5.0
逃げ恥系かー、と思いきや。
いい、すごく自然な流れでいい。
作られた可愛さでも人工的な美しさでもない。
素朴なじゃがいも。肉じゃが?いや、蒸かし芋。
そのままの市子ちゃんと桐島さんがとてつもなく素敵なの。
プロ家政婦の仕事にプライドを持ってる市子ちゃんと脚本家としての仕事にプライドを持ってる桐島さんだから、余計な駆け引きが要らない。
華やかな世界にいる桐島さんに秘められた過去が明らかとなっていくけど、それに対して張り切るわけでも、ぶつかっていくわけでもなく寄り添う強さ。そりゃ美しい業界人に普通の市子ちゃんが同じ土俵に立てるわけもない。でも彼女から視線が離せなくなる。笑顔が可愛くて生き生きとしてて桐島さんの気持ちに寄り添って、飾らない良さが溢れてる。
桐島さんは桐島さんで、俺様でも王子様でも魔法が使えるわけでもないごくごく普通の男性。仕事が少し特殊なだけで中身はその辺の普通の人。だから腰痛めたり眼鏡踏みつけて壊したり、人に頼るのが苦手だったりする。近付いたり離れたり波のように繰り返しつつもふたりの距離はどことなく近い。
市子ちゃんが心のパーソナルスペースに入るのが上手いんだろうな。相手の懐の中に入ったらほのかにいつもあったかい感じ。
派手さはないけど、味わい深いふたり。
これからも読みたくなる作品です。
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君はシンデレラフィット