5.0
魔女の独特の定義が作り込まれている
もとは女性で、騎士の仕事をするために男性と偽っていたが、皇太子の契約嫁になるためにさらに女性と偽る。一周回っているじゃん。いろいろめんどくさいから女性と明かしてもいいのにと思いながら読んだ。
クレオールがいつも笑顔でエステラにやさしくて読者としても惚れる。しかし、エステラは糖尿病になって早死にしそうなくらいスイーツ攻めだね(笑)
この物語の要ともいえる魔女との戦いだが、魔女の定義が独特で詳しく設定されていて、それを読むだけで、薄ら寒さを感じた。作中でエステラがコンスタンチェ(皇后の娘で魔女だろうという設定)と会うたびに、危険だから合わないで~と心の中でひやひやした。特に不気味な表現があったわけじゃないのにここまで怖さを感じるのは物語のディティールがしっかり作り込まれているからだろう。
しかし、その割に魔女退治はあっけなかったというか、、、わたしには皇后よりも皇女のコンスタンチェのほうが怖かった。実は魔女の大本はこちらだったというどんでん返しがあるのではないかと思うほど。しかし、意外や意外の結末。
とても面白かったけど、あとすこし皇后の不気味さを増して、戦い部分までをもっと複雑に丁寧にしていたら非常に大作になったのではないかと思う。
本編部分をすべて無料で読めて幸せな作品だった。
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砂時計の契約令嬢