5.0
地獄エンタメ
和な作風で絵柄が魅力的。
地獄での日常あるあるをコミカルに読ませます。
どこの社会でも能力の高い出来る人に仕事が集まるもの。それは地獄とて同じ。
切れ者鬼灯様が時にはシュールに時にはホッコリと問題解決に奔走する様は楽しく、どこか癒されます。
各キャラクターもチャーミングで思わず撫でてみたくなる可愛らしさ。
作者の視点が光る作品。
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36372位 ?
和な作風で絵柄が魅力的。
地獄での日常あるあるをコミカルに読ませます。
どこの社会でも能力の高い出来る人に仕事が集まるもの。それは地獄とて同じ。
切れ者鬼灯様が時にはシュールに時にはホッコリと問題解決に奔走する様は楽しく、どこか癒されます。
各キャラクターもチャーミングで思わず撫でてみたくなる可愛らしさ。
作者の視点が光る作品。
昔、電話営業が主流だったころ、知らない不動産会社からしつこくシツコク実家に営業電話が掛かってきて親が辟易していました(電話帳がまだ使われている時代です)。マンションを買え!と。
自分で仕事をするようになり小金が貯まった頃、見ず知らずの不動産屋からまたしつこくシツコク電話が掛かって来ました。リゾートマンションを買えと。個人情勢が不当に売り買いされていた時代のことです。
嫌がらせか虐めとしか思えないシツコクさで実に不快でした。そんな営業で成約が取れるはずがないのにと大嫌いでしたが、千件のうち三件契約が取れたら上等な千三の世界だったら営業もそんなものだったのでしょう。
自分が関わるなら正直不動産でお願いしたいと皆が思える良い内容で、楽しく学びにもなる作品です。
東京喰種を読んで…差別社会のU.S.Aでは白人と黒人の混血児が一番生きずらい(どちらからも仲間外れにさるから)、ウクライナ人で捕虜になり運よく帰還した男性は、故郷の家族のことより目の前の激しい餓えの方が心を占めていたことに悔恨の念を抱いていた、などが思い起こされ、帰属意識や生きる為に他の命を奪って生き延びる事実を改めて考える切っ掛けになりました。
錦の彼女が言った「たまたま人間に生まれただけで、綺麗に生きることが許されている」というネームに、人間だって戦争・遺恨・快楽などで同種を危め、グールより醜悪な実態をさらして生きている。それは過去も現在も、そして改善されることなく未来も変わることなく連綿と続くのだろう…など考えさせられる秀逸なテーマがある作品だと感じました。
1961年に医学博士をとっている手塚治虫先生。学生の時から連載を持ち、漫画家でありながらも医学部をちゃんと卒業して、インターンもこなし博士号の論文を書いたなんて凄すぎる。今だったら中退するのが定型パターンだと思うのに。
学徒動員も経験して艱難辛苦を乗り越えた、漫画界の礎を築いた人の創世記の裏情報を食をテーマに見知ることができる幸せ。。。
楽しくて面白い、そして「そんなに無理を重ねないで手塚治(本名)さん」と声をかけたくなる素敵な作品。
いままでも荒川先生の作品は読んできたけど、本作も最高に面白い。
重奏的なプロット、登場人物・異界の者ども含めてキャラの魅力が光ってます。
展開が早くグイグイ引っ張っていくスピード感、それでいて先が読めない奥行き深いストーリー…さすが ! 荒川弘まんが。
比類なき秀逸さに痺れます。
題名はヒンデイー語の哲学命題からきているとのこと。
インド哲学に元ずいた題名…もうすでにカッコイイ。
「たとえ誰も見ていなかったとしても、犯した罪から逃れられない」
クジャクのダンスは事件の真相ということなんでしょうか。
あらゆる事が伏線を張る展開となっており、誰の言動にも虚実がない交ぜとなっている…そう感じられるストーリーにワクワクします。
イノサンの芝居を以前見ていて凄く!! 良かったので、コミック版も読んでみました。
作画のデッサン力が凄まじいですね。
史実に元ずいたストーリーで、あの時代特有のデカダンスが感じられ、好みの甘美でグロい雰囲気にグッときました。
凄惨な描写もありますが、耽美退廃系(話・時代背景・絵柄も含めて)が好きな方ははまると思います。
主題にあるのは暴力の連鎖。機能不全家族。
虐待されて育った子供は成人して、親と同じようにDVを繰り返すようになることが多い、このことは良く知られている事実。
この負の連鎖は絶ちがたく、何代にもわたって押さえがたい暴力衝動が連綿と続いたりすることも…。くそ野郎=冴木の父親も暴力を振るわれて育ったのであろう。
そんなことを考えつつ、圧倒的な力量のストーリー展開、斬新なプロット、墨絵のような陰影がある卓越した作画、三拍子そろった比類なきサスペンスを楽しみました。
ドラマのファンで楽しみに見てました。
同じ原作のコミック版を見付けてすごく嬉しい。
境遇は厳しいのにその人柄ゆえか周りの人にも恵まれ、成長していく姿にキュンとします。
ツライのに諦めることなく精進する姿勢に憧れます。
人情味、工夫をこらしたお料理の旨味、時には切なくて泣けてくる塩味…いろんな味が楽しめる格別に美味しい料理帖です。
あの有名な名作がここで読めるなんて幸せすぎます。
映画を見ていて壮大なスケールの傑作であることは折り込み済み。
とは言え、原作漫画の素晴らしさは格別です。
不撓不屈の魂、ぶれない卓越したプロット、ストーリーの雄大さ、登場人物のキャラクター設定が秀逸で全てが魅力的。
完全無欠の傑作コミックだと思います。
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鬼灯の冷徹