johnlisaさんの投稿一覧

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51 - 58件目/全58件
  1. 評価:5.000 5.0

    壮大な歴史のスケールに負けないキャラ達

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    本宮先生らしい、熱い男たちの群像を古代中国を舞台に描き切ってくれました。
    歴史の史実でも項羽と劉邦は魅力的で語り継がれるキャラではありますが、本宮先生の手にかかれば、さらに人間臭く、骨太な魅力にあふれています。一番の史実からの改変は、虞美人が項羽と出会う前に、劉邦の妻だったこと。ですが、それゆえ歴史と運命の荒波にさらされる悲劇のヒロインとなり、物語がよりいっそうドラマティックなものとなりました。2人の英雄に愛されるのも納得な美しさです。序盤は劉邦が主役でしたが、終盤はもはや項羽の独壇場。本宮先生が珍しく(失礼)きちんと「四面楚歌」のシーンや項羽の最期まで描いてくれました。

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  2. 評価:5.000 5.0

    悪魔よりも怖いのは女の嫉妬

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    大好きなお話で、昔、夢中になって読みました。
    今、読みかえしても、その巧妙なストーリーテリングと流麗な絵には魅了されます。
    あしべさんの描くキャラの美しさ、池田先生の1話完結のキレの見事さ。
    デイモス、ビーナスが元神さまだったとは思えないほど残酷ではありますが、その背景に隠された2人の哀しい過去があるので、憎み切れません。そして時として、この2人以上に、人間の(特に女)の方が残酷になるときもあります。そんな中で、ヒロインの美奈子が唯一、可憐で清らかで純粋です。これなら、多くの男たち(デイモス含む)を魅了するのも納得です。
    結局未完の物語ですが、自分の中では全17巻のうちの16巻で有終の美を飾ったと思ってます。

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  3. 評価:4.000 4.0

    主人公が愛おしい

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    山内直美/氷室冴子は名コンビで、小説の世界観を見事に漫画にして下さいました!
    個性豊かな登場人物たちですが、開校以来の才媛・倉橋数子のキャラが秀逸です。
    容姿端麗、頭脳明晰、品行方正、完璧な優等生像は、初恋のおじさまと将来は結婚するために努力で作り上げたもの。
    しかし、失恋によってタガが外れ、親元を離れて素のままに暮らそうとしたら、思わぬ同居人が2人も出来てしまった。
    雑居生活が続く中、様々なハプニングが起こって、それに同居人ともども右往左往する主人公の姿が愛おしい。
    また、山内鉄馬のキャラ設定も出色で、願わくば数子さんとくっついてほしい、なんて妄想もしちゃいました。

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  4. 評価:5.000 5.0

    本当に新宿に存在しているのでは

    もう30年も前の作品とは思えぬほど、今見ても鮮やかで鮮烈な作品。
    魅力的な登場人物、毎回の依頼を決め台詞と共に見事に解決する手腕、痺れる程のカッコよさと、お馬鹿でスケベなギャップ、新宿という街の中に本当に冴羽尞や香や海坊主がそこに住んでいるかのような雰囲気。絵柄の美麗さと共に、都会的で洒落た作風が、この作品にはあります。依頼をスマートに解決し、去っていくシティハンター。今、この時代の日本にこそ必要な存在では、と思ってしまいます。

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  5. 評価:5.000 5.0

    ミーハー娘の夢を叶えた

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    自分が好きだった漫画作品の中に、登場人物として出現する。
    ファンなら1度は願う事。そんな読者の願いを叶えた作品です。
    既に完成度も高く完結している作品に紛れ込んだアラフォー女子・沙織。
    既読で先の展開を知っているからこそ、安心したりドギマギしたりする姿は、読んでいるこちらも共感します。
    それにしても錦ソクラ先生の絵は、本当に北条司先生のタッチと瓜二つです。

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  6. 評価:4.000 4.0

    毒には毒を

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    出てくる犯罪者が、どいつもこいつも外道ばかり。
    (大学サークルや、ホームレス襲撃など実際の事件をベースにしてますね)
    また、自分が正義と思っている行き過ぎたジャーナリズムの持ち主や、子持ち様嫌いの男など、一見普通で、どこにでもいそうな人物もいるのが、怖いです。
    しかし、それ以上に怖いのが、主人公の檀。やはりサイコパスに立ち向かえるのは同じサイコパスしかない。
    頭脳明晰、容姿端麗、お金持ち、赤ちゃんや小動物にはとことん優しい。そんな彼が悪人に制裁を加えるのは、おぞましくも美しい。願わくば、被害が大きくなる前にもう少しはやく処刑人してほしいところです。

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  7. 評価:5.000 5.0

    美人三姉妹に魅せられます

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    実質、作者のデビュー作とは。とんでもない才能ですね。
    警察官の恋人、喫茶店を経営する一方で実は美術品を盗む美人三姉妹、レオタードに身を包み、夜を駆ける。
    こんな設定、誰が思いつくの? 盗み方も粋でスタイリッシュ。
    台詞やストーリーテリングも大人っぽくて、かっこいい。
    少年誌掲載でしたが、大人のおしゃれな雰囲気がページをめくるたびに漂ってきたマンガでした。
    どのキャラクターも魅力的でしたが、タイプの違う美人三姉妹は、どの世代にもアピールしてきます。
    キャッツが盗んできた美術品のように、キラキラ輝きを放つような作品です。

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  8. 評価:5.000 5.0

    ケンシロウの孤高な姿に惚れます

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    約30年ぶりに再読しました。今読み返しても、画の迫力、よく練られたストーリー、魅力的なキャラに、夢中になって読んでしまいます。荒廃した世の中で拳法を正しく用いようと思っても、それが許されない。果たしてケンに安らぎの時は訪れるのか。バッドとリンの存在が、心のオアシスです。週間漫画ゆえ、人気作品だったゆえに、長期連載となり、ケンシロウの前に次から次へとあらたな強者が現れ、最後まで孤高な生き方を貫いてました。ですがそれもまた、彼らしくて惚れ惚れします。

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