たとえ爵位を継がないにしても、教養は必要なわけで、勉強をサボッて良い理由にはならないと思う。
姉の婚約者を誘惑して一線を越えた妹より、その事件を経た上で、婚約者以外の男と、それでも夜のうちには帰って来た姉の方が罪深いという、母の言い分は不思議。
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たとえ爵位を継がないにしても、教養は必要なわけで、勉強をサボッて良い理由にはならないと思う。
姉の婚約者を誘惑して一線を越えた妹より、その事件を経た上で、婚約者以外の男と、それでも夜のうちには帰って来た姉の方が罪深いという、母の言い分は不思議。
エレナも記憶持ちのパターンだろうか。あの慮るような表情は、「あれ? なんか小説のマリアンナと違くない?」 ネックレスは、「小説の中で私が貰うやつだ……と思ったのに、なんで???」なのかしら。
マリアンナがエレナをいじめた記憶って、もしかしてこの世界ではなく、飽くまでも小説の中の記憶なのだろうか。でも、王子と側近の言い方だと、実際にマリアンナが嫌がらせをしようとしたのは事実の筈だけど……? いじめられていた割に、エレナはマリアンナに怯えるでもなくライトだし……の前に、ならんで登校する2人を見下ろす様子が不穏だし……あれ?
案の定、薬の作り手が逆だったか。
なんであの恋人が、主人公をそこまで嫌うのか不思議だったけど、彼女の主観としては、好きな男のためだったわけね。
兄も馬鹿だな。あいつは薬師としては駄目だけど、小間使いとしてはちょうど良いとか、愚痴るならその程度に留めておけば良かったのに。
本ばかり読んでいる変な奴、と人を罵っておきながら、その変な奴に替え玉受験させて、自分が才女と呼ばれて悦に入るとか、なかなかの矛盾。妹はハッタリの利くタイプらしいけど、いつまでボロを出さずに済むのか。
この状況なのだから、国王本人が来るのはやり過ぎにしても、故国の人間が来るのは当たり前ではある。しかし、目的は分からないけどお姉さまが来る、と思わせただけで、妹に目眩を起こさせる姉って一体。怖っ。
主役2人が本当に可愛い。
一方のリサ。嫌がる人間を無理遣り茶に誘うのが、愛される努力なの?
ブリジットへの嫌がらせでユーリに声を掛けたのだろうが、あんたにはもうジョゼフがいるんだから、放っておきなさいよ。と言いたいけど、肝心の王子がアレだからな。それは不安にもなるだろうが、ブリジットに当たるのはお門違いだ。
ジョゼフは女をダメにするプロだと思うのだが、ブリジットを学院から追い出したいというより、精神的に落とす事が目的なのだろうか? なのに、自分に婚約破棄された途端、逆に元気になられたら、まあ、面白くはないよな。しかも、隣の男は何やねん、ナチュラルに友達作って、信奉者っぽい奴まで湧いてどうしたと。
ジョゼフがブリジットに変な対抗心を持っているらしいのが気になる。最初は不出来な子が頑張っている様子を微笑ましく見ていたのに、実は凄い力を秘めているらしい事に気付いて、劣等感を刺激された結果が今なのだろうか。
男爵令嬢が公爵令息に挨拶したら、塩対応された……普通にアルアルだろう。気にする方がどうかしている。王子と懇意にしている、といったって、婚約しているわけでなし。むしろ、婚約していたブリジットだってあの状態なのだから、ただの友人、恋人では何の権威もないぞ。
ミネルバが教育係に戻ったところで、セリカがまともに学ぶ筈ないのに、何の足掻きなんだ。あと、聖女の奇跡が本物だからって、傍若無人に振る舞って良い理由にもならない。
そこまでこの結婚が嫌ならば、ちゃんと断ればよかったんだよ、カルヴァンは。同盟を確固たるものにするための分かり易い措置が結婚なのだから、それに代わるものを提案すれば良かったろうに、そういう努力もしないで、感情論で嫌々言っている時点で、己の無能を認めるようなものである。
政略結婚の妻を今度こそきちんと遇する事で、過去の汚名を返上する、という意図もあった結婚なのに、また嫁の実家から訴えられたらどうするのか。いよいよ国が滅ぶぞ。
妹に婚約者を取られたら見知らぬ公爵様に求婚されました
008話
第3話 妹、オリビア登場(2)