マノアの滝さんの投稿一覧

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1 - 10件目/全89件
  1. 評価:5.000 5.0

    NEW
    最高に良かった!

    大河、優希、洋平。それぞれが抱える家庭事情と闇、親の呪縛のようなもの。
    登場人物が限定されていて、やたらといろんな人物との絡みがないことも良かった。やたらといろんな人間を登場させるタイプの物語は人物を覚えるだけで疲弊するし、人物の厚みが無ければないで、意味がないし、それぞれが強烈な個性や背景があったりすると、根底に流れるテーマや主要人物がぼやけてしまう。

    大河と優希のお互いがお互いを心地良く思える要素が、親や環境という本人にはどうすることも出来ない事情であったことが切なくもあるが、ほんとうは感情豊かな子ども達がそれをうまく表に出せなくなる背景が非常に綺麗に描かれている。
    洋平の親からの呪縛もなかなかだったし、それが彼を歪めてしまったことも実は気の毒ではある。
    現代社会が抱えるヒトの心に巣食う闇と同時に、ヤクザの世界という社会の中の闇。それが静かに丁寧に描かれていて、心より感嘆いたしました。
    光があるのは対比とする闇の存在があってこそ。
    ニンゲン社会は、光だけでは成り立たないのだということも、深いところで理解出来た気がします。

    そして、何より、優希と大河のラブストーリィがとても好きでした。
    派手な感情表現をしない二人が時折見せるはにかむ様子、照れる顏、ほんとうに癒されました。
    洋平を許した大河の器の大きさにも感動いたしました。

    • 2
  2. 評価:5.000 5.0

    五感が消える恐ろしさ

    この方の絵は柔らかくて綺麗でとても落ち着きます。

    未来を視ることの対価は重いのだな、と感じます。そもそも、ニンゲンは来たる未来を知ってはいけないのでしょう。時間は未来から過去に向かって流れていると聞いたことがあります。
    だから、今目の前に来ている「もの・こと」は未来から流れてきている。
    つまり過去の経験から判断すると直感を読み違えるのだと。

    未来を視ることに対する憧れは誰にでもあって、簡単にそれが出来ると思ってしまうけど、そのために負うものを考えると、やはり、ただ淡々と最善を尽くして生きていくことが良いのだろう。

    対価を払い続けたヒロインが、今度こそ自分のために生きられるよう、五感を取り戻せるように願ってます。

    • 9
  3. 評価:5.000 5.0

    かなり好き!

    フロイトを守るために、娶るつもりはない、と現実夢で拒否されたエラーエスの皇太子に嫁ぐ決意をしたアマリリス。
    この王女は、明るく快活で勝ち気で気持ちが真っすぐで、かなり高感度高いです。

    ジェスアルド皇太子はその容姿に対するコンプレックスで、リリス王女の心を疑い、二人はすれ違い続ける。
    それでも、リリス王女は持ち前の明るさでぐいぐい押していく。

    とにかく、リリス王女の気持ちの優しさ強さが魅力の物語。

    • 4
  4. 評価:5.000 5.0

    カエナが美しい~

    生き直し。良いと思います。
    一度別の人生を経てから再び、なんてどんだけ、と思うけど、読み進めるうちにそんなことは忘れて、ただただヒロイン、カエナの美しさに心惹かれていく。
    そして、未来として夢見たことを実現していくべく進み続ける行動力には感嘆する。
    しかし、彼女を取り巻く人々は予想を超えて変化したカエナに惹かれていく。その様を眺めるのは楽しい。
    最終的に、カエナが描いた未来はどのように結実し、何を得て、どう変化していくのか非常に楽しみ。

    • 4
  5. 評価:5.000 5.0

    良かった! ほんとうに良かった!!

    「良かった」一つ目は、想像し得る最高のhappy endではないかと感じられる良い後味だったこと。
    「良かった」二つ目は、物語としての展開と完成度。
     途中、登場人物が多くてちょっと混乱し、ついて行くのが大変だったところもあり、その心理描写や練られた背景に、この作者は相当頭良いんだろうな、と感じてました。
     冒頭からサツジン事件みたいなハラハラする始まりで、ヒロインが、らしくなくグータラだったり、魔女が出てきてその対立と闘いにドキドキしていると、実は…という衝撃の事実が明らかになったり、最期まで読者の心を掴んで一気に駆け抜ける勢いでした。
     楽しみました!
     ありがとうございました!

    • 3
  6. 評価:5.000 5.0

    内容の割にほんわか…

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    イチルの性格なのか、作者さまの持ち味なのか、なかなか壮絶な内容なのに淡々とほんわかと進んでいく物語で、読むたびに心穏やかになります。

    激しいものを持っているドラゴンも、イチルの愛に包まれて淡い光を放っているように見えるし、母親かも知れない女性との再会にも、ヒロインは静かに立ち向かい、柔らかく流していきます。

    水面下には嫉妬や策略やいろいろな思惑がひそんでいますが、この二人なら破壊し尽くすことなく戦って勝ち取っていけるのではないかと思います。

    • 3
  7. 評価:5.000 5.0

    助けたいから始まる

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    最初は、相手を救うためと、自分が生き延びるための計画的・契約的な求婚から始まっていたが、エレニカ姫が可愛かったのと、エウレディアンが冷酷な皇帝っぽいところが素敵で、微笑ましく読み進めました。

    そして、エレニカ姫と皇帝の気持ちがどんどん近づいていく様、エルラドの狡猾さ、周囲の人物たちの魅力が丁寧に描かれているため、物語の流れや展開が無理なく美しく、引き込まれていきました。

    何より、エレニカ姫が可愛い。
    そして、皇帝が姫に惹かれていく過程が楽しい。

    一度、故国に戻った姫と皇帝とのすれ違いにやきもきしている時点で無料分が終わって、ちょっとハラハラ。

    大好きな作品の一つです!

    • 3
  8. 評価:5.000 5.0

    読了!

    静かに淡々と進む物語で、ものすごい起伏やドキドキハラハラはないけど、ひやっとしたり、「は?」とムカッとする展開や場面もあり、それなりに心揺さぶられる素敵な世界でした。
    ルクルの礼儀正しい清らかな性格がこの世界を静かな美しいものにしている感じがします。
    そして、竜というユリウスの存在は力強さを象徴しつつ、幼き頃の辛さや孤独が等身大の人間らしさを表現しているように感じました。
    要所要所で登場する一見すると悪役たちも、それぞれ今に至る過去を持っていること、そして、ルクルがその傷に寄り添うと、凍っていた過去が溶けていく様を眺めていると、こちらも優しい気持ちになりました。
    ルクルにも劣等感や傷があって、それに振り回されることもあったけど、それを癒してくれるのがユリウスであり、彼に寄り添うルクルの存在が、ユリウスの救いになるという、相互の愛情と労りが’ひかり’となっている。
    優しい物語でした♪

    • 2
  9. 評価:5.000 5.0

    58話まで

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    設定、背景、展開。
    好みの問題もあるだろうが、ありきたりでなくて最高に面白い。
    最初のドルーア目線では、ノクターンは悪役でヤバイやつだったし、ドルーアの好意に対して何故そんな仕打ちを…と無言になってしまうくらい酷い態度だった。プレゼントを投げ捨てたりせっかく淹れてあげたお茶を使用人に飲ませたり。
    しかし、ノクターンの語りに移った途端、彼の真意と背景のすさまじさ、孤独、死への恐怖、そして唯一の希望がドルーアの存在だったことが明らかになり、「勘違いだった」原因が、ノクターンの実の母親によるイムぺるペクチオという薬品のせいだったと判明する。
    誤解を解き、ノクターンがドルーアの心を揺り動かすことが出来るのか。
    実はお互いに特別な感情を抱いていたことを伝え合えるのか。
    切ないし、ハラハラするし、アーロンとアリスの和解が成るのかどうかも含めて楽しみな作品です。

    • 2
  10. 評価:4.000 4.0

    どんどん変化していく

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    復讐から始まったstoryは、それをやり遂げるとどんどん新たな展開が起こり、退屈させません。
    恋人司の身体の治療のために奔走したり、お母さん役をやることになったり、司の地位を狙う者、司の妻の座を狙う者たちがカンナに罠を仕掛けるものの、それをどんどんクリアしていく様もスカッとします。
    嫉妬深い司も、単なるやきもち焼きの恋人という位置に収まり、物語は更にその先へと―。
    今後、この二人はどんな風に未来を勝ち取っていくのか非常に楽しみです。

    たった一つ難点をあげると、設定に時々「う~ん」ということが起こることかな。
    でも、それはこういう展開の物語では許容範囲でもあるし、痛快なこともあるので♪

    • 3

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