4.0
いい作品に、ここだけそれは違うと思った点
58話のところ、ベルナールと義姉さんが間違ってるわ。
ベルナール、お母様、義姉さんはアニエスのことをお嫁さんとして受け入れてる家族なのだけど、
雇われてる人たちは家族同然の人たちとはいえ、雇用主が守ってあげなければならない人たちなのよ。
エリックのように、アニエスのために自分たちに危険が及ぶのは嫌だと思うのが当然なの。
エリックは責任感が強いからこそいざとなったらすることになる仕事を想像できてるのよ。
もともと、ベルナールが「家族なんだからみんなでアニエスを守ろう!」って感覚でいるのが間違ってる。
ベルナールは自分の問題で、騎士の訓練受けて警備のためにやっとってるのではない
一般人の雇い人たちに危険が及ぶのは申し訳ないって感覚でいなきゃいけない。
古い忠義一徹の中高年の雇い人じゃなく、若い人たちについては特に。
そして、雇用主側(アニエスは主人の妻になるのだから雇用主がわ)が
自分が危ない目に遭うことを厭わず使用人たちを守るという態度を見せたことにより、
若い使用人も忠義一徹!に変化していく、それだけのことをアニエスが57話で成した。
だからエリックがアニエスを奥様として認めた、というのが58話なのが普通なの。
それなのに、エリックが今までの思いを反省するというニュアンスになってて
「いろんな人がいるんだからそれでいいのよ」と義姉がわかったふうに言うってのが変なの。
雇い主側は、雇ってる人を危険に晒しちゃいけなくて、
危険でいいからアニエスを守りたいと言ってくれた使用人に感謝しなくちゃいけない。
これ、すごくいい話、よくできたマンガなの。
いい作品に一点だけそれは間違ってるって箇所があって勿体無いと思って書いてる。
この感想って作者さんに届くのかしら?
作者さん、もしご覧になることがあったら考えてほしい。
今、家事使用人という存在がいなくなって60年たってるから、
めちゃコミの家事使用人がいるマンガのほとんどが、雇われてる人たちの書き方、変だと思う。
使用人たちとの関係が対等すぎる。それは主人側の謙虚さじゃなく、
自分のために働いてくれてる人たちへの感謝がないところから来てると思うの。
みんなおかしいところ、この作品がむしろその中で優れてる方だと私も思ってる。
優れてる作者さんに敢えて書いてみた。
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没落令嬢、貧乏騎士のメイドになります コミック版(分冊版)