セドリックではなく、ロレンディアの王子と縁談する事になったのは、フォーマルハウト老の策だったんだ。民衆に人気のある王女が反乱を企てているがルビニス伯ではこの動きを抑えるのは力不足、と告げた、自分の賭けが駒を動かした、と言うフォーマルハウト老。誰かに車椅子を押してもらってるのに、セドリックより早く王子と謁見するって、相当読みも決断も早く、彼を信頼して動く側近がいなければ、成せない技。そして、王子も大義名分を得られた事で、力のないマルグリットを正々堂々妻に迎え守る事ができる。父の汚名を晴らし、ルナリア王国を復興縁するために談に頼るのも利用するのも姫次第、というフォーマルハウト老。マルグリットは得難い人材が傍にいるね。エムドロスに先を越された、と王子の元へ行く前に女遊びをしていた事を父に叱られたセドリック。このままルビニス伯が大人しく引き下がってくれますように。
町では、マルグリットの縁談を歓迎する民がほとんど。ロレンディアが卑怯な戦を仕掛けてきた事を忘れない老人はいるものの、戦が終わって10年以上経つ今、ロレンディアの王子との縁談を喜ぶほど、民はロレンディアの一部である事を受け止めている。終戦後のルナリア王国への対応が悪くなかったからでしょう。
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亡国のマルグリット
086話
第29話(2)