5.0
今読んでも30年以上前に描かれたとは思えない新鮮さを保っているのは、「人間の数が半分になったら」から続く冒頭のモノローグが、今現在でも変わらず有効な問いかけとなっているからでしょうか。寄生生物と人類の闘いという単純なテーマに留まらず、人間の在り方を考えさせられる漫画です。様々な個性を持つ寄生生物や、主人公が寄生されたことよって人格に変化が生じていく様子など、キャラ造形が綿密で没入感が増します。明確な答えを出さずに続きを読者に委ねるような終わり方が良いです。
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寄生獣