マノアの滝さんの投稿一覧

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1 - 10件目/全87件
  1. 評価:4.000 4.0

    NEW
    優しい物語でした

    お決まりの悪役令嬢から始まって、追放されたアイリーンは、何故か一緒になったカーゴとルークと田舎に旅をする。
    そこで出会ったカフェとオーナー。
    そこから物語は優しい色を宿し、可愛らしく柔らかく、物語は新たな展開を見せる。
    それなりに、紆余曲折や試練はあっても、恋のライバルが登場しても、そのとき出来ることを選んで身を引いたアイリーンは陰でカーゴの助けとなるために必死に動いた。
    周囲を巻き込んで彼女の色に染め、優しい世界を紡ぎながら、ハッピーエンドへまっしぐら。
    気持ちのいい優しい物語でした。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    五感が消える恐ろしさ

    この方の絵は柔らかくて綺麗でとても落ち着きます。

    未来を視ることの対価は重いのだな、と感じます。そもそも、ニンゲンは来たる未来を知ってはいけないのでしょう。時間は未来から過去に向かって流れていると聞いたことがあります。
    だから、今目の前に来ている「もの・こと」は未来から流れてきている。
    つまり過去の経験から判断すると直感を読み違えるのだと。

    未来を視ることに対する憧れは誰にでもあって、簡単にそれが出来ると思ってしまうけど、そのために負うものを考えると、やはり、ただ淡々と最善を尽くして生きていくことが良いのだろう。

    対価を払い続けたヒロインが、今度こそ自分のために生きられるよう、五感を取り戻せるように願ってます。

    • 7
  3. 評価:5.000 5.0

    かなり好き!

    フロイトを守るために、娶るつもりはない、と現実夢で拒否されたエラーエスの皇太子に嫁ぐ決意をしたアマリリス。
    この王女は、明るく快活で勝ち気で気持ちが真っすぐで、かなり高感度高いです。

    ジェスアルド皇太子はその容姿に対するコンプレックスで、リリス王女の心を疑い、二人はすれ違い続ける。
    それでも、リリス王女は持ち前の明るさでぐいぐい押していく。

    とにかく、リリス王女の気持ちの優しさ強さが魅力の物語。

    • 4
  4. 評価:5.000 5.0

    カエナが美しい~

    生き直し。良いと思います。
    一度別の人生を経てから再び、なんてどんだけ、と思うけど、読み進めるうちにそんなことは忘れて、ただただヒロイン、カエナの美しさに心惹かれていく。
    そして、未来として夢見たことを実現していくべく進み続ける行動力には感嘆する。
    しかし、彼女を取り巻く人々は予想を超えて変化したカエナに惹かれていく。その様を眺めるのは楽しい。
    最終的に、カエナが描いた未来はどのように結実し、何を得て、どう変化していくのか非常に楽しみ。

    • 4
  5. 評価:5.000 5.0

    内容の割にほんわか…

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    イチルの性格なのか、作者さまの持ち味なのか、なかなか壮絶な内容なのに淡々とほんわかと進んでいく物語で、読むたびに心穏やかになります。

    激しいものを持っているドラゴンも、イチルの愛に包まれて淡い光を放っているように見えるし、母親かも知れない女性との再会にも、ヒロインは静かに立ち向かい、柔らかく流していきます。

    水面下には嫉妬や策略やいろいろな思惑がひそんでいますが、この二人なら破壊し尽くすことなく戦って勝ち取っていけるのではないかと思います。

    • 3
  6. 評価:5.000 5.0

    助けたいから始まる

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    最初は、相手を救うためと、自分が生き延びるための計画的・契約的な求婚から始まっていたが、エレニカ姫が可愛かったのと、エウレディアンが冷酷な皇帝っぽいところが素敵で、微笑ましく読み進めました。

    そして、エレニカ姫と皇帝の気持ちがどんどん近づいていく様、エルラドの狡猾さ、周囲の人物たちの魅力が丁寧に描かれているため、物語の流れや展開が無理なく美しく、引き込まれていきました。

    何より、エレニカ姫が可愛い。
    そして、皇帝が姫に惹かれていく過程が楽しい。

    一度、故国に戻った姫と皇帝とのすれ違いにやきもきしている時点で無料分が終わって、ちょっとハラハラ。

    大好きな作品の一つです!

    • 3
  7. 評価:5.000 5.0

    読了!

    静かに淡々と進む物語で、ものすごい起伏やドキドキハラハラはないけど、ひやっとしたり、「は?」とムカッとする展開や場面もあり、それなりに心揺さぶられる素敵な世界でした。
    ルクルの礼儀正しい清らかな性格がこの世界を静かな美しいものにしている感じがします。
    そして、竜というユリウスの存在は力強さを象徴しつつ、幼き頃の辛さや孤独が等身大の人間らしさを表現しているように感じました。
    要所要所で登場する一見すると悪役たちも、それぞれ今に至る過去を持っていること、そして、ルクルがその傷に寄り添うと、凍っていた過去が溶けていく様を眺めていると、こちらも優しい気持ちになりました。
    ルクルにも劣等感や傷があって、それに振り回されることもあったけど、それを癒してくれるのがユリウスであり、彼に寄り添うルクルの存在が、ユリウスの救いになるという、相互の愛情と労りが’ひかり’となっている。
    優しい物語でした♪

    • 2
  8. 評価:5.000 5.0

    58話まで

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    設定、背景、展開。
    好みの問題もあるだろうが、ありきたりでなくて最高に面白い。
    最初のドルーア目線では、ノクターンは悪役でヤバイやつだったし、ドルーアの好意に対して何故そんな仕打ちを…と無言になってしまうくらい酷い態度だった。プレゼントを投げ捨てたりせっかく淹れてあげたお茶を使用人に飲ませたり。
    しかし、ノクターンの語りに移った途端、彼の真意と背景のすさまじさ、孤独、死への恐怖、そして唯一の希望がドルーアの存在だったことが明らかになり、「勘違いだった」原因が、ノクターンの実の母親によるイムぺるペクチオという薬品のせいだったと判明する。
    誤解を解き、ノクターンがドルーアの心を揺り動かすことが出来るのか。
    実はお互いに特別な感情を抱いていたことを伝え合えるのか。
    切ないし、ハラハラするし、アーロンとアリスの和解が成るのかどうかも含めて楽しみな作品です。

    • 2
  9. 評価:5.000 5.0

    とにかくヒロインが可愛い!

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    前世が魔王だったというアビゲイル。
    恨みや妬みや憎しみというのは、ニンゲン特有の感情なのだな、と思わせられる。
    素朴で純粋で、賢く、品があり、小さな貴婦人といったアビゲイルがとにかく可愛い。
    実家では執務をこなしていた頭の良い彼女は、嫁ぎ先でも手伝いをしたがる。
    誰かを愛すること、誰かに愛されることを知って、彼女が益々輝いていく様を見るのは楽しい。

    実家でアビゲイルを虐げていた義姉が妹の夫に横恋慕して事件が起こったり、子爵の実家で気に入られたりとアビゲイルは大活躍!

    • 2
  10. 評価:5.000 5.0

    執着系は誰に対しても?

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    始まりはよくある契約婚約からだったが、その滑り出しからなかなか良い感じで、ベイリンとゼラードには好感を抱きました。
    そもそもゼラードは男色で女性に興味はないはずという前提ではあったが、それは後々覆されていくのでは? という感じはすぐに表れた。

    ネルアンが良い感じの悪役で登場し、ベイリンの病を治す手立てが見つかり、ゼラードと楽しく暮らしてくれれば良いな、という願いで、無料分を読み終わりました。

    • 2

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