公爵令嬢は普通、自分で買い物なんてしないと思うんだ。妹からの批判の方向がおかしいし、服飾品の類いは自分の目で見て買うのが一番確実だから、今度から侍女と一緒に行くと良いよ。侍女がいないなら、お母様と行きなさい。抽象的な注文って、後から後どうとでも文句を付けられるわけで、嫌がらせしてるのはどちらだよ、という話だ。
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公爵令嬢は普通、自分で買い物なんてしないと思うんだ。妹からの批判の方向がおかしいし、服飾品の類いは自分の目で見て買うのが一番確実だから、今度から侍女と一緒に行くと良いよ。侍女がいないなら、お母様と行きなさい。抽象的な注文って、後から後どうとでも文句を付けられるわけで、嫌がらせしてるのはどちらだよ、という話だ。
「あいつら」って言っちゃったよ。王子も標的なのか。まあ、振られたからな。
こういう、変な万能感に取り付かれるとろくな事にならないから、ミアには自重して欲しい。
最後の場面は何だ。王子がトチ狂ったのはクリスの仕込みって事?
冷遇されていたとはいえ、一応は王族同士の、つまりは国同士の結婚になるわけで。いや、トスカーナの方が大国だから、これが原因で戦争になっても別に構わないという考えなのかな、あの背中を押した奴。王子は、善は急げで嫁を連れ帰る前に、自国内で根回しをすべきだったのでは?
クリスは子供の頃の思い出を大事にして、王子に仕える騎士になろうとしているわけだが、肝腎の王子は何をどこまで覚えているんだかな。
例の彼女が今後も持ち前のドジっ子振りを発揮し続ければ、嫌でも誤解は解けざるを得ないわけだが、そもそも彼女の方は王子とくっつく気ないよね? 何もなくてもドジを踏むのに、公の場で何かやらかしたら、と思ったら、とても妃になろうなんて思えないよ。
こないだから思っていたのだが、ヴィーの食べているお菓子って、もしかしなくてもセレンのお手製?
マシュロはもう分かっていたが、リース、お前もか。問題は、マリッエタがこの事を分かっているのかどうか。分かっていないで、ただダシに使われているだけだとしたら可哀想。どちらの女に対しても男達が不誠実。
女官達が皆ツン顔に見えるのはそういう仕様なのか、それとも、と思ったら、気に入らない方だったか。まあ、しようがない。また、トスカーナの方が大国だから、礼儀作法にもうるさいだろうし。仮にも王女が嫁いで来るのに侍女1人付いて来ないのだから、なんとなく察するものはあるかもしれないが、侮蔑を助長する理由にしかならないし。妹が穀潰しとか言っていたが、姉を穀潰しにしているのはお前らだろうがよ。
心の中でどう思っているにせよ(いや、王族の方々、全力で声に出してましたけどね、ケモノの国って)、それでも相手は大国だという認識はあるのに、何故この結婚を有効活用しようとしないのか、不思議な国である。昨日の今日とはいえ、嫁入り道具が最低限の身の回りの品だけって、何を考えているのか。持参金の意味、分かってるのかしら。
色が白っぽい程、美しいのがこの国の価値観。それでなんで、黒髪のメイドが、茶髪の王女を馬鹿にする事になるのか。まあ、王族としては、という事なのだろうが、ちょっと毛色が違うだけで政略結婚の道具とも見なされないとか、どんだけ許容が狭いんだ。
義妹にすべてを奪われたのに元婚約者(上司)が溺愛してきます。
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第1話 (1)