5.0
番外編も良い
4巻頭に番外編が来るのって珍しいと思いますが、どちらかと言うと本編に回想として組み込める内容でした。読まないで飛ばしてもストーリーに影響はないのも確かだけど。贖罪の気持ちが突き刺さって来るようで痛いし、カロンの台詞がいい。どうしても涙誘われてしまいます。
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28554位 ?
4巻頭に番外編が来るのって珍しいと思いますが、どちらかと言うと本編に回想として組み込める内容でした。読まないで飛ばしてもストーリーに影響はないのも確かだけど。贖罪の気持ちが突き刺さって来るようで痛いし、カロンの台詞がいい。どうしても涙誘われてしまいます。
最初は酷い濡れ衣で晴らす手段だってありそうなものなのに・・と思っていたけど(まぁそれはわざとだって後でわかったから)、描くキャラクターが立ってるのが好きだし、盾で薬や調理スキルの方にも特性のあるのがなんか好きだった。
二人とも可愛い。気遣いにあふれていて読んでいると気持ちが上向きます。たしかにSNSで1話ずつ読めたらその都度気分転換出来て嬉しいかも。
絵が綺麗に描き込まれていて魅力的。引用がされてるので賢治作品のイメージの中に入れるのが嬉しい。ただ、一つ、導入のところで正しくは「これらのわたくしのお話は」なのが「これからの」お話、と違っているのが引っかかる。わざと?なのか誤植なのか・・あえてはしそうにないんだけれど。
このラスト、残念に思う人もいるかもしれないけど、人生ってこんなもんかもしれないよね、という、それでいて愛する人とは一緒にいられるし殿下の方も王の補佐を目指して、と円満だし(今のところは、一応) 自分には納得いくものでした。
バーティア可愛いですよ、こんな子がそばにいたらやはり応援したくなっちゃうだろうと、周囲の人の気持ちがわかります。
最初は絵のこちゃっとした印象に入りづらかった。でも読んでいくうちに心象風景の描写がすごいし、語りも繊細で深いのがわかってきました。女の子たちも可愛くて素敵なので恋愛面も読めるしいろんな要素が詰まってます。
キャラクターそれぞれ好きなんですが、エルネストが意外に可愛い奴だったりとか、ベルナールのお母様の人柄だとか、脇キャラの充実にも惹かれました。
もしこの作品がなかったら・・日本でマリーアントワネットの知名度は変わってただろうなぁ。当時の少女たちは日本の戦国時代より先にフランス革命を知ってました。やはりオスカル様のファンだったし、オスカルに思いを寄せた悲劇の少女の切なさも覚えてるし、フェルゼンが実在なのに驚いたし、初の読後からこんなに時が経っても今でも気持ちが動くことは多いです。
ヒロインも可愛いけどブリっ子さんのキャラがいい。最初はブリっ子って(言い方・・)と思ってたけどもうその名でしか呼べない(笑)。ヒロインはあのままのびのびさせてあげたい気もするので我慢は可哀そうでしたね。
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狼領主のお嬢様