作家のノルマン、教師になってくれた伯爵夫人、その姪の令嬢ケイト、主治医だった人、このお姉さん、知的職業に就いてる(実力がある人については出自を問わない)か身分が高い女性との間に友情や信頼関係を築く作風なのよね。メイドさんはきっちり線を引いてあくまで従業員。この原作者さんの個性だな。それがいいと思う。
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作家のノルマン、教師になってくれた伯爵夫人、その姪の令嬢ケイト、主治医だった人、このお姉さん、知的職業に就いてる(実力がある人については出自を問わない)か身分が高い女性との間に友情や信頼関係を築く作風なのよね。メイドさんはきっちり線を引いてあくまで従業員。この原作者さんの個性だな。それがいいと思う。
ミュー様♡ 白猫派だがミュー様だけは好き。
言ってることがまとも。一族を「ひとりのエゴで混乱させるわけにはいきません」て、ほんとその通り。
いい解決方法! 失敗したら対策考えて次に進む、正直であること善良であることは捨てない。
ロリーシャの疎まれるのが嫌、誰とも争わない人生を生きたいという発言。公爵家のお嫁さんになれば今度は誰が敵認定してくるか。一人で気兼ねすることなく生きていけるようになるために、なんとしてでも皇室と貴族間の争いを解決するから、ああまた解決しなきゃいけないことがのしかかってきた、って嘆くロリーシャ。ふふふ、でもね、魅力のある人は中央で生きようよ、あなたには必要ないものだけどみんながうらやむものを全部手に入れちゃおうよ! 何より公子はあなたのことを好き(第二王子も?)なんだから。
大切なことを言ってくれるマンガだわ。旅(自由)には衝動的にではなく力をつけ準備をして、残された者に心配をかけないだけの自信を持って出る。心無い人たちの持つ暗い影を気にしないでいられるのは、明るさを持ってズカズカと踏み込んでくれたおじさんほか、家族も愛してくれたから。
メイドとしてやっとってもらえませんか、ではなく、
仕事につきたいのですが紹介していただけないでしょうか、だと思う。
身分社会なのだから。
伯爵の方は働かせるのは失礼だから、他の結婚相手を探しましょうとまともなこと言ってる。
客人としてぐうして後見人になろうと提案してくれてる。
結婚したくなければ、メイドを束ねる家政婦とか親族の老婦人のコンパニオンとか、
親戚の子の家庭教師とか、お金に困ってるが生まれはいい女性向けの仕事も紹介してくれるでしょ。
働きつつ、家庭のディナーに呼ばれるメンバーとして暮らしてるうちに
二人の間に愛が芽生えてけばいいでしょ。
どこに美徳があるのじゃと笑いながら読み続け、
陛下はジンジャーの助けなしに自分で真相にたどり着く人だし。
ところが、ここにきて、呪いを解くことができるのは、
ジンジャーの持ってる美徳なのでは!!!という展開になった?
でっちあげられたスキャンダルを若い二人の恋愛として収束させるために、親同士がカイデル公子とロリー者を結婚させることに決まる。この二人だから全然色っぽい感じとか男子が主人公を守り抜くみたいな感じにならないんだけど。でも。多くの人気作品て男性主人公が辺境の領土の主とかで、国政や社交界から距離を置いてて、彼の領地で二人だけで愛を育める。彼氏の方は自分の土地の専制君主なんでカッコよく見えちゃう。この作品は国の中央で、政治バランスやたくさんの人間関係の中で主人公たちが生きてて、周囲との兼ね合いがある。そこに物語の面白さがある。政治家陣の中で若い彼氏がなんでもすぐに解決してくれられるわけじゃないから毎回ラブラブ展開があったりしないけど、読み応えがある。
前回で状況説明がちゃんとあってよかった。それによると、事業の占有権を国からもらい続けるには跡継ぎに王家の血がはいってないとだめ。現当主の前妻(王族)との間の長男の子どもであるルカ。後妻との間にできた次男のリューディカー、彼の場合王女と結婚すればその子は当主候補となる。このふたりの次に、自分より継承順のはやい当主候補の命を狙ってる親戚がいる。
第一に、リューディカーとユディットが恋仲になると、暗殺者はルカに一点集中するのか?
第二に、まずはユディットはどういう地位で暮らすのか、いつでもルカが行ける近所に中流家庭の住む規模の家をもらうとか、同じ家に住むなら資産のない親戚がコンパニオンなどとして同居する扱いにするのか、きちんとけじめをつけてスタートしないと。
前回と今回でそういうことをユディットが考えてるんだよね。大切なことを。だからリューディカーが優しいとワクワクってより、彼とそういうことを話して取り決められると彼のかしこさが読者に伝わり、二人の間に恋愛感情が育ってくのにワクワクできる、だと思うの。
ルシア
167話
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