いちごとあんこさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全83件
  1. 評価:5.000 5.0

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    ラストのクラウス視点ストーリーを見逃すな!

    原作通りにサクッと読める作品。
    ゲーム世界の悪役令嬢への転身ルート。
    ヒロインは別にいて、ヒーローのクラウスが暗殺されない為にはどう回避するべきかを最優先に考え、そのためにはヒロインとクラウスがくっつかなくては回避にはならないという未来を知っている。
    ヒロインとくっつくようにお節介を役も悉く失敗。何故ならヒロインはクラウス殿下のことを尊敬はしているものの、彼女がなりたいものは妃殿下そのものではなくて、妃殿下をお守りしたい騎士だから。リーゼはクラウスと形ばかりの婚約者で、この後にクラウス自身若しくは王命で決まるクラウスの婚約者の盾となるべき立ち位置でしかなく、リーゼ自身王妃となるべくための魔力が足りていないことを幼い頃に判定されており、自覚している。それでも尚クラウスの婚約者としてい続けるのは、クラウスのことを誰よりもお慕い申し上げているから。
    そして、そんなリーゼを形ばかりの婚約者ではなく昔からクラウスはリーゼのことを愛していることにリーゼは気付いていない。
    そんな中でリーゼのことを狙う輩が出てきており、回避したはずだったのだが、実はそれはクラウスのすぐそばにいる人物が黒幕として存在しており…
    リーゼの生命の危険にクラウスが間に合うのか?
    そしてそれは一体誰が何のために?

    というストーリー。

    ヒロインとくっついてしまえば、クラウスが暗殺されなくて済み、幸せになっていくストーリーを理解していても、ヒロインとくっつかない。むしろ剣の指導を受けている始末。ふたりの間にはやましいことが起きるわけもない。だってクラウスはリーゼを正妃にするべく8年かけて根回ししてるのだから。誰よりもこの人を大切にするために。

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  2. 評価:5.000 5.0

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    玲の気持ちになって思う存分溺れてくれ。
    那緒くんにやられっぱなしだよ。

    義理と人情を重んじる玲が那緒くんのメイクアップを通じて心まで繋がっていくストーリー。
    最後は結婚式で大団円。

    途中までプラトニック過ぎて、えっ?まだ??ってなったわ。でも手を出すのを我慢してる風でもなくどう思ってるんだろうと思っていたら、弟・旭くんとの会話の中で、関係を進めることを焦らなくてもこのままずーっと一緒にいたいと思っているから、玲の気持ちに寄り添いたいと思っていることがわかって、もう何なのこの人?ってなっちゃったわ。
    旭に限らず、ふたりのまわりには頼りになる友達があふれていて。いかにこの人たちが誠実で、真摯で真っ直ぐで、好かれているかわかる感じ。
    手を繋ぐだけで文字通り吠えていた玲が、少しずつ距離を縮め触れ合うことに慣れて求めていくようになって、おばちゃんはうれしい。キスまでが長かったからねぇ。よくぞここまで。でもまさかの結婚までサクッとこのまま行くとは思わなかったのよ。
    いや、ふたりとも一途で誰にも脇目も振らずお互いしか見えていないことは分かっていたんだけれど、本当に真っ直ぐなんだなぁって。本当に好きなんだなぁって大団円までいってほっとしたわ。

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  3. 評価:5.000 5.0

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    原作がなろうで本編完結済み。
    コミカライズに際して特別編があるものの未完結。そこは謎めいた魔法陣が出てきてまだ序盤なので、特別に読まなくても問題なし。

    他の方にもあったけど、コミカライズ成功例。
    絵が細やかでキャラクターデザインも優秀。
    漫画に際する引き絵もきちんとあって、あっという間に読めてしまう素敵さ。冊ごとに立ち読みもいいところで終わってしまう上手さ。
    原作も併せて読んで見るのも手では。上手い。

    キャラクターが様々な4人の光属性を持ち合わせた王子。それぞれ副属性も持ち合わせていて、得意分野が異なっている。ヒロイン・アメリアは昔から家同士で決められていた婚約者がいたが、王立魔法学園に入学後会えなくなったまま、学園に入学。しかし、入学してみると身に覚えはないが無視されたり連絡が回ってこないなどの阻害扱いを受ける。
    入学歓迎パーティに送られるはずのドレスも届かず時代遅れは否めないドレスでひとり、会場に入るのをためらっていると、背後から声を掛けられる。
    それが未来の夫、第四王子にして未来の王弟、サルジュだった。王太子とサルジュだけ正妃から生まれており、第二王子と第三王子は側妃から生まれており、結婚に際して臣下に下ることが決まっている。そんな土魔法の専門家であるサルジュとともに領地の農地改革について話が合うこととなっていく。
    それを面白く思わない人たちにサルジュに届けるはずだった書類を噴水に落とされてしまう。
    サルジュばかりか第三王子ユリウスや王太子たちに周囲から向けられる悪意から守られることとなっていくアメリア。その悪意の根源は元婚約者と浮気相手たちだったことが判明していって…

    とにかくストーリーが面白い。守られるだけのヒロインではなくて、サルジュに相応しい王子妃となるべく努力を惜しまない。彼女の農地への知識や頭脳、サルジュとともに進めていく魔法を使った農地改革。きっちりしっかりお仕事をこなすヒロイン。ふたりのラブラブっぷりは抑えめなので、エロいことは一切起きないが、それでも元婚約者と浮気相手のザマァ、隣国の跡目争い、洗脳問題、ありとあらゆる問題に目を背けることなくきちんと団結して立ち向かっていくストーリー。
    原作は三部で完結。コミカライズはせめてふたりの婚約まで第一部だけでも早めに終わらせてほしい。

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  4. 評価:5.000 5.0

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    まぁ、本当にサイラスってばよ。
    どこまでも進展しないな君たちは。

    お母さんが死んじゃう!と思い詰めていたら、実はご懐妊だった。早とちりしちゃったけど、結果オーライ。じゃないと彼女、成長できなかったかも。

    聖獣番となったヒロイン・ミュリエル。
    サイラスの美貌にクラクラしながらも懸命に仕事に邁進。聖獣たちの声が聞こえることは当初秘密にしていたものの、聖獣たちの気持ちがわかることが周りに知れてしまい連れ去られてしまうことも。
    でも、そんなミュリエルがいつも一生懸命で、聖獣たちのことが大好きなのが聖獣たちにも伝わり、アトラをはじめとして受け入れられ見守られていく。ミュリエルが聖獣番となった当初は家族からも出来るはずがない子扱いされていたが、アトラたちとともに過ごすうちに直視すらできなかったサイラスと話が少しずつ出来るようになっていく。そして、お互いに少しずつ少しずつ距離を縮め、ついには…!君たちそんな気持ちを持てる子だったのね!っていう展開になっていくんだけど。
    とてつもなくスロー展開。お子ちゃまなのね。
    さて、このふたりの着地点はどこなんだろう?
    見守るのはとても楽しい。聖獣かわいいし。
    なんだかんだでツンデレなアトラたちも好き。

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  5. 評価:5.000 5.0

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    わかりやすく完結にスマートに終わる作品。
    原作なろうにあり。そちらもおすすめ。

    過不足ないの、本当にスマート。
    10日分で綺麗に伏線から心情から読み取れる。
    エレナの置かれていた家族の事情、
    クリスタベルを絡めたブローチの事情。
    どうしてエレナはあの場所から落とされて、怪我を負ったのか?2階に用事はあったのか?
    誰によって落とされたのか?
    エレナが記憶している幸せな生活の思い出は、一体誰の記憶なのか?それは事実なのか?夢なのか?

    オスカー様とともに過ごすうちに今までのエレナの記憶を失ったまま、彼女の日記を見つける。
    エレナだけれど中身はエレナではない彼女は中身を読むことを躊躇うが、真実を知り、オスカー様と婚約破棄をしてこの人に相応しい素敵な新たな婚約者と幸せになって欲しいと願う。でも、胸が痛い。
    医師のジェイク先生からの思いがけない求婚と、オスカー様との婚約破棄までの日にちが迫る中、エレナの「家族」が予定より早く訪れて、婚約破棄が成立し、伯祖父のアドルナート卿の元へ行けと言われてしまう。厄介払いされたエレナはオスカーの幸せを願い素直に屋敷に向かっていく。
    そんなエレナにオスカーもついていくと言い出し…

    っていう原作の展開。

    まだまだ話の序盤のコミカライズだけど、オスカー様の柔らかなエレナへの扱いが素敵なのよ。
    婚約破棄すると決めたのに、中身が入れ替わったような今のエレナに心惹かれていく。でも、エレナの過去に何が起きて、死んでもおかしくなったような怪我をあったのかもわからない。だんだん事情がわかってきて、エレナがどうしてあの場所にいたのか見えていく。
    彼女が取り戻そうとしたものは?
    エレナが盗んだとされるブローチの行方は?
    鞭で叩いたとされていたエレナの素顔は?
    エレナは過去を取り戻した後に幸せになれるのか?

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  6. 評価:5.000 5.0

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    旦那は愛すべきアホなんだな。

    女を見る目も最悪、ローザの初対面も最悪。
    頭の中は空っぽで領地のこともめちゃくちゃ。
    ローザに尻叩いてもらって必死になって勉強するけど、やっぱりどこか抜けている。だから最初に結婚するはずだったお花畑しかない頭の空っぽな女性とくっついてたんだな、とわかる展開。
    ローザの父親を陥れた陰謀と妙な秘薬を主軸に話は王家の話へと展開。実はローザの父親は…ってやっぱりそうだよなぁのお約束を挟んだのちに、愛すべきアホな旦那様の手綱を引いたローザが過去を粛清すべく、父親と共に立ち上がり…

    ローザの腕っぷしの良さはやっぱりスカッと。
    どこまでも真の通った妻女はどんな未来を選ぶのか?旦那様はその時どの立ち位置にいられるのか?

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  7. 評価:5.000 5.0

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    いやー、ザマァが序盤から惜しみないわ。

    全員がロロナによって生かされてきたのね。
    彼女がいなくなってしまった今、彼女の功績の素晴らしさ、彼女がやってきてくれた仕事の量や質、どれほどいなくてはならなかったのかを痛感していき後悔していく。でも彼女はもうどこにもいない。
    彼女の遺体とされるものを見に行ってみれば、そこにあるのは彼女ではない。そう、ここにはいない。ではどこに?

    毎回お馴染みだけど頼りにならない父親、亡くなっている実母、クソすぎる継母、夢見たばかりで現実に戻ってくるのが遅かったものの、継母よりは早く現実に気づいて恐れ慄く義妹。
    王太子は私のもの、ってなったところであんなクソみたいな中身がゼロな男、お下がりでもらって嬉しいのか?地位と名誉だけ欲しかったんだろうが、それを享受するには、負うべき責務が山ほどあるはずなのにそこは全スルーなのか。おバカに違いない。どこまでも似た者同士でどこまでも堕ちていく様が見れるのでは。
    ロロナがいなくなって、全部の歯車が外れて壊れていく。彼女の行ってきた全てのものが彼女の不在で現実を思い知っていく。こんなはずではなかったはずなのに、全て。彼女の行動の全てにおいて、誰も興味を持っていなかったのが不思議だ。どこまでも味方がいなかった彼女が選んだ未来の着地点は一体どこになるんだろう。

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  8. 評価:5.000 5.0

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    アニメ化されているのを聞いて、向いてるなぁと素直に思っちゃったわ。メルフィたちがイキイキと活躍するのが目に浮かぶもの。

    なろうで商業用でないもののストーリーは読める。コミカライズ化されたものとでは遜色ない。私の中でのメルフィがこんなイメージだったので、違和感なく読み進めることができた。現在も未完結。

    序盤から読者の心を鷲掴みにするテンポのいいストーリー展開。運命の初対面を経て、求婚するまで息つく暇もない。よほど惚れ込んだんだよね。
    悪食令嬢という通り名をわざわざ流して、周囲から遠ざけていた父親が守り抜きたかった娘を公爵様がサクッとあっさりと連れて行ってしまった。
    彼女はこのままでは行く先もなかった事情も全てを理解して把握した上でのスピード感。
    あっという間にロジェ様の心も部下たちの心まで掌握してしまう魅力の多さ。魔法陣を用いて、亡き母の背中を追うように研鑽を重ねてきたメルフィから作られる美味しそうな食べ物の数々。
    絶対に美味しい。そしてその美味しさに周囲が魅了されていくのもわかる気がする。誰よりも先頭に立って、誰よりも動いてみんなで作って食べさせる。

    あっという間に次の話を読み終えてしまうので、原作も読まれるのまた楽しいかも。

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  9. 評価:5.000 5.0

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    社内恋愛っていいわー、って浸れるストーリー。

    いや、身近にこんな人たちいたら惚れちゃうよね。黒澤さんと葵ちゃんも好きだし、大島さんと京ちゃんのダブルKも好きだしなー。目の保養になるわ。それでいてみんな高校生なの?みたいな甘酸っぱい恋のやり取りしてるのよ。きゃー。

    無料分でも巻ごとの立ち読みでも、いいところまで読めるところもあるので、是非ともきゅんきゅんしてもらいたい!
    それであなたはどちら派?ってやってみたいわ。

    どちらも捨て難いのよね。
    ちょっとクールなのに中身は彼女のことしか見ていない黒澤さんの余裕のなさもかわいいし、バレンタインデーでチョコレートもらっちゃうのを嫉妬しちゃう葵ちゃんも同じくかわいい。黒澤さんに片想いしてると勘違いしつつも、その距離感は罪な大島さんの優しさも筋肉も好きだしな。
    さりげなく違う組み合わせも増えてるし、この職場勤めてみたくならない?パートでもいいなぁ。
    甘酸っぱいきゅんきゅんしてるのを横目でチラチラ見てニヨニヨしたい。

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  10. 評価:5.000 5.0

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    私の青春。やっぱり金田一は初代に限る。

    中学生の頃に初めて出会ってから、もう何年あなたと誌面で向き合ってきたのでしょう。別誌ではいつの間にやら美雪ちゃんと結婚し息子まで生まれ、やっぱりあなたと私は同年代に落ち着いた。

    ドラマ化されて、剣持警部は古尾谷さんしか今でも考えられない。明智さんのあの嫌味なイケメンは、誰が演じても超えられない美しさ。美雪ちゃんは、やっぱりどなたが演じてもともさかさんのイメージから離れられない。もっと肉感が強いはずなので。速水玲香ちゃんは現代なら誰が演じたらいいのかを想像するのも楽しい。

    地獄の業火に焼かれながらそれでも天国に憧れる。オペラ座館は何度舞台になったら落ち着くんだろう?怪盗紳士とのやりとりはどうなる?あの天才犯罪者の脱獄犯との決着はいつになるんだろう?
    いつ読んでも彼のカバンの中に首が入っていたのに何も躊躇うことなく開けていた魔術列車の回の話は楽しくて仕方ない。

    きっとどなたにも忘れられない話があるはず。
    金田一の同級生が次々と事件に巻き込まれたり、被害者や犯人となっていく。
    魔犬の森、学園七不思議(のちこいみにいきちのちなとちすいかいにすな)、異人館ホテル、墓場島、仏蘭西銀貨、雪影村…思い出すだけでもたくさん。

    私は初期の頃のFileの頃の方が好き。悲恋湖とか。
    今の44歳のはじめちゃんも嫌いじゃないんだけど私の中のワトソンは美雪ちゃんなので。

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