もしかしてプリシラにとってはマーシャを侍女にする事が本命で、ラウルはついでなんじゃ……とか思っていたら、侍女にするとかそういう問題でもなさそうだな。
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もしかしてプリシラにとってはマーシャを侍女にする事が本命で、ラウルはついでなんじゃ……とか思っていたら、侍女にするとかそういう問題でもなさそうだな。
こういう社交の際は、それぞれの家の使用人が事前に調査し合って、貴婦人達の衣装が被らないようにしている、と聞いた事がある。
同じ家に住んでいる姉妹が、同じ色の衣装で、本日の主役でない方が派手な格好していたら、仲悪いのかな、妹は無作法じゃないか、という話になりそうな気がする。
てか、妹は自分の誕生日があるんだから、そちらで目立てば良いだろうに、自己顕示欲が強過ぎる。
百合の花より、同伴していた釣り目の人の、胸元の方が問題ではなかろうか。昼間にそれ?
ついこの間成人したばかりの王妃に、子供っぽいとか悪態吐いても詮ない事だが、そこを問題にするなら、結婚して10年近い王弟妃に未だに子ができないのもそこそこ問題だろう。もっとも、継承問題で揉めるのを避けるため、避妊している可能性もあるけど。
あれだけ大っぴらに騒がれて、秘密の恋も何もあったものではない。むしろ、本気でプリシラとラウルの恋を応援するなら、(彼らはラウルがマーシャと別れたがっていて、マーシャがそれを拒んでいると思い込んでいるから)プリシラとの関係を隠蔽するために早くマーシャと結婚するよう勧めるのが筋ではなかろうか。今のままだとプリシラが懐妊した時に、父親は誰だ、みたいな話になりかねないぞ。
また、仮にラウルがプリシラとの関係を隠すためにマーシャとの結婚を望んでいるのだとしたら、別にその相手はマーシャでなくても良いわけだから、彼女が結婚に応じるのを待つよりも、さっさと婚約解消して後釜を据えた方が楽だと思うんだ。10年も引っ張る必要がどこにあった。
思えば、マーシャの兄は余計な事を言ったものである。婚約破棄にするとラウルにとって色々不利を生じさせる事になるがそれで良いのか、だなんて。後で我に返って後悔しないよう、念のために言っただけかもしれないし、それで思い止まって長期戦に持ち込んでしまったマーシャもマーシャではあるが。
今回の一連の騒動は、当事者に事実関係を確認する事もなく、本人から頼まれてもいないのに勝手な事をやった連中と、そんな彼らを良いように利用した黒幕に責任がある。その罪を全てマーシャに被せるのは問題の摩り替えでしかない。
そもそも、あのピアスはいつ、プリシラの手を離れたのか。本人に聞けば、すぐに分かる事だろうに。
このためにプリシラが見に着けているのを見た事がある=このために新たに盗んだわけではなく、盗んだ連中から融通してもらった=宝物庫侵入事件の段階からダリルは関与している? 分からん。
てか、そのモチベーションはどこから来るの? 単に、自分の過ちを認めたくない人?
あのピアスが、ラウルがマーシャに贈ろうとしたものだとして、何をどうしたらプリシラの手に?
王宮に住み込んでいるマーシャにラウルが贈り物をするとしたら、誰を経由する事になるんだろう。私用だから、騎士団の部下は使わないよな。
そいつがプリシラに贈り物を横流しした? で、プリシラはそれを、ラウルにばれない状況を選んで身に着けていたと? 分からん。
マーシャに嫉妬して贈り物を横取りするくらいなら、ラウルに頼んで婚約解消してもらえば良いだけだし。ラウル言うところの事情とやらが関係するのか?
一体何が、ダリルをこんなに駆り立てるんだ? 密告をした貴いお方とやらとの関係から? プリシラ×ラウル厨を拗らせた結果? あの非合法な取り調べだけで充分アウトなのに、今度は単独犯だし、もう言い訳利かないぞ。ラウルが望んでもいないのにマーシャを貶めるだけ貶めて、誰得なのよ。
これでまかり間違ってルークが死んだら、国際問題にならない? 大丈夫? その程度の奴だったんだ、と切り捨てられて終わる世界観か? しかし、姉妹の確執に巻き込まれたルークにとっては迷惑な話だ。
自分から出て行けと言っておきながら、メルが何の未練もなく受け入れると、後で泣き付いても知らないぞ、と父は憤慨した。プライドの問題なのかとも思ったが、現時点で婚約はそのまま、除籍はされていない。そして、あれだけメルに冷淡な仕打ちをしながら、結婚をやめる気はない男。やはり、何か特殊な事情があるのか? たとえば、今メルをどうにかすると、母親の遺産について父に不利益が生じるとか。
話の焦点が、マーシャに嫉妬心があるか否か、という時点で話にならないよな。物的証拠がないなら周囲の証言に頼るしかないのは当然として、正式な調書も取らず、証言の裏取りもせず、その証言の内容を仲間内で協議せずに特定の個人が独占し、その事を誰も疑問に持たずに見切り発車で事を進め、上官に相談も打診もなく、書記官を同席させようともせず、密室で全て完結させようとした事がそもそも問題なわけで、そんなの受理されるわけなかろう。
これは第4騎士団の総意だと言われた時点で、隊長の私が何も聞かされていないのに総意も何もなかろう、と叱り付けるのがラウルの立場の筈なのに、半分流された結果、自分の首を絞めたよ。
大体、婚約者に他に好きな女がいるからといって、その女にも婚約者がいて、愛し合う2人が結ばれ得ない状況で、マーシャが婚約を維持し続けるのがそんなにおかしな事だろうか?
ラウルが婚約解消を申し出ていて、それをマーシャが突っぱね続けている、というなら、諦めの悪い女だな、と呆れられはするだろうが、だとしても、「淑女の風上にも置けない醜女」呼ばわりされるほどひどい行為とは思えない。
誰か1人でも、「コールデン卿、あのマーシャという女、いつまでもあなたと婚約者という立場にしがみついて、さぞご迷惑でしょう」と確認したの? 直接言われないのを良い事に、黙りを決め込んでいたラウルにも勿論問題はあるが、周りの人間の認知がなんでこうも歪んでいるのか、そちらの方が不思議だ。
婚約者同士の語らいに、妹を混ぜる奴はいないよな。いらん火種を作りかねない。お父さんはさっさと妹の結婚相手を見繕ってください。
裏切られたので、王妃付き侍女にジョブチェンジ!
067話
再会は立入禁止区域で(2)/妃殿下は憂鬱