いちごとあんこさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全69件
  1. 評価:5.000 5.0

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    原作がなろうであるんですけど、一度読んでみてください。物凄く長い。700ページ超え。
    でも、読後感は爽やかなのよ。
    出会いと別れと、季節感もきちんとあって、ヒロイン・メルフィーナとともに生きてる気分になるの。


    結婚直前に前世の記憶を取り戻して、この世界がゲームの世界で、自分は悪役令嬢の立ち位置であると気付くが、もう結婚は避けられる事態ではなかったためそのまま流れに添い、結婚相手のアレクシスとそのまま結婚するも、白い結婚、つまり形式上の妻としては迎えるが妻として君を愛するつもりはないと言い捨てられる。結果としてゲームの悪役令嬢のルートから外れようと北の外れの公爵領を領地として譲り受ける契約を交わし、アレクシスと離れて、北の領地を領民と共にゲームルートの記憶を頼りに開拓していく物語。
    少しずつ領地が富み、領民ともゆっくりじっくりと仲を深め、領主として共に生きる仲間も増えていく。その途中でゲームのヒロインともいうべく聖女マリアが現れる前に自分の立ち位置を奪われることなどないよう、悲しい結末に陥ることがないように懸命に領地を整えていく過程もある。
    それはゲームルートを把握し、聖女マリアと敵対する未来を案じていたから。今持っているすべての自分の大切にしているものを決してひとつも奪われたくはない、領主としての立ち位置を守るためでもあった。
    全部の伏線を回収したとは思えないけど

    結局出会った聖女マリアや攻略する攻略対象たちと少しずつ出会っていく中で仲良くなっていき、絆を深め家族のようになっていく。その何年も掛けて、じっくりウイスキーのように深めていく仲と、領主としてだけではなくひとりの女性として幸せになる過程を原作では読むことができる。
    ここのコミカライズでは何年まだやってくれるのかなぁ。相当な巻数になるのは間違いない。

    登場人物も多岐に渡り、聖女や神官、商人、領民たちや農奴やその子どもたち、魔法使いや護衛騎士や侍女たちなど代わる代わる現れる魅力的な人たち。隣国の幼き王太子たちや、倒すべき魔物たち。
    貴族社会や公爵たちの後継者や嫡子とスペア扱い。

    あの料理人エドやメルフィーナが作る料理の美味しそうなこと。メルフィーナの領主としての采配の素晴らしさと先を見通せる力と類い稀なる人たらし。最後まで読み切ることができた時にはひとつの国の繁栄の長い歴史を垣間見た気分になります。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

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    こっちはこっちで美味しそう!

    こちらはお父さんにその娘ふたり、その恋人の組み合わせでお店を切り盛り。姉妹が個性的で感情豊か。基本的に穏やかにストーリーが進む。
    色々な国の食べ物が出てきてもそれを嫌がったり、食べたくないとか文句を言わずにとりあえず食べてみる、という環境下にいるのは面白い。
    様々な国の人や立場の人が入ってくるのも楽しい。

    姉妹を取り巻く親父さんとの関わり合いも、姉妹で言い合ったり就職祝いしたり、そのうちにお手伝いする形でひとり増えて、その親御さんたちとのやり合いもまた楽しい。
    国が違えど受け入れられる器と人柄の良さ。
    見守る側と教えを乞う彼との関わり合い。
    どれだけ読んでも美味しそうなんだよね。
    のぶとは平行線でどこかで交わる日が来るのかな。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

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    ついに来た!ようやく来た!!

    原作がありますが未完結で続編が出た。
    どこまでコミカライズされるかどうかは謎。

    コミカライズにあたって、原作と多少違う点があるようですが、それを凌駕する絵師さんの素晴らしさ。これほどまでユイたちが魅力的に描かれるとは原作もさることながら拝みたくなるほど。

    基本的なキャラクターとしては、
    ヒロイン・ユイ。8番からユイとセレストが命名。
    言葉が拙いがセレストと話す機会に恵まれてからは徐々に滑らかになっていく。セレストから保護され生活を共にするうちに人として惹かれていく。

    ユイの番、セレスト。青髪の美しい竜人。
    ユイを膝の上に乗せて可愛がる。番というよりは、当初は守りたい、そばにいたい存在だったのだが、お互いに好意を抱くようになっていく。
    前世の記憶があるために計算が正確で早く、セスと同じ職場で重用されるようになっていく。セレストととしても番がいざという時にそばにいるのは安心できるため、win-win。

    セレストの友人であり王子でもあるウィルジール。セスと呼び、飲みに行ったり親友のような立場。
    なんだかんだ言ってもユイたちのことを気にかけてそばにいてくれるお兄さんのような存在。

    ユイの姉のような立場、17番のディシー。
    のちにディシーの生き別れた弟とも再会する。
    ヴァランティーヌが料理がてんでダメで代わりに毎日食事を作る。のちに警備隊の中の受付の仕事をしつつ、ユイとと共に成長していく。

    ディシーの里親、エルフのヴァランティーヌ。
    セレストと同じ警備隊にいて、ユイと離れたくなかったディシーのため、里親が同じ警備隊ならば会う機会があるだろうという配慮があった。
    ユイとディシーのお母さんのような存在。

    リザードマンのシャルル。ワニ、かな。
    ヴァランティーヌの後輩で親しい。ユイが初対面にも関わらず怯えることなく触らせて欲しいとお願いし、触らせてあげたことでセレストが嫉妬する。

    くらいが主な登場人物。
    あとは使用人のアデライド。母、セリーヌとともに
    働いていながらセレストに初恋をしたが番としてはセレストに選ばれなかったのに、突如として現れた番・ユイに嫉妬して暴走する。きちんとセレストに対応されて使用人としてだけではなく裁かれる。

    正直どこまでコミカライズされるのかどうかわからないけど、どこまででもコミカライズして欲しい。

    • 1
  4. 評価:5.000 5.0

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    全話無料だからいい機会に、と読んだのだけど、
    読む手が止まらない!
    転生ものだけどそれだけじゃないのが強み。

    絵柄は綺麗で細やかな書き込み。キャラクターもきちんと書き分けられる力がある方がついてるので、これだけ大勢の登場人物が出てきているのに、被ることがないのが素晴らしい。それでいて皆さん生き生きと描かれていて読んでいて楽しい。
    あっという間に読み切ってしまったのは勿論ストーリーの上手さも光っているから。
    キャラクターも誰もが個性的で、普通の男の子も出てくるし、チート過ぎる子もいない。主人公はヒーロー的な立ち位置だけど、それでも出過ぎて白けることもない。家族愛もあり友情もあり、恋心がわかるところもあるし、政略結婚もある。
    政治的などす黒さも出てくるが、海賊などキャラクターの枠は広い。アニメ化されたのも頷ける。
    主人公の転生前がパティシエだったのでお菓子に向かう意欲と執着と能力は見ていて微笑ましい。見た目がまだ幼い頃から出てきているのもあるが、政治能力としての器も頼もしい。この子から決して目を離してはいけない、怖さまである。

    どこまでこのストーリーの幅と奥行きが広がっていくのか楽しみで仕方がない。終わりが見えない。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

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    んもう、なんなのこの尊いの!
    永遠に幸せになってしまえばいいのよ!

    無料分終わってからふたりの気持ちが通じ合って、課金の手が止まらないじゃないの。どうしてくれるのよ、かわいすぎてたまらない。

    いつからふたりは好きだったのかわかっていくにつれて、どれだけ神城くんが好きだったのか、どれだけ頑張ったのかがキュンときて。そりゃ彼女以外が全部モブになるわ。どれだけの年数ふたりとも好きだったのよ。数え始めたら手の指が足りなくなったわ。周りからは神城くんの行為が透けて見えていたはずなのに、キュンとするすれ違いばかりであのままLINEの誤爆がなければもっとすれ違っていたのかしら。いや、アレがなくてもすれ違えていたかもしれない。周りからはヤキモキされても。

    是非とも神城くんの小学生から高校生になるまでのどれくらい彼女のことだけを好きだったのか、どれくらい背を高くするために、同じ学校に通うために頑張ったのかを読んで知って欲しい。
    そりゃ親御さんはとっくの昔から彼女しか見えていないのをご存知だよ。それを踏まえたうえで、あの授業ノートのやり取りと、痛む足を抱えての玄関先での壁ドンを読み返すともっとキュンとくるはず。誰が彼女の前に現れても、あんなに好きでい続けてくれる人は神城くんたちお互いしかいないわ。
    他の人が入る隙間なんて小学生からないもの。

    • 4
  6. 評価:5.000 5.0

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    久々に原作も他者掲載分も読み漁って泣いた。

    ナナリーの知らないところでどこでロックマンとは出会ってて、いつからそれほど好きだったの?って序盤はふたりの戯れる喧嘩を見ていたのだけれど、終盤に向かって解けてわかっていくと、そりゃあ、ロックマンはナナリーを離さないわ、とわかる。

    自覚しないところで繋がってて、知らないところで彼女の身体を慮って、ナナリーの危機のタイミングには必ずロックマンが手を差し伸べてくれる。
    そして、必ず助けてくれる。救い出してくれる。
    必ず、約束は守ってくれる。
    ロックマンがナナリーを守り抜いて額を突いた時に過去から全部つながっていってもうダメだった。
    あの箱はあの頃からずっとロックマンが持っているから必ず会えていたのね。海の中で出会えた時に、全部彼はわかってたと知った時にもう一度最初から読み返したくなった。
    彼はナナリーのことを一体いつから、いや、もしかしたら出会ってまもなくから。献身という言葉には重さが足りないほどの彼の存在意義は、きっと今、この世界をナナリーたちで救うために。

    この後に続くパーティーでのふたりの姿を早く読みたい気持ちで待ってます。ロックマンはどんな顔をしてナナリーに言うのだろう?
    原作はまだお話が続いてるけど、ここもまだ続きをコミカライズしてもらえるのかしら?

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

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    推しが側にいたらあぁなるよね。
    あんな近くにいたら拝み倒したくもなる。
    それでいて布教したくもなるよ。

    アイドルやモデル、アーティストに俳優さんたち。世の中に溢れてるキラキラした人たち、自分だけが知ってるなんてもったいない!こんな素敵な一面も持ってて、あんなにかわいいところもあるのに、それほど世間では認知されてなかったり、知られていない素顔がまた素敵だったりする人いるじゃない。漫画でもアニメでも声優さんでもそうだけど。
    それを独り占めしたいのではなくて、世の中の人に認知されて嬉しい、広まって嬉しいと思うヒロインの気持ちはわかる人も多いのでは?

    それがヒーローがあまり学校にはこないけれどヒロインの大好きな人だとしたら。それを裏方から彼を支えていける立場になれたのだとしたら…?
    素敵な「たられば」が交差して、先輩ともっと側にいられる関係となり、クラスメイトの土井垣くんも巻き込んでどんどん渦が広がっていく。

    また土井垣くんが髪を上げたら爽やかイケメン。
    それもヒロインのことが好きだと。もはやこれは…きゅんがいっぱい詰まった、かわいい話です。
    いやー、ごちそうさまです。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

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    原作にきちんと寄り添って描かれている作品。
    なろうで読めるけどコレも長い。読む際には時間と予定と睡眠不足を気にして欲しい。止まらない。

    ヒロインのシオリはチートではない。むしろ逆。
    OLのスーツ姿のまま雷とともに今の世界に異世界転移。森の中にそのまま落ちたところを、ザックの手によって保護され助けられて目を覚ますも言語は全く理解できず、異世界に落とされたことは理解できても、順応するのに必死になったところは他の作品とは違うかもしれない。そしてようやく仲間ができたと思ったらシオリを利用できるだけ利用して、自己肯定感を極限まで下げられた挙句、装備品含めて身包み剥がされて捨てられるという過去を持つ。
    そんなシオリに寄り添う新しい仲間も増えていき、アレクによって少しずつ自己肯定感を取り戻しつつ魔力の低いなりに創意工夫を凝らし、家政魔導士という独自のジャンルを作ってこの世界で生き抜いていこうとする姿勢は誰よりも儚くて強い。

    アレクやその仲間たちにも隠された過去がどんどんわかっていき、ゆっくりとアレクとともに成長していく姿を追うことができる。ただ単にスローライフするだけではなくて、誰とくっついて終わり、でもない、普段のシオリたちの生活と家政魔導士として役割を果たしながら、少しずつシオリの素晴らしさとその価値を高めていく仲間のひとりとして見守る位置にいられるのが楽しい話でもある。

    もちろん、アレクたちの過去がより深くわかっていくにつれて、好きや嫌いだけでは済まされない関係と向き合っていくのも楽しい。
    私個人としてはルリィをはじめとする彼らの仲間が割と仲間たちにも受け入れられて意思疎通できて、シオリを中心に助け合いしていきながら共に生きていくところが好き。ルリィが割と欲しい。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

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    コレ、ジャンルとしてはコメディ?ギャグ?
    取り敢えずラブコメでもないわ。

    掃除能力と浄化能力を持っていながら鑑定もされず誰からも大切にされてこなかったヒロイン。
    時間と身分と権力を持て余して瘴気の中で埋もれていたけど、髪を切ってもらって、身なりを整えたら割と話のわかるコミカルな頭の切れる王子。
    王様なのに自ら先頭を切って動き、かわいいものに目がなくて振り回されているけどかわいい王様。
    女帝ってこういう人をうまく使って回して、世界を手に入れていくのね、な女王様。

    実はヒロイン気がついたらちゃんと自分の居場所、出来てるじゃない。あったよ、そこだよそこ。

    掃除しても浄化しても自己肯定感は低めだったけど、どんどん自分の世界が王子とともにあっという間にひらけていく。王子と心がすれ違うことなく、婚約して変わっていく姿がなんだか眩しい。
    ストーリー展開も巻きが入ってるのか流れるように進んでいくので手が止まらない。あっという間に無料分が終わってしまった。
    もっと彼らとともに未来に進みたい。

    • 3
  10. 評価:5.000 5.0

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    原作がコミカライズとともにしっかりしてるので、そちらも読まれることをお勧めします。

    ・義妹がクソ。エヴァの手柄は全部自分のものにして婚約者までに誘惑して奪い取って国から追い出すか好きなように使い倒すつもりだったが、逃げられて聖霊の力を使えなくなった上に、クソ婚約者の祖母から聖女になるほど力を持っていないことを見抜かれる。そのためエヴァを連れ戻しにいくように王命が出た婚約者と向かい、返り討ちに遭う。

    ・婚約者の王太子もクソ。精霊を使える力を持っていないことと、妹の色気にやられて婚約破棄をしてエヴァに逃げられる。マルティを連れて隣国に行き連れ戻して使い倒すつもりでいたが、アランたちに返り討ちに遭う。国外追放となって帰国後ソルマン王に身体を乗っ取られて暴走する。

    ・アランたちは隣国の王子たち。エヴァを護るため身分を隠して彼女を守ってきたが、婚約破棄となり奴レイにされそうになったエヴァがひとりで国から離れようとするところを同行する。
    アランは生まれ変わる前から今もエヴァが好き。

    ・エヴァは精霊女王の生まれ変わり。その力を独り占めしたいがために囲われるための婚約だったことをのちに知る。その力を知る王太子の祖母が連れ戻すために王太子たちを派遣するも上記の通り失敗。精霊女王のエヴァを失ったことから、精霊が枯渇していき、国として危機を迎える。
    そしてソルマン王が王太子の体を乗っ取った上で、エヴァ、ひいては精霊女王を取り戻そうとして…

    という展開。
    義妹がエヴァを害した現行犯で捕まえた上で王太子共々国外追放とし、最低限の帰国準備のために牢に義妹を罪人として入れるまでの流れが一つ目のハイライト。この先は国同士、精霊女王としての過去、エヴァが過去を知る流れ、アランとの隠された関係などが怒涛のストーリーが待つのでお楽しみに。

    これコミカライズまだ序盤なのよ。
    ちゃんとその後のソルマン王へのざまぁ、王太子と義妹へのざまぁも待っているのでゆっくり読もう。どこまでコミカライズされるかわからないけど、そこまでやらないはずがないので。

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