4.0
勉強になります
憧れの叔母のスープ化により、人生終末が一気に自分の事として身近になった主人公。年下同僚のズバズバ発言に落ち込み怒りながらも、周りと自分をもう一度見直して行きます。厚生年金、熟年層の習い事に潜む危険、熟年男性の女性差別など、考えさせられたり、勉強させてもらったり、ものすごく重いトピックなのに、サクサク読めるのは、作者のお笑いセンスのおかげですね。面白いです。
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2649位 ?
憧れの叔母のスープ化により、人生終末が一気に自分の事として身近になった主人公。年下同僚のズバズバ発言に落ち込み怒りながらも、周りと自分をもう一度見直して行きます。厚生年金、熟年層の習い事に潜む危険、熟年男性の女性差別など、考えさせられたり、勉強させてもらったり、ものすごく重いトピックなのに、サクサク読めるのは、作者のお笑いセンスのおかげですね。面白いです。
毎回、割りとありがちな状況でありながら、深刻なトピックであっても、美味しいお茶うけやお料理とともに、するするっと越えていってしまいます。油断してると拍子抜けしてしまって、あれ?って事もありましたが、きっとそこも作者の計算のうちでしょう。アシスタントさんの格言のような真実を語る言葉や、先生のゴーイングマイウェイながら、相手のゴーイングマイウェイもしっかり受け取り、正直に直球投げてくる所も良かったです。ごちそうさまでした。
男装なのか女装なのか、誰が魔女で誰が危険なのか、途中こんがらがって、理解する努力をやめた回もありましたが、最初は契約として飲み込んだ条件が、恋に代わり、守り守られる関係になっていく過程は良かったです。終わりよければすべてよし。ハッピーエンドで良かったです。
5感で5話っていう発想が面白いし、1話でサクッとまとまっているのもすごいと思う。お気に入りはやっぱり、豚キムチをイチゴで塗り替え作戦。めちゃくちゃかわいかった。あの後、二人どうなるのかな。全てのお話の後に余韻が残る素敵な作品ですよ。
山口くん、見た目で怖がられていても、誤解を解いて群れよう、って気はさらさらない。ひどい噂を勝手に流されても怒るでもなく、却って自分と関わると迷惑かかるんじゃないかと、自分じゃなくて、相手に気を使ってくれる。もう、惚れてしまうしかないでしょう。お祭りでスマートにはぐれてくれたり、自分の一番スポットで告白してくれたり。山口くん、最高。先が楽しみです。
押しまくりの彼女、手応えない、と見せかけて、実は傷つかないためにスルーを装っているものの、毎回ドキドキの似鳥先生。両片思いの時は、密かに照れまくって少年のようですが、お付き合いするようになってからは、古文の先生らしく、きちんと言葉で丁寧に気持ちを伝え、不意打ちでドキドキするような表情や態度も見せてくれます。きれいな言葉での愛情表現は、心に響きます。
陛下からの命で結婚した優蘭さんとコウ月さん。仕事と人に対して誠実な二人が勇敢に物事を進め、同志として信頼を厚くしていく中、夫婦としては照れっぱなし。ギャップがかわいいですね。いつもソフトで優しいコウ月さんは、女装しても他の女官より美しく、おしとやかなのに、優蘭さんに身の危険が迫るとさっと守ってくれて、本当に綺麗でカッコいい。仕事に悩む優蘭さんにも、彼女の身を守るぐらいの権力は持ち合わせている、とまるで、太っ腹の上司のように背中を押してくれる。優蘭さんもコウ月さんが弱くなっている時には、信頼の言葉を送って支える。家に帰ったら、料理が腕を振るった料理が二人で食べられる。陛下に対するムチャぶりも、現実ではありえない分、スカッとした気分になります。絵もきれいだし、続きが毎回楽しみです。
前世で、酷い境遇にあった妹の事を見過ごし、妹は怒りのパワーで全てを破壊してしまった。生まれかわったヒロイン、妹ちゃんを暗い未来に引きずられないよう護るため、自分の実家を離れ、妹ちゃんのお母さんの家族と協力して妹ちゃんの実家(?)へ。妹ちゃんを通して、1回目で気づかなかった実家の人間関係の見直し、同じ目的を持つ同志的なパートナーも現れ、1回目ではなかった愛情深い絆が生まれ、それが少しずつ強くなっていくのが愛おしいです。妹ちゃんもすごくかわいいし、絵がきれいで、お話もおもしろいです。
人を助けるために精進する明凛とその父、民を救うために勝ち目がなくとも死を覚悟して戦場に向かう煌明、似た者同士の二人がお互いを護りたいと真摯に想い、強く惹かれていきます。一方、自分が大好きで、他人の事など道具としか思っていない明凛の姉と母、そして皇帝、彼らが色々仕掛けてきて、立派に悪役務めていて、ヒロインを応援しつつ、毎話楽しく読んでます。
子の命を護るためとはいえ、冷徹になりすぎて、結局大切な物を失くしてしまったヒロイン。子供が小さい頃に戻ってからは、愛情をきちんと伝え、前世で巻き込んで不幸にしてしまった周りの人たちの未来も背負って、果敢に前に進んで行きます。
一瞬で恋に落ちた夫の事も2回目は冷静に受け止め、夫としても父としても指導者としても、その人となりをバッサリ切り捨てます。父の愛情を欲しがり悲しむ子供たちに、子供を愛せない親が悪いのであって、決して子供のせいではない、と父を切り捨てるように、そして、自分自身を大切にするように伝えるシーンが胸に突き刺さりました。
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ひとりでしにたい