おばさま7さんの投稿一覧

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評価5 12% 11
評価4 32% 29
評価3 31% 28
評価2 21% 19
評価1 3% 3
1 - 8件目/全8件
  1. 評価:5.000 5.0

    この作品で描かれる、何者でもない頃の苦悩、不安、迷走、金沢と宮崎の空気感 、先生との散歩の景色、絵に描かれる対象の存在感があまりにもリアルで、自分も追体験したかのような感覚になりました。
    この作者の他の作品は、楽しくても感動はしなかったけど、この作品には、青年期を追体験したようで、心揺さぶられました。私にはこんなに熱い師はいなかった、作れなかったけど、自分を自分で鼓舞していたことを思いだしました。
    ひとまず無料分57話までの感想になりましたが、どんな結末であれ、評価は変わらないと思います。
    映画も観てみたくなりました(何となく、年の差恋愛ものだと思ってたが、漫画みると、違うんですね)。

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  2. 評価:5.000 5.0

    104話までの感想

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    途中、数十話あまりに主人公への虐めの描写ひどく、どなたかのレビューに従い、反撃開始のちょっと前まで読み飛ばしました。正解でした、レビューした方に感謝です。
    反撃開始後、悪魔のような「いじめっ子」や須田の過去が読者にあきらかになり、奴らにも同情する部分があることが分かりました。当然、復讐を継続しようとする主人公。そりゃそうだ、主人公は現時点では奴らの過去を知らないし許してやる義務等ないし、無関係な主人公まで毒牙に掛けた「いじめっ子」が圧倒的に悪い。ただ、優しい主人公のこと、どこかで、赦すという選択をしなくては彼自身生きていけなくなってしまうのでは…と思います。どうすれば救われるのだろう。この先どうなるのだろう。「いじめっ子」だけに復讐し尽くし、過去を全部捨て終わり…になるのか…皆少年院に入り皆バラバラになって社会に復帰していくのか…。願わくば今こうした問題に苦しむ当事者に希望を感じさせる作品になってほしい。
    レビューの評価は3.1と低めですが、大人の鑑賞にも耐える良質な問題作だと思います。

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  3. 評価:5.000 5.0

    30話あっという間に読んだ

    人が人にどうしようもなく惹かれる…そのことに異性同性関係なく、素晴らしこと、両思いなんて奇跡…と思えてくる作品です。
    さらにこの漫画の素晴らしいことは、恋愛だけに止まらないところ。引きこもる気持ち、不倫される気持ち、娘を親を兄弟を思う気持ち、主人公カップルの周りの人々の気持ちや関係が、年齢に関係なく丁寧に描かれていて、とても読み応えあります。

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  4. 評価:5.000 5.0

    感動もののうまさ

    お話はもちろん、なにより表現がうまい。見応えある漫画です。色んな要素が詰まってますが、非常にきれいにまとまってます。
    平和ボケニッポン育ちの日本人との対比、
    チンピラを鮮やかに片付けるヒーローぶりとガイシンとしての不便さ、
    島崎の写真、ぎくっとしますね、うまい演出…
    島崎を監視しているらしき公安的?組織の謎…
    いい歳した中年である島崎の今後の人生…
    暗い過去と、今の小さい、温かい居場所…
    彼がまた戦場に戻るってどういうこと何だれりう…日本での居場所を守るための戦いのこと?まさかまた傭兵をやるのか…

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  5. 評価:5.000 5.0

    13話迄の感想

    日々丁寧に生き、自分を活かし、若い人を温かく見守り、想像力と思い遣りを持つ。年を経るごとにそういう人間になっていきたいと思ってます。島さんは体現しています。
    極道で哀しい目にあったから、今の島さんが出来上がったのかな と想像を掻き立てる面白さもあります。
    大事件が起きる訳ではないのですが、目が離せません。今の時代を精一杯生きている人の、心温まる物語です。

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  6. 評価:5.000 5.0

    10話までの感想

    在原業平、菅原道真という歴史上の有名人物が主人公です。業平は、人情に厚く仕事が出来る男のかっこよさ、色気があります。これは、モテそうです。道真は、ずば抜けてかしこくちょっと生意気な少年として描かれています。歴史の授業でイメージする人物像とは違ったのですが、本当はこういう人だったかもしれないな、と思わせるだけの説得力があります。
    数話で一段落するのも読みやすく良いです。玉虫姫の話、伏線がきれいに回収されてて、温かみのある話で、胸が熱くなりました。
    当時の町の様子や人々の生活が丁寧に描かれており、タイムスリップして間近でみている感覚になります。白黒の絵でこれだけの臨場感、漫画表現の真骨頂と思います。

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  7. 評価:5.000 5.0

    ドキドキ

    スリルがあります、山という大自然の怖さ、夜の怖さ、人間の怖さ、正体不明の猿の恐怖。これらが相まって、相当怖いです。主人公の真っ直ぐさに、ほっとします。続きが気になる。14話迄ですが、鷲掴みされました。

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  8. 評価:5.000 5.0

    良質な物語

    ネタバレ レビューを表示する

    うまくいかない人生、一人でかかえて折れずに生きてきた主人公。まだ若くっていくらでもやり直しできる筈なのに、自死を選んでしまった。
    そこに至るまでの、寂しさ、死ぬ直前に悔やむ気持ち、周りの辛さ。今までの自分の人生振り替って、私はかろうじて何とか生きてこれたけど、生きる気力を失いそうななったときの気持ちを思い出し、落涙してしまいました。娘を愛していたけど決して距離は近くなかったお父さんの哀しみ方が、妙に現実味があり、切なくて。
    作者の方の感情の機微の表現と、様々なタイプの人間を主人公に物語を創り出す才能、素晴らしいです。
    その後はコメディータッチで、明るく楽しく読めます。

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