イネスは不満だったけど、カッセルは遠慮して手紙だせなかったんだ。
たった6行だけど、イネスが書いた「会いたいわ。」の一文だけでも、額にしまいたい大切な宝物。ラブレターにしては短いとか、つっこまないで。
「ほんの少しでもメンドーサに来られない?」の一文でカッセル、メンドーサ~カルステラとんぼ返りを決めてしまった。なんて、短くも効率的なお手紙だろう。
オスカルはダンスが得意なのに、婚約者のアリシアと踊りたがらないから、イネスにチクチク嫌味言って逆に撃沈。
そしてドロレス、またすごく歪んだキャラが登場。皇帝が侯爵夫人との火遊びで生まれた婚外子のドロレスは政治的に利用する駒として、表向き、皇后と義兄のオスカルが親しくしてただけなのに、本当に寵愛されていると勘違い。陛下の娘でありながら、まともな名字を与えられず、いつまでもシニョレッツリという神に存在を認められぬ、という名字のままで、その名字を嫌ってどの貴族も彼女との縁談を受けない。1週目ではイネスの母方のいとこのモントール侯爵もドロレスを拒否。腹いせに、夫婦仲の良い潔白な彼との噂を流して、イネスを罵倒するも、イネスに論破されて、精神崩壊。
イネスをどうしても見下して、いじめたかったのに、1週目は撃沈されましたね。イネス、辛いけど、その調子でがんばって。
-
6
この結婚はどうせうまくいかない
085話
第083話