季節が終わり最後のタケノコ料理という佐治に、やっとタケノコから解放されると大喜びの子供達。
見張りカラスにタケノコとご飯を持たせた箱を光太に持って行かせたお妖。
タケノコに変な呪がかかってないか心配するカラスを見て、カラスの愛情とお妖の気持ちで、佐治のタケノコを爆食いする修羅。愛情で胸がいっぱいだね。子供たちはトトを役立たず、と言うけれど、強敵修羅を幸せにする最弱なれど、最強のトトなんだよ。
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季節が終わり最後のタケノコ料理という佐治に、やっとタケノコから解放されると大喜びの子供達。
見張りカラスにタケノコとご飯を持たせた箱を光太に持って行かせたお妖。
タケノコに変な呪がかかってないか心配するカラスを見て、カラスの愛情とお妖の気持ちで、佐治のタケノコを爆食いする修羅。愛情で胸がいっぱいだね。子供たちはトトを役立たず、と言うけれど、強敵修羅を幸せにする最弱なれど、最強のトトなんだよ。
修羅が頭首なんかに引っ掛かったのは、お妖みたいに世間から冷たくされたからなんだ。
欲情ではなく、抱きしめるのは、愛する人や子供を守る術、そうだったんだ。抱きしめられた記憶って、人を暖かく強くするもんね。
陰の中には陽となる光がある。佐治を逃がそうとした事を光と呼び、修羅を抱きしめたお妖とその霊力に頼った修羅の霊力で助かった修羅。お妖だけじゃなく、式神たちとの関係も変わって行くのかな。
式神たちは、修羅の命が尽きて解放される日を待ってたんだ。式神たちに激しく同意したくも、目の前で呪符を返され、もがいてる修羅を見放して逃げる事ができない佐治。やっぱり優しい。その優しさで、式神たちが元の姿に戻って佐治を喰らう前に逃げろ、って修羅が佐治にアドバイスしてるのにビックリ。
お妖が佐治に引っ付いてたのは春情じゃなくて、陰陽を調べて佐治を守る術をかけてたんだね。佐治を慈しむ愛情を感じるものの、佐治みたいに春に受かれて欲情してた訳じゃないのは、佐治にはちょっと悲しいかな
イケメン式神に夜伽までさせるんかい。なんか、虚しいね、修羅。
修羅は今年最後のタケノコを佐治に料理してもらうために式神にしようと企んだ。でも、お札を跳ね返したよ、佐治。すごいな。
修羅のボスご頭首さま、修羅に資金調達と江戸の裏情報集めを命じてたのか。だから、修羅、金の亡者になって、人の心より金儲け一択で客選んで霊祓い商売に励んでるのか。なんか、あんまり頭首に相手にされてないし、ちょっとかわいそう。
佐治を真似てタケノコを一流の料理人に作らせても、不味いって言うし。だから、美味しそうなのは、佐治の家族愛というスパイスのおかげなんだって。でも、用がなくなったら、式神解いて解放してあげるようになったのは、人間として一歩前進かな。
お妖が佐治が照れるほどベタベタ引っ付くのは、本当に春情?なんか違うような気もするけど、愛情不足の佐治が喜んでるから良いよね。勘違いでも
どんな豪華な食べ物よりも、愛情込めて家族にひもじい思いをさせたくない、と何度も煮込んだ大根飯を大好きな家族で分けあって食べる事の方がずっと幸せでご馳走なんだよ。修羅が水晶から見えた大根飯が美味しそうだと見えたなら、ちょっとは人間らしいかも。
ただ、妻に買った大切な鼈甲の櫛と一緒に川に落ちて無念だった優しい父ちゃんを化け物呼ばわりする修羅は許せない。妻も息子も父ちゃんの存在に見守られて安心してるのに、無理やり2度目の別れをこんな形でする事が霊祓いの仕事なのか。
人を見下す事で自分を偉いと思ってる、そんな修羅が一番嫌がるのは無視される事。そう言うお妖に、わかっていても内心腹が立ってるのに、佐治たちに危害が及ばないよう、我慢してるんだろう、自分たちの事は気にせず言いたいこと言って良いんだよ、その方が気持ちいい、って言ってくれる佐治。お互い相手を思いやって、本当に良い家族だな。いくらイケメン従えて、周りに羨ましがられても、修羅にはお妖たちのように満たされる事はないね。
お菊が寒そうだ、ってお布団で抱きしめて寝た佐治。お菊の安心した寝顔がかわいかった。成仏って穏やかな物だと思ってたけど、脱け殻人形は、顔もぶち壊れて無惨。お菊がいなくなった、と泣いて悲しみ、光太と同じ場所に埋める佐治。本物のトトだったね。家族に与えられた人形に乗り移り、霊祓いで金儲けしようとする奴に利用され、散々な過去だったけど、佐治の愛情で暖かく成仏できた。お妖はお菊は家族の愛情を受けるために生まれ変わってくる、って言うけど、次はお妖と佐治の所だったりするかも。
お菊が光太たちと子供らしくお皿囲んで卵焼き食べてる!病気のせいで本当の家族を窓から見てたお菊。一緒にご飯食べてる姿が子供らしくて、泣けてくる
お菊ちゃん、と甲斐甲斐しくお世話してた時に怒って、髪を巻き付けられるのは佐治なのに、ついでにお菊の髪を売って、卵買って、卵焼き作るのも佐治なのに、どうして、美味しそうに、みんなに混じって卵焼き食べてるお菊の姿は見れないの~。
成仏させて追い払おうとするのを佐治もお妖も諦めて、今日からうちの子だ、お菊ちゃんじゃなくて、お菊って呼び捨てだ、って、家族にしてもらったのが嬉しいんだね、お菊。
人に見られて恥ずかしい春画とかうっかり落とした茶碗が気になり成仏できない人もいる。怨念とかじゃなくても、成仏できないもんなんだ。1年前この夫婦は、76番目でろうそくから火事になり、百物語を語り尽くせなかった事を悔いて成仏できなかった。
お妖は、何年か前やけくそで野原で座り込んでいると邪気がやってきて、飲み込まれそうになった所をこの夫婦が心配して声をかけてくれた事で助かった。夫婦が記憶にない程些細なことでも、大きな人助けをしている事もある。
夫婦は成仏できたし、お妖はお礼も言えたし、良かったね。
うらめしや
264話
vol.53 春の名残(5)