雌だけど女じゃないさんの投稿一覧

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作品レビュー
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11 - 20件目/全49件

  1. 評価:5.000 5.0

    読ませるオムニバス

    自分的にはこの設定は大好きだ。
    オムニバスで、2話ずつくらいで切りのいいところで話が終わってくれるので、ちょっと読んで楽しむのに非常に向いている。

    また、"世にも奇妙な物語"であの世の描写が出てきたとき、こういう不思議な感じがあるのではないだろうか?
    特に、バカリズムさんがネタ作りと助演をこなした、死んで辿り着いた者に来世の生の"物件"を紹介する事務所が出てくる話。ああいう感じの、あの世とこの世の違いが曖昧になったような世界観が、この漫画にはある。
    そういう雰囲気が好きだ、癖になる、という人には、特にお薦めしたい。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    色々と泣ける

    いい意味でも悪い意味でも。
    怪獣と化している子供の、しかも複数の子供の相手を一手に引き受けたことがある人なら深く頷き涙を流すしかないような場面が沢山出てくる。ワンオペ育児経験者なら尚更だろう。
    世の自称イクメンたちには特に読んで欲しい作品だろうが、そうでなくても広く多くの大人に読んでもらいたいと思う。こういう助け合いで生きていくのが、世の中にもっと普通の選択肢としてありふれればいい。

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

    ファッション好きなら一読して損なし

    ファッションとひと口にいっても、そこに絡んでくる仕事は沢山ある。まず、大きく分けて、宣伝・広告役、そして、ものつくり役。
    作中では、まずはその2つの視点を、主人公たちの成長を見守る形で見せていってくれる。
    そして、そこから更に細分化した話へと進み、ファッションというものの世界の広大さを見せてくれる。
    ファッションの業界について、分かりやすく多角的に描いている作品だと思える。
    ファッション用語が地味に学べるのも、面白いところである。
    また、主人公たちが他の登場人物たちから投げ掛けられる言葉から、ファッション業界のある領域ではどんな魅力や長所を持つ人材が求められているのかを知ることもできる。そういった部分も、必見だ。

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  4. 評価:5.000 5.0

    すべての「親」にお薦めしたい。

    一見するとただの桁違い高齢出産ネタのソフトSFに思えるかも知れないが、これは普通に出産・子育て漫画として捉えていいと思う。
    ある意味で、理想の赤ん坊の迎え方を描いているものなのかも知れない。少なくとも自分は、もし自分が親になるのなら、この漫画の主人公夫婦のようなスタートを切りたいとすら感じる。
    本当に、性別問わず、これから親になろうと思っている人、今現在親をやっている人、昔親だった人など、すべての親に読んでみてもらいたい作品。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    宗教の知識があればあるほど面白い

    あちこちシンプルに笑えるのだが、知識があれば尚の殊更に笑える、という作品の、最たるものである。
    特に固定の宗派になっているわけではなく、色々な宗派から元ネタを引っ張ってきている感じがあるので、そこも面白い。
    なんなら一神教多神教関係なくみんなでわちゃわちゃしているので、そこも興味深い。宗教自体が隣り合ったところにあるもの同士で混じり合ってその地独自の宗教の形を成り立たせていくこともあるので、案外、宗教同士、戦争のネタにならなかったときにはこういう平和的なやり取りが多かったのかも知れない。そういった宗教の平和的な側面が存分に発揮されている作品であるとも受け取れる。
    とにかく、一度は読んでみてもらいたい。

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  6. 評価:5.000 5.0

    手塚治虫先生のファン必見

    この漫画は、漫画家でありアニメ作家であり芸術家であり一個の負けず嫌いである手塚治虫先生を間近で見てきた人たちの視点から、手塚治虫先生の人となりにクローズアップしていく漫画である。
    ある程度噂や伝聞で手塚治虫先生の素顔を知っている人なら頷きつつ納得しながら楽しめるし、そこまで手塚治虫先生の人となりに明るくない作品ファンなら驚きながら楽しめる。
    温かみのある絵柄は、見た目のリアリティよりも人の持っているであろうイメージを優先した描かれ方らしく、それもなんとも味わい深い。
    この作品がここではどれだけ公開されているか知らないが、この本の面白さは漫画の部分だけでは収まっていない。コラムの部分も収録されていることを願うばかりである。

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  7. 評価:5.000 5.0

    大胆不敵すぎる"歴史考察"

    もちろん、歴史考察漫画などでは、決して、ない。断じて、ない。
    だが、特にファンの多い時代の歴史にはかなりの確率でトンデモな説が真しやかに言い伝えられたりすることがある(詳しくはネタバレになるから言わない)が、戦国~安土桃山時代についてここまで大胆にそういったトンデモ説を組み込んだ漫画が未だ嘗て在っただろうか?歴史ネタSF漫画を謳っているだけのことはある。
    また、椎名高志作品特有の切れのあるギャグシーンも必見である。残念なイケメンや残念すぎる男前、強すぎる姫君と、濃いキャラにはやっぱり事欠かないのである。

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  8. 評価:4.000 4.0

    歴史的人物たちのあれそれはさておき

    「女性性とはなんぞや」という疑問を一度でも持ったことがある人間には、共感したりしなかったりで色々と思い馳せやすい漫画だと思う。
    フェミニズムの一側面を丸出しにした作品ではあるが、お陰で、女性の権利とか社会的(に求められがちな)役割とかそういったところに思うところがある人たちにはどこかで琴線に触れると思う。
    ただし、描いている人の感覚が昭和なので、性を売り物にする人たちに対してやたらと風当たりが強いのが気になるところ。ああいうのもひとつの権利の持ち方として捉えたっていいと思うタイプの人間には、そこが少し不快かも知れない。

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  9. 評価:3.000 3.0

    主人公がいい役割を果たしてる漫画

    自分は最近ワインを扱う店に勤めるようになって、ワインの勉強のためにと薦められたのがこちらの作品。
    読み始めたら、ワインというものの世界をグッと自分に身近にしてくれた感があった。
    主人公がワインに全く興味がない(寧ろ、敬遠すらしている?)ところからスタートしてくれているため、ワイン初心者の自分にも優しい作品だった気がする。
    ワインの蘊蓄の部分についてはあまり読み込まずに読み進めていたのだが(覚え切れないし…)、割とそれ以外の部分で読ませてくれていた。
    ワインの格式張った部分、フランクに楽しむ部分、色んな顔のワインを見せてくれる漫画だと思う。

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  10. 評価:4.000 4.0

    当時は新感覚だった

    ヒロインがビジュアル的なポテンシャルが物凄く高いはずなのに全然女子女子していなくて、自然体で、イケメンにキャーキャーいわないタイプで、こういうタイプだからこそ共感しやすくなる、という読者は少なくなかったのではなかろうか?
    しかもこのヒロイン、多分、身体が雌に生まれて女の戸籍を与えられたから性別を敢えて問われれば"女"と名乗るだけで、多分、自分のことを特に女とは認識していない感がある。Xジェンダーの性別に拘らない勢を見ているかのような面白さがある。
    そのお陰でこの漫画の主題が無理なくでき上がっていく感じなのだが、そもそもその主題自体が無理のあるものなので、ヒロインがあっさりしていても古式ゆかしき少女漫画コメディにありがちな無理矢理な勢いを受け継いでいる部分もある気がする。

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全ての内容:全ての評価 11 - 20件目/全49件

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