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破天荒だけど目立たないその令嬢はマリエル
外見は、美を競っている令嬢から観れば質素ななりをしたマリエルが、あらゆる令嬢から熱い視線を浴びるシメオン近衛騎士との婚約が決まり、社交界ではイビラれる始末だが、作家としてのマリエルには、これ程までに素晴しい物語のネタは無い模様で、作家としての血が滾る様です。一方のシメオンは冷徹な素顔を変える事なく、悪しき言葉を自分の婚約者に掛ける事を至極腹立たしく誹るのだけ、そんなシメオンに対し、セヴラン王太子は実はお前は恋していると、言い放つ。その一言に、動揺するシメオンは、自分の中に入り込んでいたマリエルの事に気付く。一方、そっけないシメオンの態度に破綻の予感を感じ取ったマリエルは、婚約というものから解放された喜びに浸る一方で...はたして2人の運命はどの様になるものかワクワクさせて貰えて仕舞う。
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マリエル・クララックの婚約