4.0
花●っぽい構成
かと思いきや、普通に逆ハー要素強めなんだけど、敵なのか味方なのか微妙な距離感の奴がいるから面白おかしく読める気がするwwwいわゆる「おもしれー女」系?www
もちろん色々とトンデモ設定なんだけど、そのトンデモ設定を後押しするニブチンがあからさまにニブチンだからますます笑えるしwww
なんだかんだ飽きるまでは追うと思うwww
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3353位 ?
かと思いきや、普通に逆ハー要素強めなんだけど、敵なのか味方なのか微妙な距離感の奴がいるから面白おかしく読める気がするwwwいわゆる「おもしれー女」系?www
もちろん色々とトンデモ設定なんだけど、そのトンデモ設定を後押しするニブチンがあからさまにニブチンだからますます笑えるしwww
なんだかんだ飽きるまでは追うと思うwww
しかも色々なジャンルのが出てくるからまぁ忙しいwww
けれど、なんだろうな、音楽が背景にずっと流れているような雰囲気の舞台と物語だからなのか、あんまり違和感がない。
そして、登場人物諸君、恋をする相手というのは別に男が女、女が男というばかりではないんだぜwww←←←
この世界観にピッタリの、美しくもおどろおどろしいホラー感。
それにしても、このくらいの時代感の少女漫画の中の乙女たちが頬を染める顔は、やっぱり愛らしい。
多分だが、かろりさん話し方が人の2倍くらいゆっくり。
だから周りには言いたいようにあれこれ言われちゃうんだろうな、とは思うけれど、波長が合った人は大体どこかしら彼女のペースに染まり始めるのかも知れない……いや、逆に、彼女が合った相手に染められだすのかも?
判らないが、なんだか見ていてあまり飽きないような可愛らしい人間関係がそこかしこに発生しているのがこの漫画なのだと思う。
ガサツな行動ひとつ取っても寧ろしなやかで美しくすら見えてくるような存在とは、たまにくらいはいるのかも知れない。
そういう類の魔性を底抜けなコメディで描いたものが、これである。
それにしても、この作品に限ったことではないのだが、この作者さんの描く面食らったり混乱したりした人間の素っ頓狂な思考回路の飛び具合は、笑えてしまうのに、なぜだか妙にリアルであるwww
何れにしても、ベルばら本編では気になっていたのに語られなかった分をここに詰め込んでくれているので、本編のファンからしても面白いことこの上ないのではないだろうか。
そして、ここでもやはり、オスカルはイケメンなのである。
「女性性とはなんぞや」という疑問を一度でも持ったことがある人間には、共感したりしなかったりで色々と思い馳せやすい漫画だと思う。
フェミニズムの一側面を丸出しにした作品ではあるが、お陰で、女性の権利とか社会的(に求められがちな)役割とかそういったところに思うところがある人たちにはどこかで琴線に触れると思う。
ただし、描いている人の感覚が昭和なので、性を売り物にする人たちに対してやたらと風当たりが強いのが気になるところ。ああいうのもひとつの権利の持ち方として捉えたっていいと思うタイプの人間には、そこが少し不快かも知れない。
クリミナルマインドとかライ・トゥー・ミーとかのあのノリが好きな人は結構読んでいて楽しいんじゃないだろうか。
ただ、エキスパートたちがズバズバ切り込んでいくという感じではなく、特定のキャラクターを作中で掘り下げていく感じなので、そのキャラクターに興味を持てなければ詰む。
ヒロインがビジュアル的なポテンシャルが物凄く高いはずなのに全然女子女子していなくて、自然体で、イケメンにキャーキャーいわないタイプで、こういうタイプだからこそ共感しやすくなる、という読者は少なくなかったのではなかろうか?
しかもこのヒロイン、多分、身体が雌に生まれて女の戸籍を与えられたから性別を敢えて問われれば"女"と名乗るだけで、多分、自分のことを特に女とは認識していない感がある。Xジェンダーの性別に拘らない勢を見ているかのような面白さがある。
そのお陰でこの漫画の主題が無理なくでき上がっていく感じなのだが、そもそもその主題自体が無理のあるものなので、ヒロインがあっさりしていても古式ゆかしき少女漫画コメディにありがちな無理矢理な勢いを受け継いでいる部分もある気がする。
この作家さん、この作品に限ったことではないのかも知れないが、新しいジャンルの趣味に目覚めさせる系の作品が上手いのかも知れない。書道ネタの"とめはねッ!"も、そういう意味で大変面白かった。
ちなみに、この作品は、書道なんかやったことがない主人公が書道にハマっていく"とめはねッ!"とは違い、初めから主人公が柔道の結構な玄人だ。だが、試合解説の過程で柔道の面白さを教えてくれるような場面が沢山ある。柔道の素人でも充分入り込んでいきやすい形に仕上がっている気がする。
また、この人特有のノリの良いキャラクターたちによるムードメイキングも大変テンポが良くて面白い。ある意味で主人公が一番キャラが薄いはずなのに、その周りの濃い奴らが飽くまでも主人公をいじる立場でいてくれているお陰で、誰が主人公なのかを忘れずにいられるというか。あんな空間で部活動を楽しめたら、楽しいに違いない。
そして、甘酸っぱい恋愛模様も、主人公が無双しているわけでもなく、柔道という主題を邪魔しない見ていて微笑ましい程度なので、結構爽やかに楽しめる気がする。
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