120位 ？
4.0
人間と獣人が互いに確執を持ちながらも共存する世界で、両親を失い叔父家族に虐げられていたヒロイン紗枝が、獣人である宗伯に嫁ぎ、誤解を乗り越え溺愛されていくストーリーてす。
よくある設定ではあるけれど、義妹や叔父夫婦の醜悪さが振り切れていたり、紗枝の元夫（過去にも望まぬ婚姻をさせられ離縁されている）の悪どさはちょっと極端かなぁ。
それでも紗枝と宗伯が素直に相手の良さを認めて歩み寄れるところ、獣人側の周りの人物もわりとすぐに紗枝を認め守ろうと動いてくれるところにあまりストレスなく読み進められます。人間を嫌っていたはずの宗伯が完全に紗枝の味方でブレないところが素敵です。
紗枝と宗伯がお互いに惹かれ合い、気持ちを認めてこれから、というところで急に無料話が打ち切られ？てしまったので残念です💦当初の予定の７０話までは読んでから課金したかった。
0
3.0
23話まで読みました。真面目で頑張り屋のヒロイン香澄が彼氏と後輩に利用され浮気されたところを爽やかイケメンの萱沼さんに救われるところまではとても良かったのですが…
今まで辛かった分溺愛されて幸せになってほしかったのですが、なんか思っていた（期待していた）沼ではなかった。
そもそも沼系男子ってこういうものなの？ヒロインが自らはまる沼ではなく、姑息に画策されて引きずり込まれそうになってる沼…
萱沼さんに香澄への愛情がなさそう、というか自分のためにしか動いてないところが私には好みではありませんでした。
香澄が沼に閉じ込められる前に目を覚まし脱出できるのか。萱沼さんの本性がわかっても好きだというならそれはそれでハッピーエンドなのかも。
3
2.0
一国の王妃であるヒロインですが王様との初夜もなく会話もほぼなく塔に隔離されており、自ら気軽に言いつけを破って塔から出た結果、自称愛人の隣国の王女に刺されてやり直しが始まります。
不思議な能力を身につけてのやり直しが始まりますが、ここでもヒロインは曖昧な現状把握と思い込みからあまりうまくない行動をとっていくわけですが…
そもそもヒロインは思い込みばかりなのが良くないのですが、王様と政略結婚だったと言ってるけど何が王様にとってメリットだったと思ってるの？
自信も覚悟もない、思慮深さもなく自らピンチを招くヒロインに魅力を感じませんでした。
何らかの理由でヒロインをちゃんと愛して大事にしてたのかもしれないヒーローも、塔に隔離するだけでろくな説明も会話もせず、護衛も付けずってどういうこと？
王様の伴侶選びや王宮のセキュリティ、側近の意識さえゆるゆるで、そりゃあトラブルも起こるでしょうよ…
と、いろいろ気になることが多く、それらによって起こるすれ違いにはハラハラではなくイライラしてしまいます。もう、ちゃんと確認しなよ、会話しなよ、しっかりしてー！と言いたい。
時間を止める能力も今のところ無くても良かったのでは？と思いますが、これから活きてくるのかな…
絵が綺麗でヒロインもヒーローもビジュアルは素敵なのでなんだかもったいないです。
無料分の半分を読みましたが、あと数話でヒロイン、ヒーローがもっとしっかりしてくれなければ課金してまでは見ないかな、自業自得のすれ違いが解決するのを待つのはあまり楽しくないので…
0
4.0
よくある二股クズ男の浮気を知ったヒロイン、アヤちゃんが開き直るクズ男と別れて、クズに見下されないようなバリバリ仕事もできる強い女に変身！と思ったら精一杯強がって頑張ってるだけで泣き虫なのは変わらない。実家の食堂を手伝う時間が素の自分に戻れる場所。
そこの常連客のハルキくんにプロポーズされながらもチャラい彼を相手にしていなかったが、彼を知り助けられたりする内にだんだん距離が近づいていきます。
元カレが仕事に託つけて絡んできたり、職場で辛いことがある度にハルキくんに支えられ絆されていくアヤちゃん。
結局は素のままの自分も肯定して好きと言ってくれる男性が良いよね～と安心のハッピーエンドで、話数が少ないこともありさらっと読み終わります。フルカラーで絵も綺麗だし疲れている時にも軽く読めるかも。
元カレがちょっと頭おかしい以外、ストレスになるほど陰湿な人もおらず、頑張ってるアヤちゃんはわりと等身大で応援したくなるヒロインでよかったです。
ただ、ハルキくんのイメージがちょっと都合よくコロコロ変わるような印象があり、イケメンで御曹司なのはわかったけど、結局彼は自分探ししてどうなろうとしてるのか、アヤちゃんに惹かれたことでどう成長したのかなどよくわからず、その辺はもっとじっくり描いてほしかった気がします。
0
2.0
無料分まで読みました。夫の晴海さんがひたすら良い人！真面目で誠実に人と向き合おうとする、自分のことも冷静に見られるし感情的にならずに気持ちを言葉で伝えられる、こんな男性現実にいる？いたら良いなぁというような人です。
対して妻の舞衣子さんは素直で真っ直ぐ、かわいいといえばかわいいけれど２９歳でこれはどうなの、と思うような現実離れした感じ。
舞衣子さんの父の薦めでスピード婚した二人ですが、夫婦というより晴海さんが幼児の面倒を見てる感がすごい…
二人を別れさせようとする舞衣子さんのはとこも幼稚すぎてライバルにもならないどころか幼児がもう一人増えた感じでちょっとイライラしました。
晴海さんの懐の深さに感心しつつ、舞衣子さんこのままだったら私だったら嫌気が差しちゃいそうだなーと読んでました。
この後の舞衣子さんの成長によっては良い夫婦になるかもしれませんがどうかなぁ…
舞衣子さんの個性を良さと見られるか、夫婦のほのぼのとした歩み寄りを楽しめるかどうかが評価の分かれどころかと思います。
0
2.0
とにかくヒロインの頭の中でのやりとりから言動に至るまで、思い込みの強さであっちにいったりこっちにいったりと騒がしい。
推しの為に、と言いながら本人の気持ちも確かめずに勝手に推しを振った相手に復讐とか…
復讐される側も納得いかないでしょうよ。
急に二頭身になってのやりとりが頻繁に入るし、ヒロインは金にものを言わせるタイプだしで世界観も好きになれませんでした。
無料分読んでから判断したかったけど、愛着持てる登場人物も見つからず、読み疲れてしまいました。
1
5.0
ギャグ寄りのお話かなと読みはじめましたが、ミステリーあり家族愛あり、ユーモアありのとても素敵な作品でした。恋愛面はゆっくりながら深まっている最中です。
継母義妹、恋人に裏切られ殺されたペレシャティが死に戻り、自分の命と財産を守るために奮闘していきます。
その過程で大公であるテルデオと契約結婚することになりますが、この大公家が様々な秘密を抱えており、ペレシャティの死に戻りにも関わっていたことが明らかになっていきます。大公家の人々は代々続く呪いで苦しみ閉鎖的になっており、諦めることが日常になってしまっている為重苦しい雰囲気が漂っています。
そこに入り込んでいくペレシャティは、良い意味で人間的な、思いやり、温かさのある善良な女性です。自分の復讐の為に犠牲になる人たちのことを切り捨てられず違う道を模索したり、誉められ過ぎれば、有り難いけど居心地が悪いと感じたり、迷いや弱さを持ちながらも根が優しく強い人です。その彼女が新たに義家族になったラピレオン家の家族それぞれに、その人柄、存在で救いになっていきます。
契約婚の相手であるテルデオは、大公として重責を背負いながら、呪いによる自身や家族の苦しみを見続けてきて、諦めややるせない思いを抱え続けてきた人で、無口で無表情、不器用ながらも家族への愛情を持つ男性です。シーズン1はその終盤までほぼ表情が崩れることはないのですが、利害の一致で結婚したペレシャティと関わりその温かさにふれる内に彼女に心惹かれ、少しずつ表情が緩む瞬間が増えていきます。
恋愛的にはものすごくゆっくりした進み方なのですが、それだけではなく家族それぞれとペレシャティの関わりの中での変化がとても良いです！
この作品は余白というか余韻も大切にしているのか少しの表情の変化から伝わってくるものがたくさんあって、良質の映画を観ているようなしみじみとした良さがあります。さらに、想いを伝えあってからのペレシャティへのテルデオの不器用な執着にはキュンとさせられます！！
次から次へと謎や事件もあり、飽きることなく最新話まで読んでしまいました。続きを楽しみにしています。
6
2.0
自身も含む家族皆処刑されるという残酷な経験をしたリナリーが、何故か過去に戻り、悲惨な運命を避けるため、双子の弟と入れ替わり男装して騎士学校に入学するところからストーリーが始まります。
絵が綺麗でカラフルな髪のイケメンたちが出てきてその大半がヒロインに恋するようになります。シリアスな出だしから一変、急に話が軽薄になるものの、割り切ってラブコメとして途中までは楽しく読めました。
ただ、ヒロインと、最終的に結ばれそうな皇太子の二人が行き当たりばったりというか、感情がコロコロ変わって周りを振り回したりと、だんだん突っ込みたくなるような言動が増えてきて、魅力を感じませんでした。
鈍感で片付けるにはヒロインがあさとすぎるし、流され過ぎ。
むしろサブキャラの方が感じ良く、身勝手に彼らに迷惑をかけるヒロインにストレスを感じるという状況に…
無料の７０話まで詠みましたが、もうヒロインは同類の皇太子とくっつけばいいよ、他に迷惑掛けないでよ、という心境になってしまい、課金して最後まで見届けたいとは思えませんでした。
最初の決意はどこにいったのか？話の繋がりも「？」という所も多々ありました。
ただ、どこかでみたようなシチュエーションだな、という場面がたくさんあるので、そのそれぞれでキュンとして楽しめるならそれはそれで良いのかなとも思います。
2
2.0
王の血を引きながら孤児として育ったリン。引き取られた公爵家ではお嬢様の鬱憤をぶつけられ、同僚にはいじめられ、密かに恋をしていたお坊っちゃまには利用され、と辛いことが続きます。
お坊っちゃまは無自覚ながらもリンに恋しているんでしょうが、無責任に体の関係を持ち、リンの心身のフォローなしで、的外れな気遣いをしたりと良いところなしです。
リンも不幸な境遇から夢を見られなくなったのかも知れませんが、未来を諦め不安しかない中でお坊っちゃまとの関係を続けているのがもどかしいです。
妊娠に気付きかけのところまで読みましたが、これから身分が明らかになれば救いがあるとも思えず、読み続けるか迷ってます。
とにかく目に見えるお嬢様の悪意より、お坊っちゃまのたちの悪さよ…
絵も綺麗すぎてお坊っちゃまが心のない人形のように見えてきています。
1
4.0
タイトルと絵の綺麗さに惹かれて読みはじめました。
神話の時代から続く中華風の帝国が舞台です。生まれ育った村で虐げられていたヒロインが、悲劇に見舞われながら皇帝の側室となるところからストーリーが始まります。
不遇に育ってきた孤独な皇帝が狂気に蝕まれる苦しみから、ヒロインと出会うことで解放され、癒されていきます。同時にヒロイン自身の人柄や生き方をとても愛おしく思うようになり、大切にしていきます。
神の子孫である皇帝と、癒しの力をもつヒロインとの出会いが必然であったかのようにお互いに惹かれ、掛け替えのない存在になっていくのですが、その過程が良いんです！
運命的な出会いでありながらも何かに試されるかのように困難にも合う二人ですが、孤独で誰にも心を許さない猛獣のようだった皇帝と、欲やあざとさのない真っ直ぐに進もうとするヒロインが心の結び付きを深めていく様子が微笑ましいです。そして主人公二人の表情が可愛かったり色気があったりで素敵です！
周囲の人たちのキャラクターがあまりに悪人過ぎたり、単純すぎたり、時々言葉のチョイスがおかしな感じだったり、謎が中途半端に残ったりと突っ込みたいところもたくさんあったのですが、結局最後まで読んでしまいました。
この作品での見所は個人的には陛下と芭陽、ヒーローとヒロインの互いに必要とし合う純愛です。
自分の命よりも相手のことが大切になった二人だからこそ、自分達の力で新しく生きる道を選べたと、タイトル通りの関係に正しく収まれたと感じました。
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白狼の妻