3.0
レビュー
有能で完璧なエリート同期との、ライバル関係から始まる恋模様が描かれています。仕事では一歩も譲らない彼が、ふとした瞬間に見せる意地悪な微笑みや、強引なアプローチには、オフィスラブならではの王道なときめきがありました。
特に、同期という対等な立場だからこそ生まれる軽快なやり取りや、お互いを意識しすぎるあまり空回りしてしまう心理描写が興味深かったです。作画も非常に綺麗で、スーツを着こなすキャラクターの立ち振る舞いや、感情が昂った瞬間の表情が魅力的に描かれており、視覚的に楽しめるシーンが多くありました。
星3つとした理由は、設定や展開が非常に王道であるため、このジャンルを多く読んでいる方にとっては少し先が読みやすく、新鮮味に欠ける部分があるかもしれないと感じたからです。二人の関係性に、もう一段階意外な展開や、彼が意地悪をしてしまう背景への深い掘り下げがあれば、より物語に厚みが出たのではないかと思います。
とはいえ、仕事と恋の間で揺れる等身大のキャラクターに共感しやすく、読後感も爽やかです。隙のないエリートが見せる甘い独占欲をサクッと楽しみたい時には、十分に満足できる一冊だと思います。
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エリート同期のいじわるなキス