3.0
婚活含め世の風潮に流されている系の女性
個人的にはお酒に特には興味がないけれど、この作品の一番の魅力は、松子が至るところで飲むお酒・製品にまつわる多種の情報が得られるところ!
ヒロイン松子の周囲で起こる恋沙汰は、たぶん世の中の女性たちの一般論をかなり象徴しているような印象がある。
でも、世の中には男性での女性でも自分ひとりの生活を本心・地で楽しめるタイプの人っていて、松子はそのタイプだと思う。途中から出てくる新たな彼・伊達さんも然り。しかも伊達さんはなんだかんだと地に足がついていないから余計に曲者だと思える。たとえどんなに人当たりが良いとしても風のような自由人は、きっと結婚したとしてもこういう性質や変わらないでしょう。。。よほどお互いの大恋愛感情でない限り、経年でお互いが覚めていく気がするな。。
松子という女性は他面で本心からの意思があると思えない点で個人的にはほぼ共感できない。
会社の同期?の白石が云った「ファッション婚活」をしているだけという表現も正にぴったり!
ただ、毎晩のように晩酌する楽しみを持った生活に満足しているのに「年齢」や「ある程度年齢いったら結婚しているべき」だから婚活を、という世の風潮にただ流されているだけの女性な気がする点で、タイトルの「酒と恋に酔って・・・」にまさにぴったりで、恋と婚活に酔っている松子さん!
とても不思議なのが、ほぼ毎晩晩酌かつ1回の量も相当(鉄板のカップ酒も多分200mlは入っているでしょうし、、、)なので、本人は気づかずとも毎日お酒の匂いを漂わせて出勤しているのでは?(^^;)、と疑問を持ちながら読んでいます。
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酒と恋には酔って然るべき【電子単行本】