5.0
BLかと思いきや
迦労から作中の世界へ。出会ったドラゴンは、どうやら、公爵の甥と姪らしい。甥と姪の両親の死、そして、なぜに彼らがドラゴンなのか。ヒロインの弟との愛のため、彼女を消す公爵、という作品の設定とは、違う世界が見られそう。
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迦労から作中の世界へ。出会ったドラゴンは、どうやら、公爵の甥と姪らしい。甥と姪の両親の死、そして、なぜに彼らがドラゴンなのか。ヒロインの弟との愛のため、彼女を消す公爵、という作品の設定とは、違う世界が見られそう。
彫刻にしか興味はなく、過去に悪魔との関わりがあったらしい彼女。その時の記憶はないのだろう。師匠について、彫刻を作ることだけが唯一の楽しみ。悪魔とのことがあったせいか、皆が心配しているけれど。いずれ事情が詳らかになるだろうし、師匠も女装していること、何か過去にあったらしいことも暗示されている。さて、今後の展開は?
仲良くしましょう、と心獣に伝えるのが唯一の魔法。周囲も当人も役に立たない、と思っているが、相手が心獣であれ。心を通わせられるというのは、最強の能力ではないか。タイトルの「皇妃」になるのも、今回の出会いで見初められたからだろう。
互いの利害のため、契約を結ぶけれど、組織と人の場合と違って、人と人との契約。そこには、いつのまにか生じる、相手への「情」(ブラスであれマイナスであれ)が芽生えてくる。また、契約する上で、互いにすべてを明らかにしているわけではない。それぞれ「言えない」ことを抱えつつ、契約履行ができるのか。予想される展開としては、二人の間に恋愛めいたものが生まれるか、あるいは、意外な関わり(彼ら自身ではなく、親世代など、血縁関係者との繋がり)が発覚いるのか。先が楽しみ。
ひたすら妃教育をこなし、よき伴侶となるべく生きてきたのに、真実の愛を見つけたとは!真実の愛だ、とわかるようなレセプタがあるのかいっ、お前には、とツッコミを入れたくなる。そんな相手からの婚約破棄も、粛々と受け止めたけれど、急に人生設計図を、それも一方的にリセットされては、たまったものじゃない。よき出会いが用意されていたから救われただろうけれど、人間不信になってもおかしくない経験。
結婚も親に言われるがまま。嫁いだ相手からは放置され、一人ぼっちで過ごした一年。記憶喪失になって戻ってきた夫は、人が変わったみたいに優しい。冷たい性格が本来のものなのか、それとも、と考えてしまう。虐待されてきたけれど、今のように、メイド達から温かくされ、記憶喪失の夫とも、楽しく語り合えたなら、トラウマは乗り越えられるに違いない。
このテーマは面白い。力を持っていることを知らず、何かを契機として発現する、という作品は多々あるが、意図したわけではなく、また、理由も不明、加えてコントロール不能とは。そんな二人が寄り添うことで、何かが変わるのだろう。続きが楽しみ。
聖女として浄化してきたけれど、力は弱いアリシア。でも、使い方を学ぶことで、治癒も可能になる。単に力を注ぐだけではダメなのだ。何をどうしたいのか、それをイメージすることで、具現化できる。多くある聖女ものと似たところはあるけれど、「学習」という要素を加えたことで、一層ひかる作品。
悪女は、身近にいたので、サンプルには困らない。でも、表面上、真似をしても、所詮は借り物の姿。言動には、本来の性質、志向がはっきりと表れている。悪女ものはおおいけれど、これまでの作品とは違って、一層面白い。
信じてもらえないもどかしさ。アウェーの中で、冷静に判断することは難しい。苦渋の決断をしたヒロインに乾杯!貴族の本分は、領地経営、改めて教えてくれた作品。
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呪われた公爵家の若奥様になりました