5.0
「ずるい、ムカつく、ウザい」砂漠を一人で歩く朝の心の叫びは辛らつだ!自分の思うようにならないことを安易に他人のせいにして憂さを晴らす方法しか浮かばないのかもしれない。未熟な十代にありがちな事だが、ここからが分岐点。何故うまくいかないか、どうして思うようにならないかを客観的に見極める力と視野を拡げる機会があれば一番好ましいのだが。槙生は朝に正直で真摯に向き合っているが、朝を対等に扱うあまり、今の朝には難しくて理解できないことが難点だ。しかし二人がぶつかりながら諦めなければ道は拓ける。
- 3
違国日記
059話
page.26(1)