いちごとあんこさんの投稿一覧

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評価1 5% 22
11 - 20件目/全73件
  1. 評価:5.000 5.0

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    久々に原作も他者掲載分も読み漁って泣いた。

    ナナリーの知らないところでどこでロックマンとは出会ってて、いつからそれほど好きだったの?って序盤はふたりの戯れる喧嘩を見ていたのだけれど、終盤に向かって解けてわかっていくと、そりゃあ、ロックマンはナナリーを離さないわ、とわかる。

    自覚しないところで繋がってて、知らないところで彼女の身体を慮って、ナナリーの危機のタイミングには必ずロックマンが手を差し伸べてくれる。
    そして、必ず助けてくれる。救い出してくれる。
    必ず、約束は守ってくれる。
    ロックマンがナナリーを守り抜いて額を突いた時に過去から全部つながっていってもうダメだった。
    あの箱はあの頃からずっとロックマンが持っているから必ず会えていたのね。海の中で出会えた時に、全部彼はわかってたと知った時にもう一度最初から読み返したくなった。
    彼はナナリーのことを一体いつから、いや、もしかしたら出会ってまもなくから。献身という言葉には重さが足りないほどの彼の存在意義は、きっと今、この世界をナナリーたちで救うために。

    この後に続くパーティーでのふたりの姿を早く読みたい気持ちで待ってます。ロックマンはどんな顔をしてナナリーに言うのだろう?
    原作はまだお話が続いてるけど、ここもまだ続きをコミカライズしてもらえるのかしら?

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

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    推しが側にいたらあぁなるよね。
    あんな近くにいたら拝み倒したくもなる。
    それでいて布教したくもなるよ。

    アイドルやモデル、アーティストに俳優さんたち。世の中に溢れてるキラキラした人たち、自分だけが知ってるなんてもったいない!こんな素敵な一面も持ってて、あんなにかわいいところもあるのに、それほど世間では認知されてなかったり、知られていない素顔がまた素敵だったりする人いるじゃない。漫画でもアニメでも声優さんでもそうだけど。
    それを独り占めしたいのではなくて、世の中の人に認知されて嬉しい、広まって嬉しいと思うヒロインの気持ちはわかる人も多いのでは?

    それがヒーローがあまり学校にはこないけれどヒロインの大好きな人だとしたら。それを裏方から彼を支えていける立場になれたのだとしたら…?
    素敵な「たられば」が交差して、先輩ともっと側にいられる関係となり、クラスメイトの土井垣くんも巻き込んでどんどん渦が広がっていく。

    また土井垣くんが髪を上げたら爽やかイケメン。
    それもヒロインのことが好きだと。もはやこれは…きゅんがいっぱい詰まった、かわいい話です。
    いやー、ごちそうさまです。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

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    原作にきちんと寄り添って描かれている作品。
    なろうで読めるけどコレも長い。読む際には時間と予定と睡眠不足を気にして欲しい。止まらない。

    ヒロインのシオリはチートではない。むしろ逆。
    OLのスーツ姿のまま雷とともに今の世界に異世界転移。森の中にそのまま落ちたところを、ザックの手によって保護され助けられて目を覚ますも言語は全く理解できず、異世界に落とされたことは理解できても、順応するのに必死になったところは他の作品とは違うかもしれない。そしてようやく仲間ができたと思ったらシオリを利用できるだけ利用して、自己肯定感を極限まで下げられた挙句、装備品含めて身包み剥がされて捨てられるという過去を持つ。
    そんなシオリに寄り添う新しい仲間も増えていき、アレクによって少しずつ自己肯定感を取り戻しつつ魔力の低いなりに創意工夫を凝らし、家政魔導士という独自のジャンルを作ってこの世界で生き抜いていこうとする姿勢は誰よりも儚くて強い。

    アレクやその仲間たちにも隠された過去がどんどんわかっていき、ゆっくりとアレクとともに成長していく姿を追うことができる。ただ単にスローライフするだけではなくて、誰とくっついて終わり、でもない、普段のシオリたちの生活と家政魔導士として役割を果たしながら、少しずつシオリの素晴らしさとその価値を高めていく仲間のひとりとして見守る位置にいられるのが楽しい話でもある。

    もちろん、アレクたちの過去がより深くわかっていくにつれて、好きや嫌いだけでは済まされない関係と向き合っていくのも楽しい。
    私個人としてはルリィをはじめとする彼らの仲間が割と仲間たちにも受け入れられて意思疎通できて、シオリを中心に助け合いしていきながら共に生きていくところが好き。ルリィが割と欲しい。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

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    コレ、ジャンルとしてはコメディ?ギャグ?
    取り敢えずラブコメでもないわ。

    掃除能力と浄化能力を持っていながら鑑定もされず誰からも大切にされてこなかったヒロイン。
    時間と身分と権力を持て余して瘴気の中で埋もれていたけど、髪を切ってもらって、身なりを整えたら割と話のわかるコミカルな頭の切れる王子。
    王様なのに自ら先頭を切って動き、かわいいものに目がなくて振り回されているけどかわいい王様。
    女帝ってこういう人をうまく使って回して、世界を手に入れていくのね、な女王様。

    実はヒロイン気がついたらちゃんと自分の居場所、出来てるじゃない。あったよ、そこだよそこ。

    掃除しても浄化しても自己肯定感は低めだったけど、どんどん自分の世界が王子とともにあっという間にひらけていく。王子と心がすれ違うことなく、婚約して変わっていく姿がなんだか眩しい。
    ストーリー展開も巻きが入ってるのか流れるように進んでいくので手が止まらない。あっという間に無料分が終わってしまった。
    もっと彼らとともに未来に進みたい。

    • 3
  5. 評価:5.000 5.0

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    原作がコミカライズとともにしっかりしてるので、そちらも読まれることをお勧めします。

    ・義妹がクソ。エヴァの手柄は全部自分のものにして婚約者までに誘惑して奪い取って国から追い出すか好きなように使い倒すつもりだったが、逃げられて聖霊の力を使えなくなった上に、クソ婚約者の祖母から聖女になるほど力を持っていないことを見抜かれる。そのためエヴァを連れ戻しにいくように王命が出た婚約者と向かい、返り討ちに遭う。

    ・婚約者の王太子もクソ。精霊を使える力を持っていないことと、妹の色気にやられて婚約破棄をしてエヴァに逃げられる。マルティを連れて隣国に行き連れ戻して使い倒すつもりでいたが、アランたちに返り討ちに遭う。国外追放となって帰国後ソルマン王に身体を乗っ取られて暴走する。

    ・アランたちは隣国の王子たち。エヴァを護るため身分を隠して彼女を守ってきたが、婚約破棄となり奴レイにされそうになったエヴァがひとりで国から離れようとするところを同行する。
    アランは生まれ変わる前から今もエヴァが好き。

    ・エヴァは精霊女王の生まれ変わり。その力を独り占めしたいがために囲われるための婚約だったことをのちに知る。その力を知る王太子の祖母が連れ戻すために王太子たちを派遣するも上記の通り失敗。精霊女王のエヴァを失ったことから、精霊が枯渇していき、国として危機を迎える。
    そしてソルマン王が王太子の体を乗っ取った上で、エヴァ、ひいては精霊女王を取り戻そうとして…

    という展開。
    義妹がエヴァを害した現行犯で捕まえた上で王太子共々国外追放とし、最低限の帰国準備のために牢に義妹を罪人として入れるまでの流れが一つ目のハイライト。この先は国同士、精霊女王としての過去、エヴァが過去を知る流れ、アランとの隠された関係などが怒涛のストーリーが待つのでお楽しみに。

    これコミカライズまだ序盤なのよ。
    ちゃんとその後のソルマン王へのざまぁ、王太子と義妹へのざまぁも待っているのでゆっくり読もう。どこまでコミカライズされるかわからないけど、そこまでやらないはずがないので。

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

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    原作があるんですけど、程良く長いです。

    ・前世の記憶を持った王女。前世は魔女。
    ・王女を痛めつけていた一家は痛い目に遭う。
    ・王女を蹴り飛ばした女は最後まで頭悪い。
    ・王配は3人必要なのだがクリスとカイルと…
    ・でも実質恋のお相手はカイルだけ。
    ・この話はざまぁ狙いでも恋愛話でもない
    ・ソフィアの過去を救い出す話でもある
    ・3人目の王配が未だ選考中で空席なので、魅了の魔力を使って3人目の王配となり国を支配しようとする頭の悪い王子たちが出てくるが、ソフィアたちは聡明なのできちんと撃退できる
    ・他にも頭が悪い子たちと学園生活を送る中で問題行動を起こされ、王女として厳粛に対応する
    ・最後は王女として国の繁栄をさせつつ、後継者問題にもきちんと向き合って隣国との外交問題までも王配たちや部下たちと正しく対応していく

    なので、メインがざまぁでも恋愛でもなくて…
    もちろんカイルやクリスたちとの姫さまとして恋愛問題は起きてきますが、実質そういう関係性になるのはカイルだけ。クリスは医学を学び、従者としてソフィアのそばで生涯支え続ける未来を選びます。
    カイルはただひとりの愛するひとに。
    ソフィアの過去の魔女として生きた人生を救い出しつつ、向き合っていく過程もあります。

    • 1
  7. 評価:5.000 5.0

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    こういう肩の力の抜けるお話っていいよねぇ。

    原作があると書いてあったので読んできました。
    いや、どちらもサクッと読める良い作品。

    原作と違うのはストーカーと出くわすのが早い。
    そこはふたりがヒロインの家の前で退治して距離を縮めるタイミングとしては最適ですもんね。信頼をおいてもらえるには警察のお世話にならないと。

    警部補と看護師さんのお話の組み合わせ。
    ふたりとも同じ病院で会ったことがあったはずなのに、院外で会ったことはなく勤務中ではないオフな状態で飾ることなく犬猫談義できたのが良かったのかも。中に出てくる犬も猫もかわいかったですし。

    それにしてもこの人!逃がさない!!ってなったらスピードの早いこと早いこと。あっという間にヒロインは捕えられてしまったけど、めちゃくちゃ良い人材なので羨ましい。中身を知れば知るほど彼女に優しい、もちろん頼りがいがあって逞しい、いざという時にきちんと守ってくれる。猫に好かれる。そして、子どもにも好かれているし嫌いじゃない。
    ヒロインが彼が日本家屋の縁側で座ってて、そこに猫たちがじゃれていて、子どもたちを見守ってる。その背中の絵がめちゃくちゃ浮かぶのは納得。
    そしてそこにはヒロインもいるんだよね?って言われるのがまたステキ。羨ましいわ。

    さくっと出会ってから猛スピードで結婚を決めたふたりだけど、こういうものは縁とタイミングよね。

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

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    あぁ、もっと無料分が欲しい…

    他社さんでもちょっとずつなら展開を覗くことができる作品ですが、この作家さんの作品は素敵なお話ばかりで、どれを読んだらいいか迷っちゃうわ。

    ヒロインのシャーリーは家族がクソッタレ。
    義妹に生命を狙われ、逃げ惑うところをヒーローのオリバーに救われたところで、気付かないうちに国を超えていたことを知る。故郷に戻されたところでまた生命を狙われてしまうことは必定で、かと言ってこのままこの国にいるためには手段が要る。
    そのため一年の契約結婚をオリバーと結ぶように王命が下り、オリバーの元に身を寄せることに。
    今まで大切にされてこなかったシャーリーが身なりを整え、衣食住がきっちり確保されて、侍女たちに磨かれていくうちに可愛く変わっていく。
    もちろんそんなシャーリーの存在は周りからは気になる存在となり、オリバーの周りにいる人たちにも伝わっていき、オリバーの知らないところで近づく弟を筆頭にシャーリーと接触していくことになり…

    という展開なんだけど、やっぱりオリバーも中身もイケメンなので実は狙っていた人たちもいたはず。オリバーの弟はシャーリーに興味本位で近付いてきたけれど、きっとそれだけではないでしょう。オリバーのシャーリーはの反応の速さと、その態度からシャーリーへの感情があることがわかったので。
    公爵騎士様のオリバーと異国から来たシャーリー。義妹とていつかシャーリーが生きていてオリバーといることにも気付くはず。その時どう守るのか…
    シャーリーとは契約結婚だったので、その月日が過ぎるうちにふたりの枷となるはず。どうオリバーがシャーリーを溺愛していくのか楽しみ。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

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    玉ねぎの妖精が好きです。

    あー、「尊い」ってこのふたりのことね!
    っていうピュアさ。キスといえば口内をくまなく…っていうものではなくて、玉ねぎ妖精からのキスに嫉妬したことを騎士様から聞いた姫から贈られた、純度100%のほっぺちゅー。
    これはキスとは書けない。ほっぺちゅー。

    妖精たちに頼まれた家を、妖精たちが見えて話ができる騎士様が妖精たちの欲しい家の話を聞いて、それに合わせて家具や家そのものを姫様が自ら作る。シルバニアファミリーのおうちみたいなのを。
    姫様は妖精を見ることはできるけど、会話があまり成立していないので、翻訳できる騎士様が話す。

    姫様と騎士様は今でももちろん幼く見えるけども、もっと幼い頃に出会っていて、姫様は一目惚れ。
    お互いに家族からの愛情をあまり受けずに育ち、姫様自らの意思で白に従者なしで生活している。騎士様は姫様からの好意を知った王命で城にお断りするつもりで訪れるが、あまりの幼さと純真さに哀しい思いをさせるわけにもいかず…
    そんなふたりがボロボロの城を修繕し、姫様と共に越冬するために現状確認を行い、協力しつつ様々な準備を始めるところで無料分は終了。

    今のところ嫌なヤツも不安要素もないようですが、ふたりきりで白で暮らし始めたことを人伝で聞いた男女が憤慨していたので、城での生活は賑やかなものになっていきそう。

    • 1
  10. 評価:5.000 5.0

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    あぁ、私のかわいいアリス。

    作者様を初めて知ったのはこの作品でした。
    絵が綺麗で細やかで、ストーリーも滑らかで澱みがなくて、余分もなくて指の先まで美しい。
    ララがヒロインなんですが、私にとってはアリスがヒロインでした。アリスこそがヒロイン。

    ララの言葉に尽くせない可愛らしさももちろんかわいいのですが、いつもあんなに強くて美しくて凛々しい領主様のアリステアが、ララの前ではただのかわいいアリスになってしまうところもかわいくて。泣きそうな顔になって、余裕なんてひとつもなくなってしまうほどにララだけが光で希望で。
    一度ならずとも二度までも石化してしまったララを見つけた時のアリステアの気持ちを考えると…
    そして、それが自分の魔力に当てられたことですぐに石化が解けた時の気持ちを重ねた時に、言葉にならない気持ちになりました。今も見つからない。
    石化から解けたとことを確かめたい。すぐに触れて触れて触れて。体温の温かさと、肌の柔らかさと、聞こえる心音と呼吸を確かめたい気持ち。
    本当に目の前にいるララが生きていることを。

    ラストの100話からは最初のララとアリステアとの出会いが世界を救っていたことを知って、ルーおじ様にはもう敵わないわ、と思ってしまった。
    時を重ねてももちろんイケオジなんだけど、若かりし頃のルトフェル様はさぞかしモテたでしょうね。かわいいアリスが嫉妬してたほどですもの。
    それでもふたりに幸せな結末が待っていたのは、ラストとしても相応しい未来。どんな目をしたどんな子が生まれてくるのでしょう。
    想像するだけで幸せな未来。
    素敵なお話を今回もありがとうございます。
    紙でも読みたいほど素敵でした。

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