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萩尾望都さんは大好きな作家さんで、作品を昔はよく読みました(ボーの一族が一番好きです)が、こちらの作品は初めてでした。
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24635位 ?
萩尾望都さんは大好きな作家さんで、作品を昔はよく読みました(ボーの一族が一番好きです)が、こちらの作品は初めてでした。
エドガーがより人間っぽいと言うか…昔の方がより貴族っぽかった様な。絵柄が変わったせいだけでなく台詞とか普通の男の子っぽくなっているような。まあ長い時を生きてるんだから当然と言えば当然かな?
漫画家さんが作風が変わることは割りとよくあることなのですが、昔と比べると全く別人ですね…個人的には昔の作風の方が好きです。
両親をなくした後、叔母に引き取られた主人公は花売り娘としてこき使われ、挙げ句身売り同然に結婚させられそうになっていた。が、竜騎士に救われ隣国へ…
主人公は急死した父親の跡を継いだ街の小さな産婦人科医院の院長で、優しそうに見えるダンナさんは実は浮気をしていて子供まで作ってたって…
昔読んでました。当時はどちらかと言うと内容よりもキャラのカッコ良さに惹かれていましたが、かなり深い内容なんですね。古さを全く感じなくて、今でも充分通用する内容だと思います。
ゴリラの加護って言うと普通は逞しい男性が受けそうなものですが、この作品の主人公はごく普通の女の子でむしろちょっと気弱…そんな子が騎士団に入ってどう成長するのかが楽しみです。
世代間の違いが如実に出ているのが面白い。たとえばデートの時、昔は男が全部払ってきたけど、今の若者はワリカンとか。
優しい婚約者、仲の良い家族と幸せな日々を送っていたヒロインの生活は竜族の第三王子の番という報せで粉々に砕ける。半ば無理やり連れて行かれた竜の国ではひ弱な人族だと虐められ挙げ句毒殺されてしまう。長い月日を経て平民のパン屋の娘に生まれ変わったけど、両親とは死に別れ…番の第三王子はまだ生きてるし、この後どうなるのか…
よくある「真実の愛を見つけた」からの婚約破棄から始まりますが、その後の展開が意表をついてて面白い。「淑女教育」は完了するのかな?
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王妃マルゴ -La Reine Margot-