5.0
彼らの目で見ることで世界が際立つ
2人でいくつもの哀しみ、喜びを経て、あとは余生をのんびり…と思っていた先に現れたミライ。
彼らは限られた時の大切さを骨身に染みて知っていて、そんな彼らの目でみるミライとの日々が、とても輝いてみえました。
くすっと笑え、ほろっともする、人生賛歌です。
走馬灯のシーン、ぐっときました。
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2人でいくつもの哀しみ、喜びを経て、あとは余生をのんびり…と思っていた先に現れたミライ。
彼らは限られた時の大切さを骨身に染みて知っていて、そんな彼らの目でみるミライとの日々が、とても輝いてみえました。
くすっと笑え、ほろっともする、人生賛歌です。
走馬灯のシーン、ぐっときました。
自分の生きる時代を遠く離れて漂流してしまった中年期のおじさんが生き方を模索する姿と、原始社会が動く瞬間を重ねて描く視点に、戦国〜江戸を生きたおじさんの生き様を描ききった『へうげもの』と同じ迫力を感じました。
主人公は一族経営とはいえ社長 で、戦国時代なら武将になっていたかもしれない、私とは相容れなさそうなセレブリティです。とはいえ、同じ現代人として共感できる点も多く、自分がその場にいる臨場感で、いっきに読んでしまいました。
エンタメとしても面白い上に人類史を間近にみれるという、超一級の面白さ。
望郷はどう報われるのか…、それまでの主人公の生き方がどう総括されるか、見届けたい。
破廉恥なシーンがなければ、全年代にお勧め!
面白かった。私がアラサーだったころ、やはり女友達がいて、時々話すことによって生き返った。今はみな仕事育児介護で忙しそうで、会う間隔が間遠になってしまった。
私が人気ないだけか。
結局、生き返る間もなく惰性で責務を辛うじてこなしていくような日々に忙殺されている。
何だかんだ優雅な主人公達が本当に羨ましい。私には友人と朝活する余裕、気力がない……。私、こんなに余裕ない状態で頑張らなくてはいけないのかな…。
というように、登場人物と照らし合わせながら自分を省みたくなる作品。エピソードが細かく、それに釣られて自分の細々したことを思い出す感じ。気の置けない女友達と話しているときもこんな感じだったかも。
まだ仮釈放さんでほのぼのしただけですが、
面白い!!
予想を良い意味で裏切られるし、登場人物たちが みんな、ひと癖あるけど素敵な子ばっかりで心が洗われます。
作者さんのユーモアセンスに脱帽です…
最初は単なる恋愛もの?青春もの?と思って読み進めたらオカルトやら深層心理やら、人間の精神をのぞく恐ろしくも興味深い話でした。
タイトル、有名な戯曲小説映画からとっているようです。私などはそれらごく一部を鑑賞したことがある程度ですが、その作品の雰囲気をまとわせることで、より、意味深に感じさせ、造り、筋書きが旨いなぁと思います。なかなかない旨さ。こうした、作品を貫く筋書きの面白そうな作品は、最後まで読まないと評価しにくいところではありますが、期待をこめて。
願わくば、ダラダラ伸ばさず、きれいに収束させてほしいです。
この作品で描かれる、何者でもない頃の苦悩、不安、迷走、金沢と宮崎の空気感 、先生との散歩の景色、絵に描かれる対象の存在感があまりにもリアルで、自分も追体験したかのような感覚になりました。
この作者の他の作品は、楽しくても感動はしなかったけど、この作品には、青年期を追体験したようで、心揺さぶられました。私にはこんなに熱い師はいなかった、作れなかったけど、自分を自分で鼓舞していたことを思いだしました。
ひとまず無料分57話までの感想になりましたが、どんな結末であれ、評価は変わらないと思います。
映画も観てみたくなりました(何となく、年の差恋愛ものだと思ってたが、漫画みると、違うんですね)。
途中、数十話あまりに主人公への虐めの描写ひどく、どなたかのレビューに従い、反撃開始のちょっと前まで読み飛ばしました。正解でした、レビューした方に感謝です。
反撃開始後、悪魔のような「いじめっ子」や須田の過去が読者にあきらかになり、奴らにも同情する部分があることが分かりました。当然、復讐を継続しようとする主人公。そりゃそうだ、主人公は現時点では奴らの過去を知らないし許してやる義務等ないし、無関係な主人公まで毒牙に掛けた「いじめっ子」が圧倒的に悪い。ただ、優しい主人公のこと、どこかで、赦すという選択をしなくては彼自身生きていけなくなってしまうのでは…と思います。どうすれば救われるのだろう。この先どうなるのだろう。「いじめっ子」だけに復讐し尽くし、過去を全部捨て終わり…になるのか…皆少年院に入り皆バラバラになって社会に復帰していくのか…。願わくば今こうした問題に苦しむ当事者に希望を感じさせる作品になってほしい。
レビューの評価は3.1と低めですが、大人の鑑賞にも耐える良質な問題作だと思います。
人が人にどうしようもなく惹かれる…そのことに異性同性関係なく、素晴らしこと、両思いなんて奇跡…と思えてくる作品です。
さらにこの漫画の素晴らしいことは、恋愛だけに止まらないところ。引きこもる気持ち、不倫される気持ち、娘を親を兄弟を思う気持ち、主人公カップルの周りの人々の気持ちや関係が、年齢に関係なく丁寧に描かれていて、とても読み応えあります。
お話はもちろん、なにより表現がうまい。見応えある漫画です。色んな要素が詰まってますが、非常にきれいにまとまってます。
平和ボケニッポン育ちの日本人との対比、
チンピラを鮮やかに片付けるヒーローぶりとガイシンとしての不便さ、
島崎の写真、ぎくっとしますね、うまい演出…
島崎を監視しているらしき公安的?組織の謎…
いい歳した中年である島崎の今後の人生…
暗い過去と、今の小さい、温かい居場所…
彼がまた戦場に戻るってどういうこと何だれりう…日本での居場所を守るための戦いのこと?まさかまた傭兵をやるのか…
日々丁寧に生き、自分を活かし、若い人を温かく見守り、想像力と思い遣りを持つ。年を経るごとにそういう人間になっていきたいと思ってます。島さんは体現しています。
極道で哀しい目にあったから、今の島さんが出来上がったのかな と想像を掻き立てる面白さもあります。
大事件が起きる訳ではないのですが、目が離せません。今の時代を精一杯生きている人の、心温まる物語です。
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セブンティウイザン