4.0
一条先生の超有名な作品でドラマ化(日本版)もされていたので、読んだ事はなくてもストーリーは大体知っていました。改めて読んでみましたが本当に波乱万丈な運命…愛し合っているのに身分違いの恋、自殺未遂、記憶喪失、事故と次から次へと不幸が襲ってきてかなりドロドロな内容でした。主人公のナタリーのフランシスを一途に想う気持ちは凄いけど、彼の息子に同じ名前をつけて育てたり自分の感情で振り回したりするのはやっぱりちょっと怖い…重いストーリーながら複雑な立場でナタリーを愛する息子フランシスの純粋さと一条先生の緻密で美しい絵によって「砂の城」のように儚いけど美しい物語に昇華されているのはさすがでした。
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砂の城