5.0
ついに完結
無料クエストから読み始めました。だんだんと興味深くなり、コミックを読みながらも待ちきれずに小説版も゙読みました。
ここからは完全にネタバレなのですが、
小説版は継母と姉が没落したところで終わり、主人公(雪子)が娘と一緒にお菓子を作りながら、お腹にいる二人目の子どもを愛おしむ場面で終わりでした。
コミック版は、継母らの没落後の話もかなり創作されています。それを発展と取るか蛇足と取るかは読み手次第でしょう。私はあって良かった話もあると思いつつも最近は少々原作から離れすぎるようにも感じ出していたので、良いタイミングで完結したなと思います。
ただし、従業員の教育環境を整える話とか夫(嵩也)と彼の双子の弟(真爾)との繫がりとか消化不良に感じる部分もあります。あと娘の名前!!…まぁ読書の感性に委ねてるのかもですが。
大正という時代設定と作品の雰囲気がうまくマッチしていたと思います。古い時代と新しい時代が混じり合い入れ替わっていく様が、没落する者と幸せを塚村者との対比を通して描かれています。
そして最終話は昭和3年という微妙な時代。小説版と同じ穏やかなラストシーンながらも、その後の激動を知りながら読むと、また違った読後感も゙生じます。どうか幸せが保たれますように…
終わってみると、やはりロスも゙感じますね。
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大正身代わり婚~金平糖は甘くほどけて~