Miya M.さんの投稿一覧

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1 - 10件目/全24件
  1. 評価:5.000 5.0

    このお話はツッコミどころがあってもいいの

    良作、傑作は構成が緻密なのだけど。
    ツッコミどころがあろうが、多少構成が甘かろうが
    このお話はそれでいいのよ!っていう面白い作品というものがたまにあるものだ。
    このお話はまさにそれ。
    カーエル様が美しければそれでいいのよ。
    「え?美しいっていうより変な絵じゃない?」
    って思う方もいるかもしれないけれど。
    癖「がある」絵がらなのだが、癖「になる」絵がらなんだわ。
    この絵じゃないとこのお話の場合だめなんだわ。

    カーエル様の服が毎回楽しみで。
    ビジュアル系+パンク。で、背中をそう露出するかー、というのがいいです。
    (筋肉はもっと薄くても私はいいんだけど、ここは昨今の流行りなのかな)
    皇太子が出席する結婚式の衣装でも、新郎のカーエル様は鎖ジャラジャラとかすごくいいわ。

    縦読みマンガはーー稀なる良作はあるかもしれないので全部とは言わないように気をつけるがーー
    ほぼ、服装マナーとかテーブルセッティングとか、歴史知識・マナー関連は壊滅状態なんだから、
    もう、ある地域のある時代に近づけようとしないで
    いっそこの作品みたいな服のデザインにしてくれた方が、ずっといいわ。

    • 1
  2. 評価:3.000 3.0

    自己肯定感が高い人が想像した世界かも?

    自己肯定感が高い人が想像した、自己肯定感が低い人の物語なのかも?
    マリーが「社交はしたくない」ときっぱり言うシーンがあるのだけど
    有能なのに自己肯定感低い人だと、できなくちゃいけないのかなあと悩んで断れなくなったりする。
    でも、自信がないから「学ぶ」こともして、「成長」していく。

    マリーの場合というか、この作家さんの場合、
    「社交界の人は全員心が腐ってるから、なじめない内気な私こそがかわいい」という自信があるのよ。
    すると、その自信を裏付けてくれる登場人物しか作中に出てこない。

    武闘競技場で伯爵(男主人公)が負けた人がけがしてないか気を遣うのだけど、
    見物に来た令嬢たちは伯爵の地位とお金だけ見て伯爵と結婚したがってる。
    それ見て主人公は「全然この人のいい所を見てないじゃん」と怒りを感じる。
    でもさー、女子って観察眼するどいよ。
    「地位とお金がある人と結婚しても、妻にモラハラする人じゃそのお金も私のために支出されないじゃん、
    弱者をいたわってる人ならその点安心だもんねー。基本優しいから結婚後妻にも優しいね。」
    みたく友達と話しながら伯爵のもとに令嬢たちが押し寄せる、とかになるって。
    社交的で打算的だけどけっこういいやつって登場人物が存在しない。
    社交的かつ伯爵の長所もよく見てる令嬢がいないので、内気なほうがいい人という自己肯定感を高く保てる。


    以下の事も上流の人は全員悪人という思想から生まれてると思う。
    家政婦さん(?でいいのかな、召使い頭)の仕事の範囲が多岐にわたってしまってる。
    作者の妹など上流階級に属している主人公カップルの味方から、
    女医とかジャーナリストなどをしている主人公の友人~
    秘書~上級のお手伝いさん~制服組現業職のお手伝いさんまで、
    多階層の主人公の味方が登場するお話も存在する。このお話では、それぞれの役目を一人でしてる。
    すると、この人は一体どんな気持ちで仕事してるの?という疑問もわいてきちゃう。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    性格の書き分けができるってすごい

    レナはクラウスのことを、すてきすぎるから片思いしてるだけでいいの、と最初思っていますが、
    たまたま仕事上毎日会う関係になったら、ふたりとも、抜けてるところもありつつ誠実で自分の仕事においてできる人で、
    案外つりあってるの。穏やかに惹かれ合う関係に…。
    末の王子のリシャ―ル君が最も有能といわれてるのだけど、
    クラウスもまた有能な宰相、きょうだいの会話のなかで、確かにリシャールは子どものうちから老成してる。
    歴史的舞台風のお貴族様の物語って、主人公とくっつくのは国の中枢を担う人なので、超ハイスぺとして描かれる。
    このマンガのように、男主人公よりさらにいい資質を持った人がいて、男主人公もいい資質の持ち主、
    って人物の内面を描くことに優れている作家さんじゃないと書き分けられないと思う。
    それがここではちゃんと書き分けられてるの。
    山のようにある似た設定のマンガのなかで、すごく珍しいと思う。

    また、リシャールは優れているからこそ繊細さも持ち合わせていて、
    こういう人が傷を負わずに生き生きと自分を伸ばして生きていくためには、
    子ども時代に彼を愛してくれる親もしくは親代わりが必要なのね。
    その親代わりを主人公カップルがしてる。
    リシャールタイプの人物を主人公かその恋人にするマンガが多いと思うの。
    この点もこのマンガの際立っているところだと思う。

    似た話のなかでひとつ読むならこの作品って思った。

    • 1
  4. 評価:5.000 5.0

    堅実な作風

    よく、主人公が危機一髪となるとヒーローが助けてくれる物語があります。
    これはこれでヒーローがかっこよく見えていいのだけど、
    主人公があまりにも敵に対する備えをしてなかったり、助けられる力が自分にない事件にまで手を出して結局彼氏の力で解決したりということも起こりやすい。

    この作品の場合、主人公のリィーンは、危機が訪れたら、
    私のことを味方(少なくともその時点では彼氏じゃなく警備してくれてる公務員かつ心情的にお互いに友情がある人)が追跡可能か? ここからは味方が追跡できない建物だからこちらからの働きかけで自分の居場所を知らせられるか?
    ⋯⋯というように、緻密に対策を講じます。
    なんで女性主人公がこう振舞ってくれないんだろう!とストレス溜まってたところにこのマンガを読むと
    ああ、これよ、こういう主人公を待ってたのよ、とスッキリします。

    主人公をそういう人に設定する作家さんだから、他の部分も全体的にちゃんとしてます。良作。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    絵のセンスが好き

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    魔女っ子ものアニメを21世紀風にセンス良くした、みたいな感じの絵がかわいい。
    昔のヨーロッパ風が基調なんだけど、例えば8話のスタジアムでの観戦しながら食べる軽食が
    プラ容器に入ってて、センスがいいとそれに違和感がない。

    そのために他作品では気になるスリッパがこの作品では気にならないというかプラスポイントになってしまう。

    昔のヨーロッパ風異世界マンガで、よく主人公カップルが室内で、日本風のスリッパを履いてるのだが
    (韓国のマンガでも履いてるから日本と同じ形のスリッパが韓国でも一般的なのかしら?)、
    室内履きなら、男子はスリッポンタイプの形で布製のにするとか、女子はミュールにするとかじゃね?と思ってしまう。
    今でもかかとのついた室内履き売ってるし、少ないけれど、戦後日本の靴屋さんでだって、室内用としておリボンやポンポン付けたりかわいいデザインで形はミュールっていうの、全く販売されていないわけでもない。
    せっかくお城っぽいお家に住んでるのに、なんで日本風スリッパにするかね?とすごく気になってた。

    それがこの作品の場合、もこもこした黒いスリッパになってて、日本風スリッパなんだけどインテリアやザクロちゃんの寝巻きのデザインにあった、かわいいスリッパにしようという意識がちゃんと入ってるのよ。それならスリッパでいいんだわ。
    こういう細部がいいとストレスなく作品を楽しめる。細部ってすごく大切。

    登場人物の名前が植物名なのも、ださセンス良い! 植物名の音の響きと実際の植物の見た目や薬効(毒草だったり)と、登場人物の外見や性格とがすごく合ってる。

    あとひとつ気になったのはダチュラかな? あとちょっと賢くて攻略対象の一人とくっつくか、このスペックで平凡だけど頼りになる男の子とくっつくかどちらかで、幸せなので主人公のことが気にならなくなる、ってなればよかったのに。

    • 0
  6. 評価:2.000 2.0

    うーん、設定に無理があるわ⋯⋯

    面白ければ「あり得ネー!!!」っていう設定でもいいのよ。
    そうじゃない、無理がありすぎる設定。
    原作者さんのしたいことはおそらく
    「契約結婚状態を作りたい、そこからだんだんほんとの夫婦になってくマンガにしよ」
    だと思う。で、結婚にいたる経緯を創作した。
    その経緯の創作がすごく下手でおかしいところだらけになってしまってる。
    正義の念を持った人なら、悪いことすると一族は連座制となる法律に怒りを感じるはずだけど、
    作者さんにはあまり正義の感覚がないんだと思う。
    私は正義漢な人が好きなんだど、この作品だと正義漢を描こうとして、
    ここも変、ここも変、という箇所ばかりになってしまうかな。

    正義漢な人って間違っちゃいけないと色々調べる。
    すると例えばインテリアのちょっとした部分でも西洋時代ものらしくなって
    そういう深みが増すみたいなことってすごく大事。
    私は間違ってないと思い込みやすい人だと、調べないか
    調べ方が下手なので、作品が安っぽい世界になってしまう。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    誤解は10話ほどで解けますのでご安心を

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     グレイスは(よく言えば)剣技に優れている(けれど悪者をやっつける現場は怖かった)ルーカスのことを怖がっているのに、グレイスのことを好いているルーカスは両思いかもと誤解してせまる。グレイスは実家でもひどい目に遭ってて、家も結婚相手候補の男性もどっちも怖い、というところから始まります。が、そこから二人が愛し合って結婚というハッピーエンドに向かうのがテーマのお話では実はないようで、サクサクともう10話あたりで実家とも離れられるし、二人はまったりと平和に幸せになっちゃいます。
     (グレイスは、暴力的な家族のために先端恐怖症になっていて、その心の病気を抱えながら福祉活動で実績を出し、知的職業に就いてる同性の友達も支援しーー友達はグレイスが実家から独立するための準備を手伝ってるーーという人。現代人なら、家族からの虐待がある家で土地の風習などで一人暮らしがすぐにはできないが、働いてて仕事能力の高い人って感じ)
     で、ルーカスとグレイスはサクッと夫婦に。そして⋯⋯。ここからがこのファンタジーマンガの始まりって感じです。ふたりの住む国には、建国にまつわる呪いを受けた王家とルーカスの家を含む古い幾つかの名門の家がある。何か、グレイスは呪いの問題を解決する能力を持っている?かもしれない? 物語の中心は、ルーカスグレイス夫妻と他の家々の人々が置かれている状況に移っていきます。今62話まで進んでいて、そこまでの感想を書いてますが、これからどうなってくかはまだ見えていません。
     ひどい子供時代から救われて旦那様とハッピーエンド!を楽しむというより、ファンタジー設定が好きでそこを楽しむ人向けの作品?かな? 主人公二人ともが、地に足のついた、誠実で問題に立ち向かう実行力のある人物です。

    • 0
  8. 評価:3.000 3.0

    いっそ共和国にしちゃえばいいのに

    領地を、農地解放してみんなを自作農にし、
    市の職員と選挙で選ばれた市会議員が政治をして
    選挙でえらばれた市長が代表者になる
    領主が存在しない区域に変えてしまえばいいと思うの。

    主人公が、使用人さんたちと食事することにこだわりを発揮するのだけど。
    使用人さんと領主の食事内容を同じにする
    (労働するぶん使用人さんたちのほうがパンとジャガイモのおかわりは自由など量は多くて)
    のはすべきことだけれど、

    ★いっしょに食事することは別に必要ないよ。★
    ★いっしょに食事したいなら、共和制にもしなよ。★

    主人公は、一般の農家ぐらいの規模の家と畑、
    もしくは商店街の店舗付き住宅、どちらかを自分の財産としてもらって
    農業もしくは小売店+小中学校の先生などの職につく、といった
    生活に移行すればいいと思う。

    どうしても上記のように思ってしまう。
    主人公はまあいい人でいいこともしてるので、
    その一点一点の活動をおもしろいと思って読めば楽しめるのだろうが、
    大目標が「いい領土にする」のであるなら、弱気を助けるりっぱな貴族としてふるまうべき。
    庶民と同じ生活をしたいなら、大目標を「共和制への移行」にすべき。
    というふうに思えてきて。

    仕事人間だけど、ひとりの人間として、見て来たこと、鍛えてこなかった部分が多すぎる人ってよくいるじゃない?
    むかしだったら男で定年と同時に家族から見放されたりしてたタイプの人。
    そういう単純な人が中年男性じゃなく若い娘さんをしている感じね。

    • 1
  9. 評価:4.000 4.0

    いい作品に、ここだけそれは違うと思った点

    58話のところ、ベルナールと義姉さんが間違ってるわ。
    ベルナール、お母様、義姉さんはアニエスのことをお嫁さんとして受け入れてる家族なのだけど、
    雇われてる人たちは家族同然の人たちとはいえ、雇用主が守ってあげなければならない人たちなのよ。
    エリックのように、アニエスのために自分たちに危険が及ぶのは嫌だと思うのが当然なの。
    エリックは責任感が強いからこそいざとなったらすることになる仕事を想像できてるのよ。
    もともと、ベルナールが「家族なんだからみんなでアニエスを守ろう!」って感覚でいるのが間違ってる。
    ベルナールは自分の問題で、騎士の訓練受けて警備のためにやっとってるのではない
    一般人の雇い人たちに危険が及ぶのは申し訳ないって感覚でいなきゃいけない。
    古い忠義一徹の中高年の雇い人じゃなく、若い人たちについては特に。

    そして、雇用主側(アニエスは主人の妻になるのだから雇用主がわ)が
    自分が危ない目に遭うことを厭わず使用人たちを守るという態度を見せたことにより、
    若い使用人も忠義一徹!に変化していく、それだけのことをアニエスが57話で成した。
    だからエリックがアニエスを奥様として認めた、というのが58話なのが普通なの。

    それなのに、エリックが今までの思いを反省するというニュアンスになってて
    「いろんな人がいるんだからそれでいいのよ」と義姉がわかったふうに言うってのが変なの。
    雇い主側は、雇ってる人を危険に晒しちゃいけなくて、
    危険でいいからアニエスを守りたいと言ってくれた使用人に感謝しなくちゃいけない。

    これ、すごくいい話、よくできたマンガなの。
    いい作品に一点だけそれは間違ってるって箇所があって勿体無いと思って書いてる。
    この感想って作者さんに届くのかしら?
    作者さん、もしご覧になることがあったら考えてほしい。
    今、家事使用人という存在がいなくなって60年たってるから、
    めちゃコミの家事使用人がいるマンガのほとんどが、雇われてる人たちの書き方、変だと思う。
    使用人たちとの関係が対等すぎる。それは主人側の謙虚さじゃなく、
    自分のために働いてくれてる人たちへの感謝がないところから来てると思うの。
    みんなおかしいところ、この作品がむしろその中で優れてる方だと私も思ってる。
    優れてる作者さんに敢えて書いてみた。

    • 0
  10. 評価:3.000 3.0

    15話ぐらいでみんなが幸せになれそう

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    11話まで読んだ感想です。この辺りで登場人物が出揃いみんなの性格や置かれている立場がわかります。
    跡取りで主人公の夫のヘンドリックは、頭が悪すぎて名家の当主になることが無理だわ。人を不快にさせないオブラートに包んだ物言いで社交できない、なぜしなければいいのかもわからない人なのよ。高位貴族で軍人なら、通常スピード出世させられて、陸軍大将陸銀大臣などになり、自宅に外交官政治家技術者などを含めた数十人を招いて対戦国との外交について話し合いをする、その間、食事の場面では政治に関係ない話題で招待客全員が気持ちよく過ごせるようにホストホステス夫婦が会話をふりながら、これから国のために一緒に働く人と人を知り合いにする⋯なんてことがが仕事なんだよ。
    ヘンドリックの恋人アリーとは結婚前に恋人同士になってて結婚後の浮気ではないし、アリーは名家を乗っ取って奥様におさまりたいなんて欲もないいい子。かつ、働きに出なくていい恋人に守られた環境に数年いても、やっと簡単た読み書きを覚えられる程度だからこそ、一目惚れ(危ないところをその運動能力で助けることはできるから)されることはあってまともな頭を持った女性と愛を育むことは無理な粗野なヘンドリックとやっていける。高相性の二人なのよ。
    ヘンドリックには、これといった問題のないよき人間性を持った弟も賢い息子もいるから、実家にとっては彼はいらない人。廃嫡離婚させ、平民の、管理職になっていかない剣術専門職の軍人にしてあげ、恋人と結婚もさせてあげれば。ヘンドリックとアリーは幸せ。
    夫人のラシェルは後継の母としてそのまま暮らしてもいいし、弟君(ラシェルを静かに愛してすでに甥のランスロットの父親がわりを務めてくれてる)と再婚してもいい。家は弟君、ランスロットと後継に相応しい人が継いで行くことになりこちらも幸せ。
    もう、あと4話ぐらいでサクサク事を進めればみんなが幸せな大円団!にできちゃうと思う。
    今、ヘンドリックが妻のラシェルのことをだんだん好きになってきてるのだけど、好いてもまともな知能の女性を満足させる能力と名門の長になる能力が無い、アホは治らないから、無駄だと思う。元々もう少しヘンドリックを運動能力以外の能力も高い設定にしとかないと、夫の心の移り変わりを描く系の漫画として成り立たないと思う。

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