光の悪戯の意図ーーストーンヘンジの教義と何か関係があるのか、どうなのか、よく分からずにいたのだが、何回か読んでいてふと思った。こうして散発的に事件を起こし続けていれば、いずれ第九が気付いて、最終的に青木につながる、と思っていたのではあるまいか。光を警戒している薪が様子を見に来たところで、事件化しない事には動けないし、まして九州の青木と接触なんてできないから。
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光の悪戯の意図ーーストーンヘンジの教義と何か関係があるのか、どうなのか、よく分からずにいたのだが、何回か読んでいてふと思った。こうして散発的に事件を起こし続けていれば、いずれ第九が気付いて、最終的に青木につながる、と思っていたのではあるまいか。光を警戒している薪が様子を見に来たところで、事件化しない事には動けないし、まして九州の青木と接触なんてできないから。
鈴木が一言、言われた通り雪子を誘ったら、来るって、3人で見ようぜ、と伝えてくれたなら、薪も逃げる必要はなかったのだが。
鈴木は好男子だけど、薪との関係性を思うと、男女交際したいとは思えない。あんた、私と薪のどっちが大事なのよ、と大抵の女はなるのではなかろうか。
本当はつよし君来てたよ、と雪子が言わないのは、薪の気持ちがなんとなく理解できるからだろうな。なんで逃げたんだよ、と問われたところで、薪もどう答えて良いか分からないだろうし。
恋人達の時間を邪魔してはいけないと、とっさに逃げてしまった薪と、薪が来なくて寂しそうにしている鈴木、の間に挟まれた雪子。うっかりすると、いや、もしかして、邪魔者なのは私の方では? と雪子が思う瞬間もあったんじゃないかな。こんな三角関係は嫌だ。
妹が、とうとう母親からも呆れられている。しかし、こう育てた母親には同情しない。
ドレイと結婚できないのは分かるとして、愛人にもできないなんて、随分厳しい国だな。且つ、量刑重過ぎ。国や時代によっては、自由市民の身分をお金で買う事もできるけど、この国ではそれもなさそう。
シ刑の映像程度で悪趣味とか、繊細か。だったらシ刑制度そのものを廃止しろよ、と突っ込みたい。続きを読んだから、桜木の過剰反応の理由は知っているが、八つ当たりはいけない。
あの環境で育って、愛想笑いも何も。やはりあの父親、健忘症ではないのか?
このお父さんは健忘症なのかしら。お父さんが変な事を思い付くから、妹もそれが当たり前になって、こんな裏表のある子になってしまった。お姉様を毒婦して自分が輝くというなら、どうして未だに結婚相手が決まらないんだ、と突っ込みたい。
あんなでも、幹子にとっては母だった。けど、無理遣り生かして「復讐」したところで、多分、彼女の気は晴れない。どうあっても愛されないという事実を抱えたまま後悔するくらいなら、ここで死別して正解なのだろう。
青木の事は嫌いではないが、あの素直さはある種、暴力だと思う。よくこんな人が、第九を続けられるよな、と思わなくもないが、それを言ったら、まず薪か。一見ヤワヤワなのになんのかんので図太い青木と、一見ツヨツヨなのにしょっちゅう青ざめて震えてぶっ倒れている薪。やはり、割れ鍋に綴じ蓋?
花はすぐに枯れて散る。幹は命ある限り成長を続け、数十年、数百年を生きる。その意味で、幹子は悪い名ではないと思う。ただ、美花子の向こうを張るならば、美樹子が順当だとは思うが。
MRIは主観が前面に来るから、現実よりも残酷という、第九に来た当初の岡部の言葉を思い出す。
かつて日本には、総中流という言葉があった。その意識の形成要因の1つの可能性として、給食で皆が同じものを食べる事を挙げている人がいた。
アレルギーだからってなんでいじめられる必要があるのか、人と「違う」事が理由だとして、人なんて皆違うのに、どこで線引きをしているんだ、と考えて、給食の件を思い出した。
皆はパンにピーナッツバターを塗っているのに、1人だけジャムとか、あるいは弁当持参とか、それでアレルギー持ちだとばれる。弁当の場合、アレルギー品目以外は給食の献立に準じないといけない、というのを漫画で読んだ事があるが、集団生活ではとにかく、目立つ事が嫌われる。
結局のところ、いじる理由があれば何でも良いわけだがーーそれで死人まで出るなら、いっそ給食なんてやめるか? と、ふと思ってしまった。
秘密 season 0
108話
秘密 悪戯(8/15)