エミリアが好きだから一緒に来てほしい、とストレートなネイサン。独学で簿記ができるエミリアの能力も買ってくれてる。でも、お断りの言葉は、ハディウスが許さないから行けないではなく、彼が好きだから。勤め先のレストランと人気のお店の違いを客として中に招待してくれた事で気づかせてくれたり、エミリアの将来を考え新大陸へ誘ってくれたり、今までもただで簿記教えてもらってる執事に説教したり、入場する時にいじわるされてたら、メルビル家の紋章渡して一緒に入ったり、助けられた事が何度もある。それに、他の男たちと違って、愛人にしようとは考えてない。ハディウスが本気で脅しても動じないし、誰でも恋に落ちそうな優良物件なのにね。ちゃんと断ったら、結局振り向かせられなかったから、今日を最後に引き下がる、ってエミリアの気持ちを優先してくれたし、もったいないな。
家の事情を知っても誘ってくれたのに、新大陸へ行かないのは、なぜ、と怒るミッチーに自分はここにいたいし、婚約破棄宣言をしたら、国王から補償が出るので、引っ越しする必要はない、と返事した時、王室から騎士がやって来た。
王宮に呼ばれ、王妃も同席の場で、混乱を呼んだ婚約を当事者たちが幾度も求めていた事を受け、解消する事を王が宣言。同時に5年間の税金免除と慰労金の支給も同時に宣言。その場で、王妃の元に呼ばれるままに近づくと、指輪を左手の薬指にはめられた。王妃は、マイヤー家の後継者の条件の意図がやっとわかった、王宮の裏道の先の噴水に指輪の送り主がいるから行きなさい、と呟く。
噴水前で指輪を外そうとしていると、ハディウスが現れ遠くへ行くのだから捨てずに持っていけ、と出発日を聞く。エミリアは、新大陸へは行かない、この5年間、他の人を好きになった事はないし、一人で挫折したり、希望を持ったりしながら、ハディウスに会うたびドキドキしていた、けれど、ハディウスを好きになってはいけないから、言えなかった、とポロポロ涙をこぼす。
エミリアの気持ちが自分に向いてるのを知り、優しい顔になったハディウス。婚約破棄したが俺たちは終わりじゃない、エミリアは自由を手に入れた。自分も自由を手に入れるので、その時にやり直そう、とハディウス。エミリアは頬赤らめてるし、なんかまどろっこしいけど、やっと思いが通じあった
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エミリア~愛なんて関係ない~
060話
エミリア~愛なんて関係ない~(60)