5.0
素晴らしき哉!宝石の世界
質屋、宝石鑑定士、古物商…の世界。
これまで知ることのなかった商売の裏側が、クールでスピリチュアルなヒロインを中心に次々と展開されます。
登場人物が、たとえ一瞬の出番だけであっても念入りにキャラ付けされているのは、二宮先生の真骨頂。
『のだめ』とは毛色がまったく異なりますが、作品の重量感は遜色ありません!
- 0
レビュアーランキング 11514位 ?
5 | 45件 | |
---|---|---|
4 | 42件 | |
3 | 27件 | |
2 | 8件 | |
1 | 2件 |
11 - 20件目/全62件
質屋、宝石鑑定士、古物商…の世界。
これまで知ることのなかった商売の裏側が、クールでスピリチュアルなヒロインを中心に次々と展開されます。
登場人物が、たとえ一瞬の出番だけであっても念入りにキャラ付けされているのは、二宮先生の真骨頂。
『のだめ』とは毛色がまったく異なりますが、作品の重量感は遜色ありません!
この家庭のように、真ん中で家族を照らして欲しい母親が壊れてしまう事例は多いと思います。母親は勝手に壊れたわけじゃなく、自己責任論は酷すぎる。
そこそこ幸せを感じている人は、仮に身近にこんな家庭があるとしても不幸と断じることはしないで欲しい。よく考えれば社会の何かがおかしいと気づくはずだから。
ポテチをふやかして離乳食にする…ちょっと似たようなケースを姑から聞いたことあります。
ヤマザキかどこかの袋入りのクリームパンの、カスタードクリームを離乳食として食べさせていた母親がいたそうで。
主食ではなかったかもしれないけれど、保存料まみれの食べ物を乳児に与えるなんてね、と驚きました。
主人公は幼時に母親にネグレクトされたとの背景もあり、育ち方は連鎖するから、親になるのは責任重大ってことです。
子どもを幸せにするには…
子育ては社会の仕事。
親をはじめとする、子どもを取り巻く大人を幸せにすることが、子どもを幸せにする。
市民の善意に頼り、支援しない国は、無責任な国。
それでも児童福祉にプロフェッショナルな役人はいるはず。
所長のセリフは響きます。
日本の福祉行政、しっかりして!
数十年前は正道のキャンパー、最近はアウトドアから遠のいていますが、ゆるキャンのスタイルはとてもシンプルで基本的なところに好感が持てます。
無料分を読んだだけでも、作者のキャンプ観が伝わります。
何が言いたいのかというと、自然の中に入って行く者は、自然に対してもっと謙虚であれ、ということ。
この漫画、なかなかにバイブルっぽい気がします。
よい作品です。
登場人物それぞれが、悩みや葛藤を抱いていて、それが繊細なタッチで描かれている、群像劇です。
若いって不器用で、迷ったり気にしたり時に後悔で動けなくなったりするけれど、作品では誰かが誰かを支え、救いになってることに希望がもてる展開で、心地よく読み進めています。
かたおかみささんの作品は、「私以外みんなバカ」と「グッジョブ」「グッジョブリターンズ」「ヒビコレ」だけですが、オフィスで働く女性を多角的かつ鋭く見ているのがすごいと思っていました。
この作品は、さらに広く深くオフィスの人間関係を観察していて、とても面白い!
先を読むのは「社内探偵」に決まり!です。
えみるとは近似の業界にいますので、えみるの苦悩はヒシヒシと伝わってきます。
貧困をもたらす原因として、他人から被る不可抗力のことやメンタル・IQなどの違いは本人責任ではなく、人は平等ではないのだから、こんなに厳しい生活保護制度の前にベーシックインカムの導入が望まれます。
沖田さんの看護師としての成長の内面が伝わる、すばらしい作品と思います。
旧友の看護師や勤務先の看護師、親の入院中お世話になった看護師…みな科学者でクールで、なのにハートがあって、沖田さんと重ね合わせて尊敬しています。
今更ですが、介護を志したときに看護師目指せばよかったなぁ。
いまや児童虐待は増加の一途をたどり、世の中で多分もっとも大切な仕事、AIなどには代われない業務なのに、命よりも優先されることがいかに多いか。
法改正のスピードが遅すぎるのも課題です。
主人公の気持ちが制度改正につながるよう、多くの人が読んで現状を知ってくださると良いと思います。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています