4.0
愛情って・・・
妖かしが、花嫁を得ると、一層、力を増す。これって、情に動かされない、ある意味、心を持っていないともいえる妖かしの属性を補うために花嫁が不可欠、そんな図式か。柚子が花嫁になったのには、必ずや理由があるはず。他の花嫁達も、そうなのではないか。過去の縁か、心のトーンが調和するからか。自身の幸せに気づかない妹は、おそらく・・・。
続きが楽しみ。
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妖かしが、花嫁を得ると、一層、力を増す。これって、情に動かされない、ある意味、心を持っていないともいえる妖かしの属性を補うために花嫁が不可欠、そんな図式か。柚子が花嫁になったのには、必ずや理由があるはず。他の花嫁達も、そうなのではないか。過去の縁か、心のトーンが調和するからか。自身の幸せに気づかない妹は、おそらく・・・。
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五感が消えていくのは、どれだけ恐ろしく、不安なことか。家族が安易に利用する・・・。便利だから、と人は安易に利用する。すべて、自身のため。相手のことなど考えていない。コレって現代の縮図では?そんなことを思いつつ、ヒロインを見つめている。
悪女にはめられ、苦しむヒロイン。そこに現れる救世主。そんな展開かと思っていたが、二重、三重にはりめぐらせたプロットを楽しめるのは、嬉しい誤算。ハッピーエンドになるだろうけれど、そこに至るまでのプロセスが、甘いだけではないところも評価できる。
展開もよかったし、設定も満足。ただ、魔王を説得する場面では、単に外へ出られことに留まっていて、王への挨拶のためだ、という説得が描かれていなかったのは残念。魔王の心を彼女が動かしていく過程が丁寧なだけに、ここもきちんと描いてほしかった。
タイトルに惹かれて読み始めたけれど、生活導具から実戦用まで、多岐に渡る物作り。ダリヤの前向きな性格と、後から知る、父の生き方がすばらしい。人の役に立つモノを作りたい、というダリヤだからこそ、様々な人と繋がって、世界が広がっていく。ダリヤに心からエールを!
異端ゆえ、排除され、貶められてきた菜々緒。救世主が現れ、閉鎖的な集落から抜け出せた。しかし、菜々緒を、そもそも陥れたのは暁美ではないのか?そんな疑惑が。このまま幸せになれるとは思えない。幾多の苦難を超え、生まれ育った集落とも争うことになるのでは?そんな予感が。
限られた期間だからこそ、濃密な時間を過ごす、恋愛の醍醐味かもしれない。条件付きだけど、そこに「互いへの思い」という関数は入っていなかったはず。さて、展開は、と気になってしまう。
本音を直接伝えられず、相手の意図とはかけ離れたところで思い悩む二人にエールを!少しずつ、心の距離が近づき、回を重ねるごとに、「恋愛中」の二人が、ほほえましい。
転生ものが多い。好きだからよいけれど。なぜか、復讐かスキルアップかのいずれか。でも、それぞれ面白い。この作品もポーション作りという、ゲームのような展開。ストーリーのあるゲーム感覚で楽しめる。
生まれ変わったので、運命を変えよう、と頑張るヒロイン。しかし、思うようにはいかない、これも運命なのか。運命って、そもそもプロセスは違っても、結末は同じなのか、そう言いたくなる。もちろん、最悪の結末は避けられるだろうが。ふと感じたのは、自身の心持ちを変えれば、運命も、また、生き方もすべて変えられるということかな。
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鬼の花嫁