かいそうで怖いな。

    お爺さん、自分のアルファコンプレックスを、オメガの娘からアルファの子孫を残すことで克服しようとして娘を利用したんだ。
    政略結婚で、娘はお爺さんの為にしたし、相手も子作り目的で愛はなく、上手くいかないよね。
    すごく重いパートだったな…。
    お爺さんの知らない娘サイドの話もありそう。

    この世界ではアルファが絶対的強者だから、お爺さんのアルファの子孫をと言う気持ちはわからんでもない。
    シンの父親が提示した、交流させないなんて屈辱的な意向をのんだのは、お爺さんにしたらよほどの我慢が必要だったけど、孫を想う愛情からどうにか耐えたんだろうな。

    とはいえお爺さんよ、大切な娘を喪う辛い経験、手遅れになってしまった、娘を道具の様に扱い傷つけた手酷い失敗、そもそもが自分の欲望から始まった過ちだった事にようやく気づいたのに、今回また、その悪い癖が再来して失敗を孫に繰り返そうとしてるよ。
    初恋の劣性オメガを探し続けるシンを批判してから関係が拗れ、距離をとられてしまう結果に。
    妊娠出来ないとか、また子孫にこだわってるから…。反省して今度は軌道修正して欲しい。

    クズ先輩本人にあれだけの事をやって、相手が抵抗して来たにしろ、更に家門の人間を徹底的に潰す事を良しとして、直接始末する事がまともに育ったとか褒めるの、帝王学すぎて常人には理解できない。さすが王国を治めてるだけある!

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    アルバイト先の倉庫。
    タガが外れたようなシンに、ヨヌ先輩はまさかと体を強張らせるが、シンは理性を総動員したのか寸前で止める。

    まだ興奮冷めやらぬ状態で、熱い気持ちを抱え、流れのまま顔を近づけキスをしようとするシンだが、驚いたヨヌ先輩に制止される。
    シンの方はあからさまに拒否されてショックだったかな。流石に事を急ぎすぎた…と、告白もまだなのにラッキーな展開に飛びついただけだから、きちんと仕切り直さないと…と冷静になったっぽい感じかな?
    上気した顔で息をつく、艶めかしいシンの姿にヨヌ先輩は思わず生唾を飲む。
    シンの肉体美!ギリシャ彫刻か!

    終わったのに自分をいたわってくれて(途中も紳士的)、気恥ずかしい事後処理まで優しく丁寧にしてもらって、夢見心地にもなるよ。
    シンは優性アルファなのに、それまでヨヌ先輩が知る優性アルファとは全く違って、それ以上に魅力的過ぎる。
    目の前の、鋼のように逞しい体に抱きしめられたら…そして自分がシンを受け入れたなら…一体どんな感じだろう…って、盗み見ずにはいられないよね。

    しかし倉庫の扉、ちゃんと鍵かけたんだろうなぁ!?
    もしも副料理長にバレたら玉ねぎで泣く騒ぎじゃすまんぞ!
    ちなみに副料理長はアルファの事を目の敵にしてるけど、世間一般での、特権階級に鎮座するアルファ達に反感持ってるレベルの嫌い方なんだろうか?それとも、もっと過激な反アルファ主義者?
    ヨヌ先輩への新入りの時の特別扱いは、好きとか気に入ってる類なら、先日の劣性オメガは優性アルファのオモチャうんぬんの露骨な発言にはならないだろうし、アルファから酷い目に遭うことの多い劣性オメガゆえの配慮だったのかな。
    10話で、反アルファ主義のデモに参加してる黒帽子白マスク姿の男が居たけど、これってまさか副料理長じゃないよね?

    大学構内。
    優性アルファの集まり。
    シンを妬んで嗅ぎ回る男、健在。
    他の三人は以前シンと一緒に過去の話を聞いてた、シンと仲の良いアルファ達だね。
    妬み男の推測、なかなか鋭い。
    シンのグループのアルファに探りを入れるが、反対におちょくられてる感じもする。

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    ついに、例のクズ先輩優性アルファがとんでもない目にあった話がヨヌ先輩にも明かされる…!と、思ったら、そこは適当人間のドジン。やっぱりまた要領を得ず。ただ、その先輩アルファが精神的にやばくなってしまったのは本当らしい。身体もボロボロだろうしね。
    細かい情報はグロすぎて知らない方がいいし、ヨヌ先輩にはポジティブな部分だけ伝わればいい。
    本当に強い人はみせびらかさない。シンの事ですね。

    3年前の事件は、ヨヌ先輩にとっては今もまだまだ現在進行形の話。
    乗り越えた訳ではなく、その傷を隠し、もう平気で何ともないと虚勢を張って過ごしているだけ…と考えている。
    いくら時間が経とうと、深い傷は簡単に癒えなくて当然だし、ヨヌ先輩が悪い訳でもないのに、自身を弱い人間みたいに自嘲気味に扱うのが、すごく可哀想に思える。全然恥ずかしい事じゃないのに。

    シンはクズ先輩の歯を抜く事で、ヨヌ先輩を番にしようなんてふざけた真似を二度とさせないようにしたんだけど、つまりはもうクズ先輩は、他のオメガを番にする事も出来なくなった訳で…。(まさか番にするのに差し歯とかインプラントでもオッケーなのか、それは知らんけども)
    アルファにとってのプライドを粉々にする程の報復をするとは…怖いくらい徹底してる。

    自分にとって本当に大切な人に手を出し、なおかつ深く傷つけた事、それにより優性アルファに対する忌避感を増大させ、ヨヌ先輩が警戒心からシンからも離れようとした事。
    結果、シンが抱いた怒りの度合いは推して知るべし。

    ヨヌ先輩、シンの事は諦めるってことで自分を納得させるつもり?
    その割にはめちゃくちゃ挙動不審だし、意識してるし、会えなくてがっかりしてるのが可愛いよ。
    残念そうなヨヌ先輩だが、その代わりスマホにシンからのメッセージが!
    えーっ、話ってなんだろう!気になる!
    つ、ついに告白かな!?
    ヨヌ先輩の事が好きな事、シンが覚醒アルファでヨヌ先輩がその覚醒させた相手である事、あの時出会った少年がシンである事…クズ先輩に報復した事は言わなくていいけど、言わなきゃいけない事は多すぎるくらい。

    豪華な病院の個室。
    あ、お爺さん(会長)ケガしたんだ?
    そう言えばあの時、コンビニでコケてたもんね。入院したにしちゃ元気だけど、シンに会うための口実か!?
    シンがアルバイトに遅れるのは、お爺さんの所にお見舞いに行くからなのね。

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    二人のいちゃいちゃが続いてたから、ストーリー部分に戻って絡みが少ないのが物足りないな〜。

    極優性アルファのシンが、あれですむ?探し求めていた憧れのオメガとついに触れ合えて…。
    なんてったってドラゴン級の極優性アルファだから…。
    惚け具合ならシンも負けてないと思う。想像の何っ倍もやばかった…って帰ってから大変だったろうな。
    残りのアルバイト時間も、玉ねぎの微塵切りが苦にならず、副料理長に感謝さえしたかも。
    一瞬暴走しそうになったけど、本能を制御してやり過ごしたのはさすが極優性アルファだからか、ヨヌ先輩への愛情か。どっちもか。
    シンの初恋は、例のお爺さんの眼鏡部下さんが言ってくれて確定だけど、ヨヌ先輩も初恋でしょ。ヨヌ先輩は、ほぼヒートも抑えて来た位だし。初恋同士…合掌。

    シンが世の中で一番と二番に嫌いなのは両親って即答してたけど、本当に心から嫌いなんだね。
    覚醒する前は冷遇、不当な扱いを受けてきたシンからすれば、極優性アルファになって急に手の平返しされても、火に油を注ぐ様なもの、もっと嫌いになったろうな。
    腹違いの弟とも上手くいって無さそうだし(恨んでるって、兄弟がどんな関係だったか薄々想像つく)、実母は亡くなってる?それで母方のお爺さんが後見人になって過ごしてきたみたい。面倒そうな人だけど、シンの事は溺愛してて(お金持ちだし)、頼れる人が居てよかった。秘書らしい部下の人も、お爺さんに合わせられるタイプなら懐深いし信頼出来そうだし。

    シンのアルファの友達、髪の色も目もキツネっぽくて可愛い。欧米系の顔立ちの人も格好いい。

    覚醒アルファは覚醒させたオメガにしか発情しないの!?ほんとに特別天然記念物だね!
    弱点か…ヨヌ先輩は大変な立場に立たされているのね。この先のストーリー展開上避けられないけど、なるべく傷つかない事を祈るばかり。
    シンの友人達は弱点の話をされても、実力をわかってるだけに余裕の反応。そもそも隠してたんじゃなくて、必死に探してただけだし。最近ついに見つけたしね。

    完全に惚けてるヨヌ先輩。
    天真爛漫なドジンとの絡み、いいガス抜きになる。情報も話も適当すぎて笑えるし。
    やらしい事って、もう妄想じゃなく記憶の反芻だもんね。
    シンの存在が、今まで批判一辺倒だった優性アルファへの見方まで変えて来てる。

    いやシンこそ、ヨヌ先輩の恋人になりたくて仕方ないんだよ!

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    腰を押し付け、シンも体が反応してる事を伝える。恥ずかしいのはヨヌ先輩だけじゃないよって安心させてるのかな。
    シンも欲望を抑えるのは辛いだろうに、ヨヌ先輩の意思を尊重したいと真剣に話し、ヨヌ先輩も離れたくないと思う。

    ヨヌ先輩がしてた妄想より、よっぽど一足飛びにエッチなことしとる。赤くなって方法を二人でもぞもぞ相談し合うとか、よほどやらしいよ。
    恥ずかしさに腕で顔を覆うヨヌ先輩、腰を突き出し、額に当てた手の角度がセクシー。
    そんなヨヌ先輩に、なぜか手を繋いでいいかと訊ねるシン。
    わかるよ。感じてる顔、是が非でも見たいよね。それを真正面から言わず、手を繋ぐって、なんて素晴らしい。手腕が光る!
    ヨヌ先輩、それくらいならと承諾するけど、手を繋がれて顔は見られるわ、まともに視線が合うわで慌てる。可愛すぎ。

    ヨヌ先輩の手をくすぐり、背けた顔を自分に向かわせ、嫌かと、きちんと気持ちを訊ねる生真面目な対応にほっとするやら恥ずかしいやら…。

    許可を得たシンは、繋いだ手を心から大切なものを扱うように頬にそっと当てる。
    まるで恋人へするかのような仕草に、ヨヌ先輩の胸は高まるばかり。そしてそれは顔を歪めちゃうくらい嬉しく、気持ちがあふれそうになる。
    許可をいちいち取るのって優しさの反面、焦らしてるのと変わらないからゾクゾクしちゃうね。

    ヨヌ先輩の感じてる姿を鑑賞しながら、掴んだ手のひらをなめなめ…エッロ…。本当は唇にキスしたいなぁと思いながら見てるんだよ〜。ヨヌ先輩も舌の感覚の生々しさに震えてる。

    あんなに毎度確認取ったりなんだりしてたのに、流石にもう辛抱たまらなくなったシン。
    ごめんと謝って、ヨヌ先輩を抱っこして棚へ座らせる。体勢が抱き合うような形になり、耳元で囁かれて、ヨヌ先輩はギュッと目を瞑ってついに果てる。
    ぼーっと弛緩した体をシンに持たせかけるが、シンはまだ続けて手を動かす。もう昂ぶった気持ちを抑えられず、ヨヌ先輩の首筋に顔を埋めてフェロモンをかぎながら切羽詰まった表情を浮かべる。
    ヨヌ先輩の妄想に、耳元にアツい吐息を吹きかけられたら〜ってくだりがあったけど、現実になっちゃった。シンの息遣いでヨヌ先輩もまた昂奮していく。
    シンの勢いは止められず、ヨヌ先輩のズボンを下ろし下腹部を露出させる。これは…触りあいっこと言うより、もはや行為してるような体勢。そしてその勢いで…!?

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    無自覚に漏れているフェロモンを抑えるため、抑制草を取りに行こうとするヨヌ先輩を、シンが危ないからと止め、代わりに取って来ると倉庫を出て行く。
    この倉庫でのシンとの妄想をしていたヨヌ先輩は、残されて恥ずかしさに頭を抱える。そんなの思い出してたら、もっとフェロモン強くなっちゃうんじゃない…?

    寒いけど匂いを薄くしようとダウンを脱ぎ、シャツのボタンを外して嗅いでみるが、不思議な事にやはり自分では匂わない。
    戻ってきたシンが抑制草を渡そうと近づくが、目に飛び込んで来たのは、シャツの胸もとがはだけた煽情的な首筋。
    言葉を失って目をそらすシン。恐らくこの部屋、さっきより更にたまらない匂いが充満してるんだろうな。よく見たら、シンの耳赤くなってるし。

    渡された抑制草を見て、無言になるヨヌ先輩。
    なんとその抑制草は、シンのものだった。
    クズじゃない優性アルファもいるんだって言葉は、3年前の話の返事をしてるんだよね。そして自分を信じて欲しいと。
    真摯な気持ちを伝えるシンだが、目にした刺激的なものにまた言葉を止めてしまう。今度は顔も真っ赤に。
    ヨヌ先輩は不思議に思い、先ほど見ていたシンの視線の先を追って何気なく自分の胸もとを見ると…。
    緊急事態!ち、乳首が…。寒さで乳首が勃っていますーっ!
    とんでもない破壊力…。もしかして少し透けてもいる?
    言葉にならない叫びをあげてダウンをかき寄せ言い訳をするヨヌ先輩。恥ずかし過ぎて涙目なのが可愛すぎる。
    あれ見たら理性も飛ぶよね。正直、理由とかもうそんなのどうでもいいシンです。我慢できず、衝動的に誘う。俺が手伝おうか?って!
    目がまん丸になってシンを見上げるヨヌ先輩。ただただ見つめ合う二人が顔真っ赤で緊張感あって、こっちまでドキドキ!
    ヨヌ先輩が何も言わないので、シンは少し冷静になったのか、我に返り謝って離れようとする。気まずいのか歯切れが悪い。
    そんなシンのシャツを掴んで止め、か細く答えたヨヌ先輩。
    その返事のニュアンスと表情に、脈があるとわかった時の、シンの顔!え!マジで!?ってすごい勢いだし、こんなに眉毛上げて目を見開いた顔してた事あったっけ?めちゃくちゃボルテージ上がってる!
    狼狽えるヨヌ先輩を逃さないよう、慎重にアプローチするけど、そのやり取りが逆にエロい。
    ヨヌ先輩の話すほどドツボにハマってる感じが面白いし、不慣れなのがまた色っぽい!

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    耳に飛び込んで来た劣性オメガの話、ヨヌ先輩にとって今最も悩ましくタイムリーな話で、割った箸も戻してしまう。
    お爺さんの孫の話は、つまりは同じ話だから、かぶるのは当然な訳で。

    「たかが」って、言いぐさが酷い。
    このお爺さん、根は悪くなさそうだけど、口さがないし、前時代的な価値観でモラルも欠如してる。親戚にいたら最悪なタイプ。でも社会的地位が高く、世間での人の扱われ方や見られ方を客観的に判断する目があるから、辛いけど、ある部分では現実そうなんだろうな。

    優性アルファのシンに惹かれずにはいられないオメガの体の自覚もあって、ヨヌ先輩にはキツい言葉ばかりだったろうな。
    それでも、シンに惹かれてはいるけど、シン以外のアルファに同じ様に惹かれる訳では無い。事実、好きでもない例の先輩から番にされそうになってヨヌ先輩は必死に逃げたし。

    「僕ですけど」ってバシッとお爺さんに一矢報いて、少しだけど溜飲が下がった。
    冷や汗かいて狼狽えるお爺さん。謝れるタイプでもなく機嫌取りをするけど、ヨヌ先輩からはねつけられる。気まずくて店から逃げ出そうとしたら転んだっぽい。いい気味。
    これ位ですませたヨヌ先輩の人間性が素晴らしい。

    この回、嫌な話だけで終わるかと思ったら違ってて嬉しい!
    大事な休憩を浪費した苛立ちを抱え、店に戻ったヨヌ先輩。残りわずかの時間でも気分転換しようと倉庫へ。
    すると電気がついていて、そこにはシンが!やった!
    倉庫の扉を開けた時の、スマホから視線あげたシンの顔、カッコ良すぎるでしょ!
    さっきヨヌ先輩もシンと休憩が合わなくて石ころ蹴って残念がってたけど、シンも同じで、ヨヌ先輩来ないかな〜って倉庫で待ってたんだろうな。こぼれる笑顔。

    不意打ちでシンに会い、ヨヌ先輩は昨日の自分の妄想や行為を思い出し、嬉しいやら気まずいやら…。
    慌てて逃げようとすると、腕を掴まれて止められる。不思議に思いシンを見ると、驚いた顔をした後、なぜか後退りして、気まずそうに頬を染める。匂いが濃くなっていると指摘されても自覚がないので驚く。
    ヨヌ先輩から漂う香しい匂いにやられて、シンがくらくらしてる姿が可愛い。
    「ヒートサイクルなのか?」って、極めてプライベートな部分の話、好きな人から聞かれてこんな恥ずかしい事ないね。
    初めての状況で、理由はなんだろう…やっぱりシンの存在かな。
    壁ドン(扉?)来たーっ!

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    シンさんが副料理長の事を尋ねたのは、いびられてるからじゃなく、ヨヌ先輩との関係が気になったからだよね。

    シンさんの言う、味方になってって、「味方」を「好き」に変えたら、そのまま告白してるも同然じゃない?
    後に続く言葉とか、好きな人からして欲しい事まんまだし!ヨヌ先輩はめちゃくちゃ照れてる。
    俺のことをずっと気にかけてって、ずっと好きで居てくれって事だし、それでもヨヌ先輩気がつかないのね?

    つ、ついにタメ口までこぎつけた。シン、ヨヌ先輩が甘えられるのに弱い性格を上手に活かした。
    しかし3年も前に、たった数時間だけ一緒に過ごした相手が自分にとってとてつもなく重要で大切で忘れられなくて、ようやく再会出来て、当時抱いた印象通り、真面目で誠実で包容力抜群でオマケに美人でいい匂いがして…、なおかつあの時は知らなかったけどシャイで可愛い所もあって、ってどんだけ嬉しいものだろうね。もっともっと好きになったよね。
    その上、ついに手の届く所まで辿り着いてさ…。うらやま。

    ヨヌ先輩から公認のオッケーを貰ったシンは、攻める攻める。
    ヨヌ先輩に拒否られてないし、かなり好意的な反応があるとわかって一気にたたみかける。
    恥ずかしそうに名前を呼び捨てにされた瞬間、シンもキスしたい気持ちはやまやまだったろうけど、理性で抑えたね。でもヨヌ先輩の悪くない反応に余裕出てきたのか、しめしめと調子乗り始めてるのがちょっとわかって腹立つわ〜。嬉しいけど。
    ヨヌ先輩の慌ててるキス待ちの顔!可愛い〜っ!

    ヨヌ先輩、シンの魅力にあてられて、家に帰ったら、まぁそうなるよね。
    早く二人の気持ちが通じ合ったキスがみたいし、想像が現実になって欲しい。
    で、やっぱりヨヌ先輩の妄想は、二人とも服は着てるし、今までの接触をちょっと膨らました段階で止まってて、真面目なヨヌ先輩らしい。
    シンの妄想内では、ヨヌ先輩は丸裸にされてる確率100%じゃないの。

    夕暮れ時、アルバイトの休憩時間。
    いつものコンビニに立ち寄ると、今日もそこには例のお爺さんと眼鏡の部下の姿が。
    もうお辞儀しちゃう関係。
    部下から会長と呼ばれるお爺さんに気に入られたからか、ラーメンの差し入れを貰い、隣で食べる事に。
    出来上がりを待っていると、お爺さんの孫に関する話が耳に入る。
    それは、劣性オメガに関する話…。
    またヨヌ先輩は傷つかないといけないのか。嫌だな。

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    ヨヌ先輩のトラウマを知って、それを起こしたのが同じ優性アルファであった事は、シンさんにとってショックだったはず。
    その優性アルファの自分が、長く探し求めてきたオメガで運命の番だから、と急に言っても怖がらせたり拒否反応を示されてもおかしくない。
    オメガの本能を遠ざけたいヨヌ先輩には、出来るだけ普通のペースで、ゆっくり二人の距離を縮めて、本当に好きになって貰いたいと思ったから隠してアプローチしてる。でも、アルファと言う存在がヨヌ先輩にとって迷惑で完全にアウトなものだとしたらと思うと、迷う気持ちはシンさんも同じなのかも。
    でも、落ち込むシンさんの沈鬱な気持ちを、予想に反してヨヌ先輩が包み込んでくれる。そっと火傷をした左手に自分の手を添えて、温かな触れ合い、いたわりの言葉がシンさんを浮上させた。
    ヨヌ先輩が関係を断つそぶりを見せないので、シンさんは色んな意味を込めて、いいんですか?と尋ねたんだよね。

    副料理長は、優性アルファに強い敵対心があるみたい。ヨヌ先輩に気をつけろと忠告する。あながち間違っていないから辛い。加えて、優性アルファが劣性オメガと真剣に付き合う訳ない、一生欲望を満たす為のおもちゃ…ヨヌ先輩の顔を見て、流石にまずいと口をつぐんだけど、余りのいい草に悲しすぎる。どんな顔して聞いたんだろ…。
    ここでも釘を刺され、現実を突きつけられ、シンさんと出会った事で、その言葉はさらに刃の様にヨヌ先輩に突き刺さる。

    寒いなか店外で物思いにふけっていると、裏口の扉が開く。
    光の中から現れたのは、シンさん。地獄に仏。光輝いて後光が差してるわ。
    気持ちが弱ったタイミングで最高すぎ。外出する選択肢もあったけど、ヨヌ先輩は自分の気持ちを優先して、一緒に倉庫で過ごす事にする。本音は「倉庫がいいです」だよね。
    寒い倉庫で二人きり。
    玉ねぎ臭が移ると言う話から、ヨヌ先輩も食べ物の臭いが着くと話す。
    けれど、シンさんは先輩はいつもいい「匂い」がする、と言う。
    やばい…いきなりどデカいの落とすやん!言った本人が照れてるし!顔隠してるけど赤くなってるんじゃない?照れ隠しに過去エピソード挟むとか!神!
    そこへヨヌ先輩の、もっと一生懸命洗いますね…って、しょ、正気かっ!
    天然でしょうけど!戸惑ってると言うか多分、あなたの匂いを嗅いで首筋見て体を洗う姿想像して、あまりの刺激に目眩起こしたんだと思うよ!

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