3.0
底知れない謎という闇(病み)に嵌まる
まだ読み始めたばかり。
基本、綺麗系の絵柄が個人的には好きなので、当初は「駄目かな」と思ったが、この世界の「ダークヒロイン」と様せる女主人公が登場したとたん、目が離せなくなった。
男主人公は型破りで軽薄さを醸し出しているが、その洞察力は鋭いようでもあり、的はずれであるようでもあり…何ともいえない味がある。
女主人公は怖いほどの魅了系、開ける度に別の箱に変わるびっくり箱、万華鏡のごとき変化変貌を遂げる有り様。
通常空間に身を起きながら、塀の中の犯罪者であるその女の恐怖の闇(病み)に染色されまいと抗いながら謎に挑む男。
先の長い彼等の物語に嵌まりつつ読み進んでいく愉しみ。
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