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人の思惑と物の価値
人の思惑通りに物の価値があるわけではない。
そういうことを繊細に描いた物語り。
如何にもいわく有りげな骨董品でも、実のところ、そこまでではなかったり、縫いぐるみが心を持っており、持ち主との日々に幸せを見出していたり、人の心の醜さを正直に映して見せてしまう鏡だったりと、品物の数だけ多岐に渡る。
恐ろしくもあり、あたたかくもある、不思議な味わいの物語りが、幾つも綴られている。
読み手の受け取り方で、物語り自体が変幻するような雰囲気がある。
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瑠璃宮夢幻古物店