いちごとあんこさんの投稿一覧

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41 - 50件目/全132件
  1. 評価:4.000 4.0

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    原作がまだコミカライズには追いついていないですけど、シンシアの未来が本当のザマァです。
    あそこまで救いようのない子だとスッキリします。

    シンシアは姉のものを全て奪い尽くして、聖女だと周りに信じ込ませて全てを手中にしたように見えた瞬間から果てしなく堕ちていきます。どこまでも。
    もちろん王妃になどなれませんでした。シンシアが本当に聖女かどうか判定される水晶を前にしても、当たり前ですが何の反応もなかった。
    シンシアは聖女ではないので。そしてそこから先も闇しか待っていない容赦ない現実が待ってました。王妃になれない。聖女にもなれっこない。もちろん好きな人に愛されるはずの未来も失くしました。自分が姉にしてきたことが全て返ってきたから。
    金も地位も名誉も、爵位も聖女として扱いも失くし両親共々全てを失っていく流れは圧巻です。
    すべては両親が起源なのですが、無様なラスト。

    そして、シンシアこそが聖女だ、と婚約を破棄して王位を継ぐはずだった婚約者も同じように転がり落ちていきます。廃嫡され王にもなれず、シンシアと共に田舎で愛していたはずの女の婿入りなど考えたこともなかったでしょう。この男も最後まで婚約者と向き合おうとせず、彼女に真摯に耳を傾けて話し合いをすることもなかった。全てを投げ出し、部下の声も聞こえていなかった。本当はシンシアこそが聖女だと信じて疑いもしなかったから。
    きちんと向き合うことができる器があったなら。
    彼にはそれがひとつもなかった。

    マーガレットは王妃になることもなく、聖女として生きるのでもなく、たったひとり自分のことだけを見つめ続けて話し合うことのできる愛される人生をきちんと見つけて幸せな未来を掴みました。
    ガツンとザマァが待ってるので、読むのが楽しみ。
    きちんとマーガレットは幸せになりますよ。

    • 1
  2. 評価:4.000 4.0

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    原作があります。
    原作のサブタイトルが好きです。多分世代的には、私と同年代ではないかな。懐かしくて笑う。

    メリリッサの悪女ぶりが最後まですごい。

    リリコットはやっぱり王妃様に最初からバレていたんですね、そりゃアクィラ様が喜んでましたし。
    粛々と伏線が回収されていくラストは楽しい。
    メリリッサとリリコットは双子で、その違いに父親すら判別できてなかったのが悲しい。それだけ上辺しか見ていなかったということなのか。

    どこまでも堕ちていくしかないメリリッサの今後がどう考えても幸せなものには思えない。
    出生届を母親の手によってメリリッサの目の前で、雪のような細かくちぎられて公女としての身分も、庇護してくれていた父親がクーデターによって暗殺されて、次の大公となる人ももう知らないところで母親の手によって既に決まっていた。それは出生を証明するものを失って、今まで生きてきた公女でもない、ただのメリリッサ。そして、次の大公は勿論メリリッサのことではない。
    もうこれからを頼る人も国も身分も何もかもを失ってしまった。今隣にいる彼も権利書など利用価値のあるものを何ひとつ持っていないメリリッサのことをこれからも変わらず守ってくれるとは思えない。

    対するリリコットとて無傷ではない。第二公女だと偽られていたのに実は自分こそが管理者の権利を有する第一公女だったことを母親から聞かされた。そして、メリリッサの出生届を破いた抹消した。もう虐め抜くメリリッサは姉ではなくなった。

    そして、幼い頃からとも慰めてくれていたハンナが実は代理ミュンヒハウゼン症候群で、虐め抜かれて死にそうで苦しそうなところを自分だけ頼られるということに喜びを感じる病気を持つ人だった。
    そのため、ハンナから手が離れてアクィラ様に守られて幸せそうになっていくのが許せなかったんだろうと思うけど、傷つけて自分だけにまた泣きついてもらってお慰めするためだけにリリコットを傷つけようと企んで実行し、すんでのところをアクィラ様たちによって救い出されてハッピーエンド。

    実は幼い頃から初恋同士だったふたりが小さな恋を叶えた話でもあったんだけど…
    原作も素敵なのでおすすめです。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

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    原作があります。他の作品でも絵を担当されていた方がまた書いていてくださっているので綺麗です。
    原作はまだ完結していません。

    でも世界観は伝わりますね。
    やたらめったらふたりが可愛いんですよ。愛でる。これは推せますね。ダナンさんの立場でツッコミを入れたくなったり、マイラの立場でハラハラしたりできるんですよ、リネットが無垢すぎて。

    姉マリアローゼが愛玩子で、リネットが搾取子。
    搾取子っていうよりは愛情を姉に過多に向けられて妹は関心がそもそもない感じ。だから姉に辺境伯の息子との縁談がきて、支度金を持って逃げてしまった姉の代わりに妹を据えることができるから。
    しかも姉に持ち逃げされてしまった支度金に対して家から代わりにお金が渡されているわけでもない。姉の身代わりだから怪しまれないように姉の宝飾品などを最低限持って馬車は出すが心許ない装備で。しかもついているのはマイラだけ。もっと侍女やメイドなどがいてもいいはずなのに。

    アルフレイドも引く手数多な女の人の噂がある男性の筈なのにこちらもハリボテ。噂とは真逆の女性とまともに付き合ったことのない者同士というのが、お互いにバレてきてからは可愛らしいふたりに。
    閏的なことも全く未経験そうなふたりはダナンさんたちと一緒にニヨニヨ見たくなる対象。

    王太子妃の背後や侯爵たちがきな臭くなってくる中アルフレイドを陥れたい者たちが見え隠れする。
    リネットとアルフレイドの本当の中身を知らない人たちがこれからどんな策略を立ててくるのか。
    アルフレイドは王太子妃たちの暗躍から守り抜くことができるのか。ここから面白くなりそうですよ。まだ原作は終わってませんので。長い目で。

    • 1
  4. 評価:4.000 4.0

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    あなた無敵の騎士団長だったんかーい!

    ガイゼルよりこっちの方が幸せにしてもらえそうな強さじゃない?ディータがもうダメだとガイゼルが覚悟した時に現れるなんてヒーローじゃん。

    玉座を追われ、死にかけていたところを救ってくれたディータとともに村の仲間と穏やかな共同生活を送るのは国として大丈夫なのか?とは思ったけど、ここに至るための必要不可欠な仲間を得るためと、絶対必要な信頼を得ることのできるより道なのね。自分の危険も顧みずに決死の覚悟で捜索し村の娘を救えたことも大きかったけど、ディータがいることでガイゼルも変化していくといいな。
    ヒロインもいろいろ足りないところがあるけれど、寄り添っていけるといいな。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

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    薬屋のひとりごとに似てるけど、
    そうでない部分ももちろんある。
    後宮に蔓延る闇に立ち向かっていく部分はやっぱりどうしても似てるけど。

    お見合いだったけどちゃんと寄り添って危機を乗り越えて行っていけそうな夫がいるのは大きい。
    どうしても周囲の人間に対して、疑心暗鬼になってしまうけど、この人だけは絶対に裏切らない。
    無料分終わった後にクチコミ見ると嫁を守るためなのか離縁を申し出て、どう転がったのか姑と同居をする流れになっている。嫁を守るためかな。家柄としては商人だった嫁の後ろ盾としては有り難い。

    後宮の姫君たちと仲を深めていくうちに様々な難関を乗り越えてきたけど、今回は以前から国を乗っ取ろうとする策略を持つ者からの挑戦状。
    そして、護りたいものをたくさん得たヒロインにも危険が及びそうな雰囲気。まだ初々しい夫婦のふたりがどうなっていくのか気にはなるけど、もう少し話が進んでからかな。

    • 1
  6. 評価:4.000 4.0

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    「薬膳」って言われると、ちょっと何故か敷居高くなるけど、このくらいの気楽さならいいなぁ。

    身体は冷やさないほうがいいとは言われるけど、何を控えて何を食べればいいのか具体的に例を出せと言われるとちょっとわからない。でも、言われると妙に納得する。

    私も身体が丈夫ではなかったから、幼い頃は幼稚園まともに行けた記憶はないし、卒園アルバムにも集合写真と運動会しか載っていない。キャンプとか、遠足とか必ず休む子だったので。肌が弱いからすぐかぶれるし、すぐ風邪をひいて寝込むし。
    子どもを産んで、子どもが喘息だと分かってから、それが遺伝するモノだからきっとお母さんもだねと言われて調べて初めて自分も喘息だと知った。

    それからコロナ禍もあってマスク必須になってから喉が守られることに繋がって、マスクが意外と自分の体調を守ってくれるモノだと知った。それから、ちょっとずつ無理のない方向性で身体を労ってきたつもりだけど、薬膳っていう方法もアリかもなってこの作品を読んでいるうちに思えたので、自分にも無理のないモノをこれを機に試せたらいいな。
    そういう人が増えたらいいな。
    鈴さんや司くんみたいな人いないかなぁ。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

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    デッサン力については賛否両論あるようです。
    バレエ経験者の方とそうでない私とでは見えている世界の広さが違うのでしょう。奥深そうですもん。

    バレエを実際観たことも経験したこともない私には時折紹介される解説を読んで楽しく読めました。
    技術とか技の種類とかさっぱりわかりませんが、聞いたことのある物語の内容やその舞台裏、登場人物すべてにおいて新鮮でした。

    習い事としてバレエは金銭的にもご両親の理解にも余裕がないと続けていくことは難しい、とは聞いたことがありましたが、ヒロインの成長とご両親の会話のところを垣間見るに、そうなんだろうなと思わされました。
    これからヒロインは世界に羽ばたいていくかもしれない存在でしょうが、そうした事情がストーリーに盛り込んであったので、現実はもっと厳しいのかもしれないとは思いました。

    どちらにしても素人の私にはバレエの世界を覗かせてもらう機会を得られたのは確か。
    ヒロインがとても明るく元気で前向きで、へこたれることなく、前へ進む力のある子なので読み続けられたのではないかと思います。

    • 1
  8. 評価:4.000 4.0

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    みちふむ先生の作品です。
    作家さんのところに原作者なのに表記せずに他、となってしまっているのはどうかと思いますが。

    エブリスタに原作があります。他の作品もたくさんコミカライズされている方なので、そちらから読まれるのもアリではないかと思います。
    大正時代の古き良き日本だった頃を舞台において、作品を描かれているのが多い方です。
    そのため、現代ではアウトですが、男尊女卑だった思想を持つ男性が出てくるのが多いです。男性の後ろを女性は三歩下がって歩くような世界観です。

    それでも負けず芯の強い、性根のまっすぐな心意気のあるヒロインが多く、そうした圧力に屈することはありません。この後もこの若き社長に気に入られ仲を深めていくストーリー展開だと思います。

    • 5
  9. 評価:4.000 4.0

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    本当に油断ならないよね。

    純粋でやられちゃう。無自覚にいい男なのよ。
    中身を知れば知るほど、惹かれていってしまう。
    大人になればなるほど異性の扱いに慣れていくし、手の繋ぐ時の力の入れ加減や、守らなきゃいけない時の隙のないど正論に救われたり。知らないだけで自分を助ける時に立ちはだかってくれるだけで何かそれだけで救われる。

    セフレの榊くんも好きのない女扱いの慣れていて、自分とのアレコレもわかってるところを含めていい男なんだろうけど。自分のアドバイスに真摯な耳を傾け、忠実に従った上で人間性に優れている。
    そりゃ榊くんも勝ち目がないよね。
    セフレに甘んじている時間が長すぎた。

    油断ならない蓼丸くんとのこれからに期待して、課金したくなる人多いんじゃないかなぁ。自分だけしか知らない彼の姿を知ってるのっていいよね。

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

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    ヒロイン彩ちゃんをめぐる紳士ふたりの三角関係。

    新入社員の指導をすることになった彩、
    八重歯が強調しすぎな年上の火賀さん、
    彩の同期で無愛想だけど優しい倉木くんの三人。

    明らかに倉木くんは火賀さんに彩との距離を縮められるのを警戒しているし、彩が傷つけられるようなことがないように警告もしている。女の人の扱いがスマートな火賀さんにドキドキしつつも、彼も倉木くんも彩が嫌がるようなことは一切しない。

    ヒロインのいいところは、よくあるウジウジしたりめそめそしたり、察して欲しくて言わなかったり、みたいな要素がないこと。もじもじしながら確実にきちんと言葉に出して伝える。そこがいい。
    火賀さんの優しさも押し付けがましくなくて、紳士だからこそ彩は火賀さんには好きな人がいるのだと思い込んでいる。それが自分かもしれないとは思わないところがかわいかったりするのだけど。
    倉木くんに見せる普段の表情や態度からは彩からの好意は透けて見えてこない。それだけに切ない。
    倉木くんには屈託のない笑顔で接してる彼女に対して、それを眺めている火賀さんの気持ちも伝わる。

    ラストで好意があることを火賀さんが告げてここから三人がどうなっていくんだろう?で終了。
    引きがうまいね。でもここから課金するかどうかは微妙かもしれない。女ライバルでも出してくるか?
    倉木くんが動き出すのか??

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