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チープといえばチープだけど、嫌いじゃない
乙女ゲームの悪役令嬢イザベラに転生して、なんとか断罪イベントを回避しようとするが、断罪され、娼館に売られるところまで落ちてしまうところから、本格的な話はスタートします。
娼館に売られるまでは、どんな言葉で話してもザアマス言葉に自動変換されていたのが、娼館に売られてからは、転生前の言葉使いのままに。
それだけでも、貴族っぽさがなくなり、別人のように思われることになります。
娼館のお姐様方も親切だし、高級娼館だからか、そんなに扱いもひどくない。
なにより、イザベラもどこか開き直った感じで、明るいし、サバサバしたやりとりも嫌味がなくていい感じです。
サミュエル王子の断罪イベントまでの態度と、イザベラらしき人を娼館で見つけてからの態度が、あまりにも別人かのようですが・・
以前は、2人とも弱味を見せないよう虚勢を張っていたのが、娼館という場所で会って、お互い別人だと思っていたこともあり、自然体で付き合うことができたのでしょう。
話がいい方向にに進み、最後は丸くおさまって、よかったな〜という感じです。
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悪役令嬢に転生したけど、破局したはずのカタブツ王太子に溺愛されてます!? 【短編】